多数のタイトルが3DSで登場！ 『キャバ嬢っぴ』も発表されたLEVEL5発表会

文：電撃オンライン

●『タイムトラベラーズ』

　これまで、さまざまな人気AVGを制作してきたイシイジロウさんがディレクターを務める話題作『タイムトラベラーズ』。これまで対応機種は未定とされていたが、今回3DS用としてリリースされることが発表された。会場で公開された動画からは、電車に乗っている最中に不気味な男性“スケルトン”と出会う少女・新道みことの表情や、途中に現れる選択肢などを確認できた。

▲スケルトン		▲新道みこと

車内での不気味なやり取りの後、時計台の屋上から荒廃した都市を見るみこと。いったい、どんな群像劇が展開するのだろうか？

　壇上に登場したイシイさんは、2つのことを宣言。1つは物語にこだわっていて、これまでの作品を楽しんできたファンを裏切らないこと。もう1つは、レベルファイブ最初の作品であり、より多くの人に届くようにデザインやシステムを追求すること。イシイさんは、これまでの作品では「内容はいいので、もっと売れるべき」という声を多く聞いたと話し、それを払拭すべくこだわって制作していると語った。

日野社長によると、ゲームへのこだわりがすごいというイシイさん。『タイムトラベラーズ』は、東京と福岡のスタッフ両方を動かして作っているそう。なお、ゲームシステムやストーリーについては別の機会に説明するとのこと。

●『ファンタジーライフ』

　DS用新作RPGとして発表された『ファンタジーライフ』も、対応機種を3DSに変更する。本作は、企画・制作をレベルファイブが、開発をブラウニーブラウンが、音楽を植松伸夫さんが手掛けるスローライフRPG。プレイヤーは自分の分身となるアバターを操作し、20種類のライフ（職業）から好きなものを選んで、ファンタジー世界の中で気ままな生活を楽しむことができる。

『ファンタジーライフ』には、20種類のライフに応じたエンディングが用意されており、それぞれに植松さんが制作したボーカル入りのエンディングテーマが流れる。さらにメインテーマとあわせると、21の歌入りテーマ曲を楽しめる。

本作のイメージイラストレーションを、天野喜孝さんが手掛けることが発表された。レベルファイブ、ブラウニーブラウン、植松伸夫さん、天野喜孝さんというビッグネームが集結した『ファンタジーライフ』に対して、日野社長は「RPGの進化といえる作品。2011年のビッグタイトルにしていきたい」とコメントした。

　最後に日野社長は、アメリカ・ロサンゼルスのサンタモニカに、同社初となる海外事業拠点を設立したことを発表。もともと世界に通じるゲームブランドにしたいという思いがあったことから、設立に踏み切ったという。「海外にも作品をリリースしていきつつ、来年には新ハード（3DS）が発売されるので、力強く進歩していきたい！」と意気込みを語り、イベントを締めくくった。

仕事がしやすい空間を目指して作られたという海外事業拠点。レベルファイブは、福岡、東京、サンタモニカと、さらに大きく羽ばたくことになる。

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※画像は開発中のもの。

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