News

2011年1月20日(木)

角川ゲームス発表会で『アースシーカー』と『天空の機士ロデア』を発表

文:電撃オンライン

前へ 1 2

 続いて、Wii/3DSで開発中の『天空の機士ロデア』が発表された。ステージに姿を見せたのは、角川ゲームスの長谷川仁プロデューサーと、プロペの代表取締役社長である中裕司エグゼクティブディレクター。中氏は、1年前に角川ゲームスからオリジナルのACTを作ろうと話を持ち掛けられたことを告白。「ようやく、今日発表できました」と現在の心境を明かした。

“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF” “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲ロデアは、完全機械人開発計画によって開発された高性能ロボット。右肩だけが歯車でできているのはワケがある。(CV:中村悠一)▲天空の大地・ガルーダに住む、機械いじりの好きなイオン。1,000年前にガルーダを守ったとされる皇女セシリアの面影があるようだ。(CV:花澤香菜)

 映像の中では、主人公のロデアが空中を軽快に飛び回っていく姿を確認できた。「複雑な操作が要求されるのでは?」と思うかもしれないが、飛びたい場所にアイコンをあわせてWiiリモコンを振るだけで、誰でも気持ちよく空を飛べるという。

“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF” “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲ゲームをプレゼンする中氏。ボタンを押しながらWiiリモコンを振るだけで、誰もが一度は考えた“空を飛び回る”という夢をゲームの中でかなえることができる。
“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF” “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲「これまで自分が作ったゲームの中でも、もっとも巨大なボスを作ろうと思った」と氏が話す、本作のボスキャラクター。他にも、大空を飛びながらのダイナミックなバトルが展開するそうなので、楽しみにしておこう。
“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲世界観を説明する長谷川プロデューサー。本作のシナリオは、人気RPGや小説などを手掛けてきた実弥島巧(みやじまたくみ)氏によるもの。「ハイスピードでテンポのいいACTに、キャラがリアルタイムで掛け合いをしていき、ストーリーを盛り上げる」と説明した。

 トークセッションのコーナーには、角川ゲームスの安田善巳 代表取締役社長とグラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一CEOが登場。須田氏は、先ほどの2作品について「船水さんのファンなので、新たな発明をされたのがワクワクする。『天空の機士ロデア』はヌンチャクを使わないのがすごい!」と興奮気味。

 安田氏は「得意なところを切磋琢磨(せっさたくま)して、エネルギーを発信していく時代なので、プロデューサースタイルで互いに楽しい仕事をしたい」と、編集者に近いポジションで仕事に臨むことを明かした。また、1983年11月に『コンプティーク』を発刊して、『ロードス島戦記』でテーブルトークRPGが流行し、そこからさまざまなRPGが生まれたことを受けて、「原点に戻ってゲームを作っていきたい」と続けた。

“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲大の“角川っ子”だったという須田氏。タレント・原田知世さんの大ファンだったために、『バラエティ』を創刊号から買い続けていたことを告白した。
“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF” “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲今後の目標を述べていく安田氏。須田氏が「テーブルトークRPGが現在のRPGを作ったんですよ」と力説すると、「それは過言ですが(笑)、源流の1つを担ったとは思います」と自信あり気に語った。

 そしてスペシャルゲストとして、任天堂の波多野信治 代表取締役専務が登壇。日本だけでなく世界でも人気のソフトを開発した実績を持つ船水氏も、中氏がソフトを手掛けていることに対して、期待の言葉を送った。

 本日1月20日は、新ハードの3DSの予約が開始された日。今月“NINTENDO WORLD 2011 ニンテンドー3DS体験会”が行われたが、裸眼の3D立体視と新たなゲームの手法に対して、高い評価をもらっているという。「娯楽の世界は独創性を求められるので、そのような会社とは協力していきたい。角川ゲームスが業界に影響を与えることを期待します!」と波多野氏が期待の言葉を送り、“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”は終了となった。

“角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF” “角川ゲームス カンファレンス2011 KICKOFF”
▲ここ7年間の市場動向を語るとともに、角川ゲームスへの期待の言葉を投げかけた波多野氏。最後は、安田氏と固い握手を交わした。

(C)2011 ENTERBRAIN, INC. Developed by Crafts&Meister Co.,Ltd.
(C)KADOKAWA GAMES / PROPE(※画面はWii版で、開発中のもの)

データ

関連サイト

前へ 1 2