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2011年1月20日(木)

角川ゲームス発表会で『アースシーカー』と『天空の機士ロデア』を発表

文:電撃オンライン

 角川ゲームスは、東京・六本木の泉ガーデンギャラリーにおいて、“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”を本日1月20日に開催した。

 “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”は、2011年度に向けての取り組みや、新作タイトルを公開する発表会。まず最初に角川グループホールディングスの佐藤辰男代表取締役社長が登壇。角川ゲームスが2009年4月に設立されて約2年が経過しての発表会であることを引き合いに出し、「せっかちな性格なので、いつ企業説明をさせてもらえるのか、気になっていた。無事に開催できてうれしく思う」と語った。

 さらに、今年の4月に角川書店とアスキー・メディアワークス、エンターブレイン、角川ゲームスの家庭用ゲームパブリッシング事業を統合することを明らかにした。「5年、10年後に、今回のことがターニングポイントになったと思えるだろう」と佐藤氏。グループとして、ライトノベルやコミックが好調で、映画もこれまでのノウハウがあるものの、ゲームは戦略が立て難かった。その大きな柱になるべく、今後は“世界に通用するIPの強化”、“4社を統合し、販売の強化”、“ソーシャルゲームへのアプローチ”という3つの指針をかかげるという。

“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲佐藤氏は、ワンソース・マルチユースを生かしてコンテンツを育てていくと、今後の方針を掲げた。

 次に、4月7日に発売されるWii用ACT『アースシーカー』のプレゼンがスタート。プレイヤーは、コンピュータによって生み出された新人類のアースノイドを操作して、地球から運んできた遺跡の回収することになる。本作のエグゼクティブディレクターは、さまざまなACTを手掛けてきたクラフト&マイスターの取締役である船水紀孝氏が担当している。

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▲エンターブレインのソフト開発局・竹田健局長は「新規タイトルをリリースし、角川グループのゲームソフト拡充に貢献していきたい。楽観できないゲーム市場だが、新たなコンテンツを発信することが、クリエイターの使命だ」と宣言。
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▲地球から脱出することになった人類は、文化財産などを宇宙船に積み、宇宙を旅していく。人類は死滅してしまうが、新たな惑星に到着した宇宙船に搭載されたコンピュータは、新人類のアースノイドを作り出す。彼女たちに与えられたのは、地球から持ち出した遺産の回収だった。

 船水氏は、本作のコンセプトについて「知り合いにゲームを渡すと「ACTは苦手なので、やれない」という返事が多かったため、苦手な人でもやれるようなACTを作りたいと思った」と語った。本作には、いつでもバトルを止められるシステムが組み込まれている。プレイヤーが引き連れているガーディアンに命令を与える時や、ひと息ついて考えたい時などに活用できそうだ。

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▲プレイヤーは直接攻撃を行い、ガーディアンは間接攻撃を担当する。ガーディアンは1匹ごとに命令することも、まとめて命令することも可能だ。
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▲遺産のコレクション以外にも、育成要素もあり、ボリュームはかなりあるという。船水氏もチェックしながらプレイしているが、50時間以上進めても、まだ半分程度だという。
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▲DSiウェアと連動することで、DS上で作ったアイテムをゲーム内で使うことができるようだ。エンターブレインの浜村弘一代表取締役社長が、ソフトについて船水エグゼクティブディレクターに質問する場面もあった。▲お笑いタレントのブラックマヨネーズが、本作のTV-CMに出演する。露出の高い衣装で、撮影はかなり寒かったという。どんな映像になるのか、放送を楽しみにしておこう。

次のページで、『天空の機士ロデア』についてお届け!

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(C)KADOKAWA GAMES / PROPE(※画面はWii版で、開発中のもの)

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