2010年11月18日(木)
もちろん、古典的な“青白コントロール”もまだまだ生き残っています。スタンダード環境トップのデッキといわれる“ヴァラクート”デッキが序盤の4~5ターンをほとんどマナ加速に費やすところに目を付けて、《光輝王の昇天》をメインデッキに投入したタイプが現在の主流です。いかに素早くタイタンを出せたとしても、その頃に毎ターン4/4飛行クリーチャーが増産される体制が整っていたとしたら……もはやなす術はありません。
26 土地 4《島》 3《平地》 4《氷河の城砦》 4《金属海の沿岸》 4《天界の列柱》 2《沸騰する小湖》 1《乾燥台地》 4《地盤の際》 3 クリーチャー 3《前兆の壁》 |
28 その他の呪文 4《広がりゆく海》 3《否認》 4《マナ漏出》 3《取り消し》 2《ジェイス・ベレレン》 3《精神を刻む者、ジェイス》 2《未達への旅》 2《失脚》 2《光輝王の昇天》 2《審判の日》 1《ギデオン・ジュラ》 |
デッキのコンセプトは大昔からある青系コントロールデッキのそれに準拠しています。すなわち打ち消し呪文、除去呪文、ドロー補佐、そして少量の勝ち手段です。
また、最近の青白コントロールは、プレイヤーの好みによって打ち消しを重要視するものと、除去を重要視するものにわかれている傾向があるようです。その理由はこれまで何度も出てきている《原始のタイタン》や、《ワームとぐろエンジン》などの戦場に出してしまうと《審判の日》では対処できないクリーチャーが増えたためです。これらの厄介なクリーチャーに対してどのような対処方法を取るのか、よく考えなくてはいけないでしょう。
しかし、《審判の日》があるためにその他のクリーチャーデッキには有利に戦えるのは青白特有のメリットです。また、打ち消し呪文の枚数を全体的に多く取ってあるので、最低限の防衛手段として《マナ漏出》だけ採用しているような、打消しをほとんどしないコントロールデッキ全般にも優位に立てます。大会のメタ次第では、青白にも十分にチャンスが残っていると言えるでしょう。
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]