News

2010年10月25日(月)

【電撃攻略本・座談会】ゲーム攻略本の過去・現在・未来Vol.4-1

文:電撃オンライン

『電撃ゲームス』

 10月15日発売『電撃ゲームス Vol.14』(アスキー・メディアワークス刊)に掲載されている座談会を、電撃オンラインで2回に分けてお届け。攻略本についての“ぶっちゃけトーク”も飛び出す!?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 毎度のことですが、前回(Vol.3-1/3-2)からの続きです。今まで語ってきたことがユーザーの考えと合致するのかを探るべく、アンケート結果を分析するのが今回の主題。ちなみに、本コーナーは今回が最終回ですが、人気が高ければ再開するかも。ネタは豊富にありますw

【座談会 参加者紹介】

電撃攻略本編集部/デスク
多田羅洋平
攻略本編集部のキーマンだが最近疲れ気味。いつもフル回転で働く、ちょっと融通が利かないロンゲのイケメン。何事も体裁を整えるのが好き。

電撃攻略本編集部
木原大輔
攻略本編集部・現場編集者の代表で隻眼の戦士。現在は2冊の設定資料集の制作を進めており、そのあとはビッグプロジェクトに組み込まれる予定。

元・電撃攻略本編集部/副編集長
野村一真
本記事のライターであり、『電撃ゲームス』の副編集長も務める。最近、太り気味で腰を痛め、体調面に不安を抱えているが、脳みそは絶好調回転中。

元・電撃攻略本編集部/編集長
倉西誠一
“狩られ道さん”と呼ばれるブロガーで、元『電撃PlayStation』&電撃攻略本編集部の編集長。ツイッターで毎日相当量をつぶやいている。




【アンケートの結果】

 電撃オンラインで募集した攻略本アンケートの集計結果をお届け。アンケートの総数は約200通で、回答者の男女比率は7:2、平均年齢は28.2歳となった。平均年齢から考えると、攻略本の存在は大半のユーザーが子どものころから知っていたと推測される。

●Q1.最近買った攻略本は?
●Q3.最近攻略本を買ったゲームのタイトルは?

 Q1とQ3の質問は連動する側面が強く、回答のゲームタイトル名も連動する結果が大半を占めた。また、電撃オンラインで募集したためか下の3冊はアスキー・メディアワークスの攻略本となっている。

―最近買った攻略本の上位3冊―
 1位:トトリのアトリエ ザ・コンプリートガイド 11.2%
 2位:ニーア ザ・コンプリートガイド+設定資料集 6.7%
 3位:ゼノブレイド ザ・コンプリートガイド 5.6%

●Q2.よく利用する攻略サイトは?

 ネットの攻略サイトを利用する人と利用しない人の比率は右のとおり。利用者の大半が攻略Wikiを活用していることも、アンケートの結果から判明した。

―攻略サイトの利用比率―
 ・ネットの攻略サイトを利用している(利用経験がある):80.8%
 ・ネットの攻略サイトを利用しない(回答なしを含む):19.2%

●Q4.攻略本で最も重視する点は?

 価格の安さ、発売日の早さ、情報量の多さ、イラストの多さ、小説・企画記事、その他という6項目の質問(複数回答可)で、その他は回答者に内容を記述してもらう形式。なお、今回の座談会は、この6項目の話題が中心となっている。

