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2011年2月21日(月)

クランと交流を深められる『マクロストライアングルフロンティア』プレイレポート!

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスから、2月3日に発売されたPSP用ソフト『マクロストライアングルフロンティア(以下、マクロスTF)』のプレイレポートをお届けします。

『マクロストライアングルフロンティア』

 『マクロスTF』は、PSP用ソフト『マクロスエースフロンティア』や『マクロスアルティメットフロンティア』の流れをくむ『マクロス』を題材にしたアクションゲーム。戦闘システムは前作からあまり変更点がないものの、“学園モード”というキャラクター育成要素や『マクロスF(フロンティア)』の登場キャラクターと学園生活を楽しめるのが特徴です。この記事では、『マクロス』シリーズの大ファンを自称するライター・白井えるが、本作のプレイレポートをお届けします。

■すぐにゲームを始められるのがうれしいです

 では、さっそく本編のプレイレポートに入る……その前に、昨今のゲームだとメーカーロゴなどが3つ4つ起動画面に出てきて、しかも飛ばせなくてイライラする、なんてことはざらにありますよね。でも、本作は起動画面のロゴ表示部分はスタートボタンでスキップすることができました。PSPを起動してすぐにゲームを始めることができるというのは、細かいですが地味にうれしい! 開発がアートディンクだけあって、ユーザービリティはさすがですね。

 それと忘れてはいけないのが、本作はPSPの『マクロス』シリーズで初のデータインストール対応作品です。インストールに必要なデータ容量は277MBで、インストールをしておくとミッション開始前に入るロード時間が約3分の1程度になります。なので、ゲーム開始前に必ずデータインストールを行うことをオススメします。

『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲起動画面をスキップできるからって、スタートボタンを連打しすぎるとオープニングムービーまでスキップしてしまうので注意! なお、オープニングテーマはランカの2ndシングル『放課後オーバーフロウ』のカップリング曲『Get it on-flying rock』で、シェリルとランカが歌っています。

■キャンペーンモードは“『マクロス』シミュレーター”と言える出来!

 本作のメニュー画面で選択できるモードは、キャンペーンモード、フリープレイモード、ネットワークモード、学園モードの4つ(その他、ギャラリーやオプション)。キャンペーンモードは、各『マクロス』作品ごとの時代別に、その時代の代表的な戦闘シーンをミッションとして挑戦していく1人プレイ用のモードで、ネットワークモードはPSPのアドホック通信を利用して、友だちと対戦/協力プレイができるモードです。フリープレイモードは、1人で対戦/協力プレイ用のミッションをプレイするモード。そして学園モードは、オリジナルキャラクターを育成しながら、『マクロスF』に登場する“美星学園”での学園生活を楽しむことができるモードです。

 キャンペーンモードはミッションクリア制を採用していて、原作のストーリーを追っていくようなものではなく、原作の代表的なシチュエーションの中で、ひたすらミッションをクリアしていくタイプのモードになっています。戦闘中に原作通りの掛け合いや名台詞はありますが、基本的には時代選択時に簡単なあらすじが表示されるのみとなります。

 そんなわけで、それぞれの時代のストーリーを一から細かく追っていきたい! なんて人には残念ですが、バルキリーのカッコよさや操作をする楽しさだったり、『マクロス』作品のアクションシーンを再現することに特化した作りになっている印象ですね。なお、キャンペーンモードで選択できる作品は下記の通りです。

【キャンペーンモードで選択可能な作品一覧】

『マクロスゼロ』
『超時空要塞マクロス』
『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』
『マクロスプラス』
『マクロス7』
『マクロスダイナマイト7』
『マクロスF』
『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』
『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』


『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲本作では、新たに『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』と『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』がキャンペーンに本格参戦しました。
『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲時代を選択すると簡単なあらすじが流れます。

 戦闘システムは前作のシステムをしっかり継承していて安定したおもしろさが味わえます。ただ、まったく同じというわけではなく、“シングルロック”“プラスロック”“チャージブレイク”という3つの新システムが導入されているので、戦い方の幅が広がっています。

シングルロックプラスロックチャージブレイク
『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲マイクロミサイルなどのマルチロックオン武装を使用時に、1体の敵に集中してロックオンが可能になりました。これで、敵エースやボスとも戦いやすくなりました。▲敵をロックオン後、さらにロックオンすることができるように。プラスロックを行うと攻撃力が3倍になるので、シングルロック後に行えば……「ヒャッハー!」です。▲1ミッション中に1回だけ発動できる新アクション。発動すると一定時間無敵状態となるので、強力なビーム攻撃をくらっている時などに発動すると脱出可能です。

 初心者向けの話をすると、このゲームの操作方法はとても簡単でACTが苦手な人でも気軽にプレイできると思います。中にはファイター形態で敵の方向に移動できるか心配、なんて思っている人も、シリーズをプレイしたことがない人の中にはいるかもしれません。でも、本作には“ロックオンした敵の方向に自動で移動してくれる”画期的なシステムがあるので、ロックオンと攻撃さえしていれば戦えてしまうんですよ! これのおかげで気楽にバルキリーで戦っている感覚に浸れますし、いわゆる“オレTUEEE”的な爽快感を味わことができます。

 また、バトロイドやガウォーク、ファイター形態時の操作方法や戦闘方法などもチュートリアルで細かく学ぶことができるので、説明書いらずでプレイ可能です。

『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲原作アニメでも頻繁(ひんぱん)に登場する、敵のミサイル群を打ち落とすアクションも2ボタン同時押しで実現可能です。これで気分はエースパイロット!
『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲チュートリアルはシェリルとランカの掛け合いで進行。中には原作のパロディネタもあるので、バルキリーを操作しながらぷぷぷっと笑ってしまったり。

 上記の通り初心者にも配慮した作りになっているので、ちょっぴり大味な印象を感じてしまうかもしれません。そのぶん気楽にプレイしようと思えばいくらでもできる本作ですが、原作に近いアクションを思い描いて操作すると、あら不思議! 魅せるプレイもしっかりできるようになっているんです。……まあ魅せるプレイといっても、見せる相手はいないのですが。

 魅せるプレイとはどんなものかというと、たとえばファイター形態でマイクロミサイルを撃ちながら意味もなくローリングしてブースト、敵に近づいたら「相対速度合わせ!」なんて頭の中で叫びながら急速減速を行ってガンポッドを撃ちつつバトロイドへ変形。そしてそのまま格闘攻撃を行って、ファイター形態に変形して脱出! みたいな感じですね。特に意味はないんですが、このコンボ(?)は使っていて楽しいので僕はよく使っています(笑)。

 他にも、自動で敵ミサイルを打ち落とす“アンチミサイルアクション”を使わずに、ブーストとローリングを駆使して“板野サーカス”風にミサイルを回避したりとなりきりプレイの幅はかなり広いです。さすがに“竜鳥飛び”はできませんでしたが、バルキリーを自分なりに簡単操作でカッコよく操作できるので、個人的には“優秀な『マクロス』シミュレーター”のような感覚で遊んでいます。

『マクロストライアングルフロンティア』 『マクロストライアングルフロンティア』
▲ミサイルを発射しながらムダにローリングとか、ムダに変形をするとか自分なりの楽しみ方を見つけるとおもしろいですよ!

(C)1982,1984,1992,1994,1995,1997,1999,2000,2002 ビックウエスト
(C)2007 ビックウエスト/マクロスF製作委員会・MBS
(C)2009 ビックウエスト/劇場版マクロスF製作委員会
(C)2011 NBGI

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