ダルクス人の戦車長――胸に秘めるものは？ 『戦場のヴァルキュリア3』4報紹介

文：電撃オンライン

　セガから2011年1月27日に発売されるS・RPG『戦場のヴァルキュリア3』について、キャラクターやカスタマイズの情報を紹介する。

　『戦場のヴァルキュリア』は、戦場を舞台にしたドラマと、戦術性の高いバトルが楽しめるアクティブ・シミュレーションRPG。その最新作『3』では、『1』と同じ時代・征暦1935年に起きたガリアと帝国の戦いを背景に、新たな主人公クルトが率いる422部隊、通称“ネームレス”の戦いが描かれる。

→メインキャラの紹介（1報）
→ライバル部隊の紹介（2報）
→特殊化とポテンシャル（3報）

　今回は、ネームレスの戦車長グスルグと、ユニットのカスタマイズにかかわる調達屋などについて紹介する。

■クルトにネームレスを託した男

　ここで紹介するグスルグは、部隊戦力の要である戦車を任されているだけでなく、メインストーリーにかかわってくる重要なキャラクターだ。クルトが来るまでは部隊のリーダー格であり、彼の戦いぶりを見て、クルトをネームレスの隊長に推す経緯がゲーム序盤で描かれるようだ。それ以外にも、ダルクス人の人権獲得に熱意をかたむけるグスルグが、帝国のダハウとどのようなかかわりを持つのかも気になる部分だろう。

▲当初は義勇軍に配属されたが、ダルクス人であるがゆえにネームレスに送られた。高い教養を持ち、人当たりがよく面倒見もよいため頼れる兄貴的存在だが、自身をリーダーの器ではないと考えており、クルトに隊長をまかせる。

▲ゲーム開始時のグスルグは、クルトがネームレスへ送られる以前に死んだ隊長の代わりを務めている。クルトに対して、最初は硬い表情に見えるが……。		▲戦いでクルトの手腕を目にして、彼こそがネームレスの隊長にふさわしいと確信するグスルグ。部隊になじめないクルトを隊長として認めさせるため、隊員たちの橋渡しを行う。

▲グスルグにとって同胞であるダルクス人は、一番大事なことでもある。しかし、その行動力と想いは、軍上層に危険視されてしまう。		▲新システム“特殊化”が登場したとはいえ、戦力の中心が戦車であることに変わりはない。彼を出撃させる機会も多いだろう。

■ユニットのことは調達屋におまかせ！

　ネームレスのキャンプでユニットの育成やカスタマイズが行えることは、2報でも紹介した通り。ここでは、部隊に歩兵用の装備や戦車用のパーツを届けてくれる“調達屋”について紹介する。

ガリア正規軍 兵站部所属：カリサ・コンツェン

　左の彼女が、ネームレスへ物資を届けてくれるカリサ・コンツェン。ガリア正規軍の兵站部に所属し、物資調達を任務としている。ちなみに、ネームレス隊員の軍服が1人1人違うのは、彼女の趣味によるところが大きいらしい。

▲「欲張っちゃダメです」とカリサ。本編を進めて部隊の活躍を示せば、徐々に新たな装備やパーツを届けてくれるようになる。「お金様は神様」なので、タダではない。

歩兵を強化・カスタマイズするには？

　歩兵装備購入を選択すると、現在使っている武器や防具を強化できる他、上級兵種用の新たな武器や、違う兵種になるための新兵器などを購入できる。

▲敵から設計図を手に入れることで購入できるようになる武器もある。ミッション名や落とす敵も教えてくれるので便利だ。		▲“スナイパーライフル”や“機関銃”、“剣”などを開発することで新たな兵種に就くことができるようになる。		▲アクセサリという装備カテゴリも追加された。前作にもあった戦車用ステッカーと同じで、ちょっとしたユニット強化が見込めるアイテムだ。

戦車のカスタマイズを行うには？

　車両装備購入からは、戦車ユニット用のパーツを購入できる。大きく分けて“車体”、“砲塔”、“オプション”の3カテゴリについてパーツを購入でき、組み合わせによっては単に敵を撃つだけではない多目的な工作車両なども編成可能だ。

　戦車のカスタマイズでは、どの車体を選ぶかによって、ユニットの方向性が大きく変わってくる。性能的にもパーツの積載容量、耐久力、防御力が決まるので、最初に決めるべき重要なパーツとなるだろう。

▲砲塔はユニットの攻撃力に大きくかかわり、オプション類はユニットのステータスを底上げしたり、特殊な性能を付与したりするなど多彩だ。車体ごとの装備重量を超えないように選択しよう。

装備変更について

　車両用装備については、購入した車両や砲塔、オプション類を重量オーバーしないよう組み合わせるだけなので、後は自由にカスタマイズすれば大丈夫だ。少々事情が異なるのが歩兵用装備で、こちらは購入時に、買った装備品を全員に装備させるか否かを選択できる。あるいは個別に装備を変えることも可能で、ある程度ゲームが進めば同じ兵種でも個々の装備にこだわれるようになるだろう。

ブリーフィング時の装備変更も可能に！

　『3』から、ミッション直前のブリーフィング時でも装備や兵種の変更ができるようになる。ミッション内容を見てから、柔軟な部隊編成を行えるので、より作戦を立てやすくなりそうだ。

▲ミッション内容を見てから足りないものに気付き、部隊編成へ戻る――『3』ではその手間は不要だ。ミッションに応じて、万全の作戦と部隊で臨もう。

■ネームレス隊員を紹介！

　最後に、クルトの指揮下で戦うネームレスの隊員2名を紹介する。今回紹介するのは、No.32のジュリオ・ロッソとNo.3のグロリア・ダレルだ。

ジュリオ・ロッソ		グロリア・ダレル
▲軍施設に備蓄されていた食糧の無断使用がばれ、義勇軍からネームレスに転属させられた。もともとは料理人であり、「料理は人を幸せにする」がモットー。		▲武器を密輸入した容疑で逮捕されて以来、自身の希望でずっとネームレスにいる。部隊のご意見番的な存在で、タバコと酒が大好物。

(C)SEGA

• 『戦場のヴァルキュリア3』公式サイト