【価格の安さ】価格の安さを重視する比率は低め。攻略本の高額化傾向と合致している印象だ。
 重視している:18.0% 重視していない:82.0%

【発売日の早さ】座談会メンバーが驚く結果に。これは“全部入り”の攻略本の話題にもつながる。
 重視している:14.6% 重視していない:85.4%

【情報量の多さ】納得の結果となった質問。攻略本に情報量が求められることは今後も不変だ。
 重視している:85.3% 重視していない:14.7%

【イラストの多さ】ある程度予想どおりの結果となった。ネットでは得られないコンテンツである。
 重視している:32.5% 重視していない:67.5%

【小説・企画記事】ネットでは得られないコンテンツの1つ。まずまずの比率で求められている。
 重視している:27.0% 重視していない:73.0%

【その他】前述の5項目の質問には該当しない要素を重視している場合の回答個所で、49.4%の人がなんらかの回答を記述。以下では代表的な回答を列挙する。

―代表的な回答(要約バージョン)―
●ネットにはない独自の企画(やり込み例やインタビューなど)。読み物としておもしろいかどうか●総合的な資料価値。最近は設定資料集が出ることが多いので、画面写真や独自の攻略法、コラムなど●完全攻略(トロフィーコンプリートなど)において、効率のよい手順が網羅されているかどうか●開きやすさ●技やパラメータ、システムなどの解析度合い●内部データ関連の正確な情報が書かれていること●情報の見やすさ、探しやすさ、まとめ方●発売元、編集者、執筆者●ゲーム中の要素をすべて解説しているどうか●開発者インタビューや小ネタ●ビジュアルは極力大きいほうがいい。また、データに誤植があることも。しっかり編集してほしい●物語関係の設定資料。キャラの外見とかではなく、作中で表に出なかった出来事とかが書かれたもの●データベースの充実度。情報の正確さ●設定資料集としての完成度●情報の見やすさや使いやすさ、設定資料。ネットもよく利用するが、見ながらのプレイは本が好き●ファンアイテムとして●攻略に特化したものはいらないかな。読み物として楽しいものなら手もとに置いておきたくなります。理想としてはエイプがやっていたようなもの


野村 今回は、電撃オンラインで募集した攻略本に関するアンケートの結果を分析していきます。

倉西 アンケートの結果をザクッと見たところ、前回までの座談会の論旨どおりの結果が出てしまった。俺達は正しかった、以上。みたいな(笑)。

多田羅 もう結論ですか?

倉西 いやいや(笑)。とりあえず、アンケートのQ4を見ると“情報量の多さ”を重視する人が多いのは、攻略本だから当たり前だよね。

多田羅 だから、分厚い攻略本が売れるわけですね。

倉西 その次に多いのが“その他”。読み物を求めている人がかなりいると思う。

野村 “その他”の意見を総合的に見た場合、読み物というと正確には語弊があると思いますが、読み物的なものを期待している人は“その他”のなかでは最も多い比率となっています。それ以外だと、情報の見やすさや探しやすさ、まとめ方といった意見が目に留まりますね。

木原 攻略Wikiでは見られないものが最優先になっていると思います。

倉西 たぶんそうだろうね。開発者インタビューはユーザー個人ではできないことだし、設定資料ももらえない。これらは攻略情報ではないものの、結構求められている気がする。あと気になったのが“イラストの多さ”を重視する人が結構いるところ。これも設定資料の側面を表しているよね。

多田羅 “価格の安さ”に関しては、気にしている人がとても少ない印象です。

木原 あと、これは攻略本制作側として、とてもありがたい話ですが、“発売日の早さ”を重視している人が少ないんですよ。

倉西 ホントだ。でもさ、これまでの座談会では、完全本の発売日が早くなったって話だったよね。

木原 ゲームの性質にもよりますが、基本的には1カ月以内じゃないとダメです……的な話ですよね。

倉西 実はユーザーは意識していないということになるのかな。そうすると、価格もそういうこと?

多田羅 今回のアンケートから判断すると、そういう結論になると思います。ただ、アンケートに回答いただいていない方も含むユーザー全般の傾向から考えると、一概にはそうとはいえません。2カ月後だと遅いから買わないというわけではなく、もうそのゲームを遊んでいないから、攻略本の発売自体を忘れてしまうケースがかなりあると思います。

野村 実は、今回のアンケートでは私たちの攻略本を最近買ってくれた人が多いんですよ。

(10月26日掲載 Vol.4-2へ続く)


『電撃ゲームス』

この記事が掲載されている『電撃ゲームス Vol.14』は、全国の書店で定価650円(税込)で好評発売中です。


データ

▼『電撃ゲームス Vol.14』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2010年10月15日
■価格:650円(税込)
 
■『電撃ゲームス Vol.14』の購入はこちら
Amazon.co.jp

関連記事

注目記事

アイコン別記事一覧

※クリックすると、ソートされた記事一覧に移動します。