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2011年1月14日(金)

【まり探】目指したモノはサイコポップ! 『ダンガンロンパ』開発者インタビュー

文:電撃オンライン

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 まり蔵探偵事務所

 新作旧作問わず、さまざまなミステリー・ホラー・サスペンス系のアドベンチャーゲームを紹介していく“まり蔵探偵事務所”。今回は、2010年11月25日にスパイクから発売されたPSP用ソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(以下、ダンガンロンパ)』の開発スタッフに、所長のまり蔵がインタビューを行いました。

 『ダンガンロンパ』は、推理アドベンチャーとアクションを掛け合わせた“ハイスピード推理アクション”ゲーム。閉鎖された学園内で起こる殺人事件の真相を暴くため、議論の場である学級裁判で飛び交う主張の中から矛盾を見つけて、証言や証拠をもとに論破していくゲームです。“まり探”ではプレイレポートを掲載したり、オリジナル壁紙を配信したりしてきました。

 今回は、発売から1カ月半が経った本作について、アシスタントプロデューサーの齊藤祐一郎さん、シナリオを担当した小高和剛さん、キャラクターデザイン担当の小松崎類さんに突っ込んだお話を伺いました。シナリオやシステム、グラフィックなどさまざまなことについて話していただきましたので、『ダンガンロンパ』のファンはぜひご覧ください! 結構ネタバレを含んでいるので、未プレイの人は注意してくださいね~。(インタビュー中は敬称略)

『ダンガンロンパ』
▲左から小高和剛さん、小松崎類さん、齊藤祐一郎さん。


●「変なモノを作ろう」と言って制作が始まりました

――まずは、『ダンガンロンパ』の開発を終えた時の心境を教えていただけますでしょうか?

小高:まさか間に合うとは! 詰め込みたいモノは詰め込めたので、そういう意味ではよかったなと思っています。

――発売前に体験版を公開されていましたが、ユーザーからはどういった反応がありましたか?

齊藤:体験版に関しては、本当に多くのユーザーさんにダウンロードしていただきました。“ハイスピード推理アクション”については、「臨場感があっておもしろい」、「アクション部分が楽しい」といった声を多くいただきましたし、「ここはこうしてほしい」という要望も多くいただけたので、製品版に対応できる部分に関しては要望通りに対応できたのではないかと思っています。

――体験版と製品版では殺される人物が変わっていましたが、もともとそういう形で作ることは決まっていたのでしょうか?

齊藤:はい、体験版は体験版専用のストーリーという形で作らせていただきました。体験版をキッカケに製品版に興味を持ってもらって、製品版を手にとってもらいたいと思っていたので、そこでひと通り第1話をプレーしてしまうと被害者も犯人もわかってしまう。やはりそこは別の被害者、別の犯人という形で、あくまで製品版とは別物としておきたかったんです。製品版をプレーした時の驚きは、やはり製品版をプレーしてから味わってほしいですから。

――体験版には、製品版で使われていないイラストやボイスが収録されていましたね。

小松崎:絵は1枚だけですね。死体の絵だけです。

小高:シナリオは体験版用に書き下ろしましたし、キャラクターのボイスも体験版用に録りました。

――体験版を含め、各媒体への素材出しの部分でかなり気を使われたと伺いましたが、具体的にどのような点をこだわられたのですか?

齊藤:このゲームのキモは“犯人を解き明かしていく過程”にあると思っているので、そこはプレーした時の楽しみを損なわないように気を遣いました。情報を出す時も、“第何話だとこのキャラクターが出てない”といったことだったり、逆に“後半の話になってもコイツが生き残るってことは、コイツは犯人じゃないね”と予測されないよう、どのキャラクターがどこまで生きているかに関しては、情報を制限するような形で気を遣いながら出していきました。そういう意味では、“モノクマ”の素材は出しやすかったですね。モノクマはマスコットとしてもすごくキャッチーな存在で、本作の“サイコポップ”というテーマを象徴する存在でありました。“モノクマ”を出すことで、ゲームの世界観も伝えられますし、それこそネタバレにつながらないので。

――確かに発売前のプロモーションで、モノクマは非常に目立っていましたね。それでは、本作の制作経緯を教えてください。

齊藤:今回の企画の立ち上げは、シナリオの小高とイラストの小松崎によるものです。この2人が最初に漕ぎ出しました。

小松崎:最初は「変なモノを作ろう」と言って始まったんです。

小高:僕はシナリオを書いていまして、小松崎は絵を描いていて、お互いの強みを生かしつつ他にはない新しいゲームを作りたい、というところから取りかかりました。その後、プロデューサー陣や制作陣を交えて、どんどん揉んでいったという感じです。きっかけは僕の設定や小松崎が描いた何枚かの絵ですが、そういうのをもとにみんなで肉付けしていきました。

――立ち上げの段階から、ジャンルはミステリーアドベンチャーゲームに決まっていたのでしょうか?

小高:そうです。やはり一番自分の得意なところで勝負したいと思いまして。僕のシナリオと小松崎の絵で一番勝負できる既存のジャンルはアドベンチャーだというところからスタートして、そこからただのアドベンチャーではなくどう新しいモノにするかを試行錯誤していきました。

――ターゲットはやはりアドベンチャーゲーム好きでしょうか?

小高:いえ、アドベンチャーゲームが好きな方というよりは、新しいモノ好きな方を意識しました。新しいモノということで興味を引かれた人を一番のターゲットに、あとは普段あまりゲームをしない人ですね。

『ダンガンロンパ』

→次のページでは、キャラクターについて伺いました(2ページ目へ)

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データ

イメージ
▼『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』
■メーカー:スパイク
■対応機種:PSP
■ジャンル:ADV
■発売日:2010年11月25日
■希望小売価格:4,980円+税

Amazon.co.jp で詳細を見る

▼『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』ダウンロード版
■メーカー:スパイク
■対応機種:PSP
■ジャンル:AVG
■発売日:2010年11月25日
■希望小売価格:4,200円(税込)

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