2010年12月20日(月)
2011年5月28日に公開される劇場用アニメ『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』の主題歌に、人気バンド・X JAPANの新曲が起用されることが明らかになった。
『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』は、日本が誇る作家・手塚治虫さんのベストセラーコミック『ブッダ』を映画化したもの。10年という年月をかけて連載したこの作品は、ブッダを描きつつ、独自のドラマが展開し、長く読み継がれている。
『手塚治虫のブッダ』は全3部の予定で、第1部となる本作品では、後にブッダとなる男・シッダールタの恋と戦いの物語が綴られる。X JAPANの起用理由について、森下孝三監督は「この世界観を音楽で表現できるのは世界に誇るX JAPANのYOSHIKIさんの他にいない」と説明したという。そんなYOSHIKIさん書き下ろしの『Scarlet Love Song』について、森下監督とYOSHIKIさんのコメントを掲載する。
日本が世界に誇る手塚治虫が描くブッダの生涯『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』は、不安と混沌の現在、世界に向けて発信される映画にしたいと思っていました。
そして、その映画の世界観を語り、奏でるのは、ビジュアル系ジャパニーズRockとして世界で活躍しているX JAPANのYOSHIKIさんにぜひ、参加をお願いしたいと思いました。YOSHIKIさんとは、世界中に広がるアニメとジャパニーズRockとのコラボに関して、よく話をしていました。そのため『ブッダ』の企画当初から、YOSHIKIさんにラブコールを送っていました。
できあがった『Scarlet Love Song』は、まさに、日本が世界に誇るX JAPANが奏でる愛の歌として結実し、映画が語る世界を、より深淵に膨らませ、輝かせてくれるものになりました。特にYOSHIKIさんのピアノとTOSHIさんの歌唱がパワフルに絡み合い、とても素晴らしい音楽をあげていただきました。期待以上の楽曲があがり、YOSHIKIさんとのコラボがやっとできて、とてもうれしく思っています。
▲X JAPANのメンバー。左からPATA、HEATH、YOSHIKI、TOSHI、SUGIZO。(敬称略) |
――主題歌を引き受けた理由はどんな経緯でしょうか?
事前に『ブッダ』の原作を読ませていただいて、とても興味深かったので主題歌をやらせていただくことにしました。
――楽曲に込めた想いはどんなことでしょうか?
X JAPANとしては、久しぶりのバラードを作ってみました。
――楽曲のCD発売、配信の予定は今後ありますか? また、来年発売される予定のアルバムには、この楽曲は入るのでしょうか?
あります。久しぶりに日本語で書いた歌詞なので日本盤には入るでしょう。
――YOSHIKIさんとアニメのかかわり、もしくはかかわるきっかけはどんなことでしょうか?
もともと、子どもの時からアニメーションは大好きだったので、今回このような仕事ができてとてもうれしいです。まあ、X JAPAN自体アニメーションみたいで現実っぽくないバンドだから。
(C)2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会
■劇場用アニメ『手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-』
【上映開始日】2011年5月28日より全国ロードショー
【スタッフ】(※敬称略)
原作:手塚治虫
監督:森下孝三
制作:東映アニメーション
制作協力:手塚プロダクション
配給:東映/ワーナー・ブラザース映画共同配給
【キャスト】(※敬称略)
ナレーション、チャプラの母:吉永小百合
チャプラ:堺雅人
スッドーダナ王:観世清和
シッダールタ:吉岡秀隆
他