2011年1月25日(火)
▲左から、山本希望さん、内村史子さん、寺本來可さん、内田真礼さん。ZQN☆(ズキュ~ン)として、テーマソングを歌っている他、『ぎゃる☆がんTV』のパーソナリティを担当している。 |
――メインヒロイン4人に、これから将来を期待される新人声優を割り当てた意図は?
中川:『ぎゃる☆がん』はオリジナルタイトルなので、これから一緒にやっていってくれる人をアテンドしたかったということ。あとは、あまりイメージがついていない人にお願いしたかったんです。新人さんの中のオーディションを行い、選ばせていただきました。
伊東:そういえば、声だけを聴きながらキャラクターとあわせていったら、4人が内田さん(桜咲薫子役の内田真礼さん)になってしまったということがありました。
(一同笑)
成田:全キャラが内田さんというよくわからない状況でしたね。
――収録には立ち会ったのですか?
伊東:収録ではその場にはいましたが、演技指導はサウンドクリエイターの山田一法にほぼおまかせしました。最後に彼から「大丈夫ですか?」って聞かれて、「……はい、OKです」とだけ。
成田:カッコいい! 達人のようですね。
伊東:先ほどの内田さんの件もありますし、演技については正直よくわからないので……ほとんど注文は出していません。
――印象的だったことはありますか?
伊東:まあ、そういうゲームなんでしょうがないんですが、ほぼ、あえぎ声なんですよ(苦笑)。新人の人だからかもしれませんが、やりすぎてしまう人も多かったですね。あとは恥ずかしがってしまう人もいました。そんな中にもかかわらず、山田は淡々と指導していました。
中川:ヒロインの時は立ち会ったんですが、正直聞いているこっちが恥ずかしくなってしまい、すぐに出てきてしまいました。
(一同笑)
――なぜそんな純情なふりをしているんですか?
中川:いやいや! 本当に「なんじゃ、こりゃ~!!」って感じで驚きましたよ。
――70人の女の子が出てくるのが特徴の1つですが、この数は最初から決まっていたのですか?
伊東:このくらいまでなら、なんとかできるのではないかと思い、70人に決めました。
成田:今にして思えば、100人というのをバンと売りにしたかったですね。
中川:ワハハハハハ。今からでもいいですよ。
成田:いやいや、もう発売前ですから(笑)。
伊東:最初に人数をイメージしていきます。1学年20人ごとで、風紀委員と先生を各学年に1人ずつ加えて、計66人。それにメインヒロイン4人で70人でした。
中川:顔がちょっと違うとかではなくて、各キャラに細かく設定があるのは驚きました。それを伊東さん1人で考えているのはすごいですよね?
伊東:いや……人数がいなかったので、僕がやるしかなかったんです。ボイス収録のために、台詞を早めに考える必要があったんですね。台詞を考えていると性格はできあがってしまうので、結果的に70人分の設定ができていました。
▲風紀委員は、腕章を巻いているのが目印。一方の教師は、生徒とは違う魅力が漂っている。 |
――有名声優の方々も登場していますが、出演交渉はどうでしたか?
中川:名前が知られている方で、シャレが通じる方にお願いしています(笑)。しかし、普通に聞けてしまうとつまらないので、レアなキャラクターに声を当てています。
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