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2010年12月12日(日)

10年後の雷門中が舞台!? 『イナズマイレブン』第4シリーズが発表された感謝祭

文:電撃オンライン

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●イナズマジャパンのメンバーが登場! 四天王によるエキシビジョンも

 ここからは、イベントの模様をレポートしていく。イベントが始まるや、豪華な白いリムジンが会場後方に登場し、ドアが開くと中からタキシードに包まれたイナズマジャパンのメンバーが! イベント中の撮影は基本的に禁止だったが、この時だけは撮影が可能ということで、集まったファンは携帯電話やデジタルカメラを取り出して、歓声を上げながらシャッターを切っていた。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲壇上に上がったメンバーを代表して、円堂守があいさつ。「『イナズマイレブンは今月『ジ・オーガ』と映画で爆裂に展開するので、気合いを入れてタキシードを着てきた」と、おめかししてきた理由を説明した。

 この秋に開催されたゲーム大会“イナズマイレブン3 四天王決定戦 ~フットボールフロンティアへの道~”の優勝者によるエキシビジョンマッチが行われた。東西南北の会場で優勝した四天王が姿を見せ、レベルの高い試合を披露。脚本が用意されているかのような展開に、イベント参加者は固唾(かたず)を飲んで見守った。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2” “イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲東西の対決で、勝負の決め手となったのは“必殺タクティクス”。“アマゾンリバーウェーブ”から必殺技の“こうていペンギンG5”が決まり、西の王者である筒井亨太さんが勝利した。▲南北の対決は、パス回しをカットしあう展開で、互いにシュートまで持ち込めない。結局0-0で終了したが、シュート数の多さで札幌会場の優勝者・佐藤誠司さんが勝利を収めた。

●劇場用アニメや『ストライカーズ』情報も飛び出したプレゼンコーナー

 いよいよ今週発売される『ジ・オーガ』をプレゼンしたのは、日野社長。映画とリンクしたストーリーが展開することや、オリジナルの必殺技や新たな修練所の存在を明らかにした。概要については、こちらの記事を参照のこと。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲前作『イナズマイレブン2』は120万本出荷し、現在『イナズマイレブン3』は110万本を出荷しているという。『ジ・オーガ』の発売により、シリーズの累計出荷数はさらに伸びることになる。

 その『ジ・オーガ』の発売1週間後に封を切る劇場用アニメ。とにかくクオリティが高く、日野社長は「3回観たほど、おもしろい!」と、その出来に太鼓判を押した。

 また劇場用アニメは、これまでの作品を知らない人でも楽しめるような作りになっているという。円堂が雷門中に入学するところから描かれ、そこから徐々にオリジナルのエピソードが登場していくとのことだ。

 会場では一部の映像が先行で公開されたが、もっとも盛り上がったのは、豪炎寺のワンシーン。雷門中と帝国学園との試合中、豪炎寺がフィールドに入ろうとした時に、妹の夕香が目の前に! これまでとは異なる展開に、会場はどよめいていた。続きはぜひ劇場で確認してほしい。

 また、Wii用ソフトとして開発中の『イナズマイレブン ストライカーズ』についての情報も紹介。本作は、人気キャラが登場するオールスターゲームで、TVアニメのような美麗なモーションを楽しめる。プレイヤーは好きなメンバーでチームを組め、最大4人まで協力プレイや対戦プレイを行えるのも見逃せないポイントだ。来年春に発売される予定なので、もうしばらく辛抱しておこう。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2” “イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲「非常におもしろい作品に仕上がっている」と日野社長が話した『イナズマイレブン ストライカーズ』。TVアニメさながらの演出には対しては「テンションが上がります!」と豪語した。

●不動はメンバーにいなかった!? 声優トークで驚きの秘話が!

 ここで、キャラクターに声をあてる声優陣が登場。円堂守役の竹内順子さん、鬼道有人役の吉野裕行さん、吹雪士郎役の宮野真守さん、一之瀬一哉役の梶裕貴さん、壁山塀吾郎役の田野めぐみさん、風丸一郎太役の西墻由香さん、基山ヒロト役の水島大宙さんがファンを前にあいさつを行い、コーナーがスタートした。

 劇場用アニメでは、これまでに描かれていない中学校への入学や、第1シリーズで描かれた帝国学園との戦いを観ることができる。竹内さんが「鬼道は最初、敵だったんですが、本当に気に食わないヤツだった」と感想を語ると、演じた吉野さんも「最初はセリフも少なくて、省エネだったね」と当時を振り返った。

 壁山役の田野さんは、声をもっと低くするように言われていたのだという。今は以前に比べると楽になったが、当時の雰囲気を出しつつ、今のファンが見ても違和感のないように心がけて、劇場用アニメを演じたことを告白した。

 また、今回登場した声優陣の中には、1人で複数のキャラを演じている人もいる。梶さんは一之瀬に加えて、不動明王という2人の人気キャラを担当。これについて日野社長の口から驚きの証言が。

 実は不動は、最初の段階では、イナズマジャパンに入っていなかったのだという。しかし、それを聞いた女性スタッフ数人が「不動は必要だ!」と訴え、構成に加わったのだとか。加えて、他のメンバーが円堂の影響でいいヤツになっていく中で、彼だけはヒールをマイペースに貫いてもらうという役割も持っていたようだ。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲アフレコ現場でもチームワークを存分に発揮し、いい雰囲気を作っているという声優陣。トークの中では、不動に続いて田野さんが演じる佐久間次郎も、ファンの人気から出番が大幅に増えたことが明らかになった。

 ファンの声でストーリーも変化する『イナズマイレブン』。日野社長が「今後も皆さんの愛しているキャラ、声優さんと一緒に『イナズマイレブン』を続けていきます」とアナウンスすると、竹内さんが円堂になりきり「冬休みは映画館に行って、俺たちとサッカーやろうぜ!」と、このコーナーを締めくくった。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2” “イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲シリーズのテーマソングを担当するT-Pistonz+KMC(ティーピストンズ プラス ケムシ)によるライブコーナーもあった。『スーパー立ち上がリーヨ』に続いて、『ジ・オーガ』のOP『気合いでハリケーン』、TVアニメの新OP『僕らのゴォール!』で、熱いステージを披露した。

 そしてイベントの最後には、再びイナズマジャパンのメンバーが、今度はユニフォーム姿で登場。なんと、TVアニメの新エンディングテーマ『またね…のキセツ』を、円堂や豪炎寺、鬼道に吹雪、そして風丸の5名で構成された“イナズマオールスターズ”が歌うという。紙ふぶきが舞う中で新曲が披露され、ステージ上では相変わらずの不動に対して、温かく声をかける円堂や鬼道、ヒロトの姿が見られた。ファンの声援が鳴り止まぬ中、曲が終わると、3時間におよぶファン感謝祭は終了となった。

“イナズマイレブン ファン感謝祭2” “イナズマイレブン ファン感謝祭2”
▲レコーディングの感想について、「サッカーの試合よりも緊張した」と語っていた“イナズマオールスターズ”。そんな彼らが歌うEDは、来年1月から放送される。

(C)LEVEL-5 Inc.

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