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2010年12月30日(木)

7年ぶりに演じた『ヴィオラート』の手ごたえは? 下屋則子さんを直撃!!

文:電撃オンライン

 ガストから2011年2月3日に発売されるPSP用RPG『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~群青の思い出(以下、ヴィオラートのアトリエ)』。本作で主人公・ヴィオラートを演じる声優・下屋則子さんのインタビューをお届けしていく。

『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~群青の思い出』
▲ヴィオラートを演じる、声優の下屋則子さん

 『ヴィオラートのアトリエ』は、2003年に発売された『アトリエ』シリーズ第5弾『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~』のリメイク作品。兄とともにカロッテ村に暮らすことになったヴィオラートを操作し、錬金術を駆使して村を発展させることが目的だ。リメイクにあたり登場キャラクターが増えた他、イベントやエンディングも大幅に追加されている。

 今回のインタビューは、リメイクで追加された部分の音声収録を終えた後に行ったもの。7年ぶりにヴィオラートを演じた心境や、本作の魅力などを語ってもらったので、ファンはぜひチェックしてもらいたい。

『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~群青の思い出』

――今回、7年ぶりにヴィオラートを演じることになりましたが、演じ終えてみての感想は?

 ホッとしましたね。収録前に一番意識していたことが“追加音声を収録する”ということだったんです。なるべく差が出ないように、7年前に演じた時と同じように演じようと心掛けていたんです。始まる前はドキドキしましたが、どうにかOKをいただけました。

――7年前に演じたものというのは、だいぶ意識されていたんですね。

 やはり、これだけ時間が経ってしまうと、どうしても意識せずにはいられませんでしたね。これが同じキャラクターだとしても、たとえば続編であったりすれば、ここまでドキドキしなかったと思うんですよ。

――確かに遊んでいたユーザーにとっても、もし続編であれば、変化があったとしてもそれほど違和感を感じないかもしれませんね。

 そうなんですよね。それと、最初にもちょっぴり言いましたけど、完全に演じ直しているわけではなく追加音声ですから、そこは本当に気を付けました。

――続いてお聞きします。ヴィオラートの魅力とは、どの部分にあると思っていますか?

 村を発展させるために一生懸命努力する姿勢や、兄妹の仲のよさ、純粋でひたむきなところが魅力です。それとやっぱり、ヴィオラートといえばニンジンですよね(笑)。ニンジンに目がない彼女なんですが、今日の収録でもニンジンが出てくるシーンは特に力を入れて頑張りました(笑)。

――やはりヴィオラートにニンジンは欠かせませんよね(笑)。他におもしろいな、と思ったシーンはありましたか?

 これもまたやっぱりニンジン絡みなんですが、今回新たに登場するキャラクターにヴィオラートの行き過ぎた“ニンジン愛”をツッコまれるシーンがあるんですね。そのツッコミに納得がいっていないヴィオラートとのやりとりはおもしろかったです(笑)。

――ヴィオラートのニンジン愛は、ツッコまれても不思議じゃないレベルですからね(笑)。新キャラクターのお話が出たところで、今回新たに登場する3人の印象や、ヴィオラートとの関係を聞かせていただけますか?

 それぞれ濃いキャラクターです。今回、ヴィオラートは3人のちょうど真ん中に位置するような感じですね。3人に振り回されもしますし、助けられもします。

『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~群青の思い出』
▲こちらは、収録時にもらったという新キャラクター・スフィアのストラップ。彼女の印象について下屋さんは「(ヴィオラートに)なついてくれる姿を見ると、どうしてもカワイイと思っちゃいますね」と話していた。

――お気に入りのキャラクターは誰ですか?

 お気に入りと聞かれてパッと浮かぶのはお兄ちゃんですね。よくケンカしてますけど(笑)。兄妹のかけあいは好きですね。ぜひPSP版でも楽しみたいと思っています。

――下屋さんは、本作をプレイされているんですよね?

 はい。7年前に発売されたものはプレイしました。

――それでは、今回初めてプレイする方に向けて、下屋さんが思う本作の魅力をご紹介いただけますか?

 錬金術で何か物を作り出すためには材料が必要で、それを集めるために冒険するのもおもしろいところなんですが、個人的にはお客さんの依頼を達成して、常連さんになってくれるのがとても好きですね。「よし、この人のために頑張ろう!!」って。

――よりいっそう冒険にも熱が入ってしまう、と。

 はい! でも、そんな時に限ってあまりいい材料が手に入らなかったりするんですよね、これが(笑)。そこがなんだかくやしくて。「これでいいや」って妥協してアイテムを作っちゃうと、やっぱり評価が低かったりするので……。

――もしもヴィオラートみたいに錬金術が使えるとしたら、どんなものを作ってみたいですか?

 え~!? そうですね……。何でも作れるんだとしたら、空を飛べるアイテムがいいですね。飛ぶこと自体も楽しそうですし、簡単にいろんな場所に旅行できちゃいそうなので。

『ヴィオラートのアトリエ~グラムナートの錬金術士2~群青の思い出』

――なんだか実際にゲームに出てきても役立ちそうなアイテムですね(笑)。それでは最後に、発売を待っているファンに向けてメッセージをお願いします。

 7年前に発売されたこの作品が、こうしてリメイクされるということは、それだけ多くの方に愛されている証だと思うんですね。それが素直にうれしいです。今回、PSP版で初めてプレイされる方に楽しんでもらいたいのはもちろんですが、以前プレイされた方も、新たなキャラクターたちが加わったことで新鮮な気持ちで楽しめるかと思いますので、ぜひ遊んでみてください。

――ありがとうございました。

(C)GUST CO.,LTD. 2011

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