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2011年4月18日(月)

【世界の社窓から vol.9】NHNJapanは施設も人もオシャレ度高め

文:電撃オンライン

 これまで数々のオンラインゲーム会社を訪問し、そこで働くスタッフが気持ちよく過ごせるようにと配慮され、様々なリフレッシュ設備が整う各メーカーの社内を目にしてきたおハナ。もう、ちょっとやそっとの設備では驚きませんよ? と思っていましたが、まだまだ修行が足りなかったようです。

 ゲームポータルサイト“ハンゲーム”の運営元、NHN Japanは、本連載でも間違いなく1、2位を争う社内環境が充実したオンラインゲーム会社。みっちりお仕事したら、休憩時間は思い切りノビノビ過ごして頭のスイッチを切り替える。そんな理想の働き方ができそうな社内を紹介していきまーす。

■さんさんと光降り注ぐ、社員専用カフェテリア

 私事ですが、おハナは秘書とか受付嬢という職業に憧れが強く、憧れすぎて実際にお会いすると目を見て話せないぐらい緊張します。女性らしい気配りとか、ハキハキとした受け答えとか、理想の女性像に直結するお仕事だからかもしれません。

 取材当日、NHN Japanのオフィスが入っているビルに一歩踏み入れた瞬間、おハナは固まってしまいました。そこには5人の受付嬢がズラリと並ぶ総合カウンターが……。右手右足を同時に出しながら近寄り「エッ エヌエヒチ ジャポンにお約束があ、ありまして」と噛み噛みでアポイントを伝えるおハナにも、お姉さんは優しい対応でひとまず安心。ドキドキしつつ指示されたフロアでエレベーターを降りるとそこには……さらに2人の受付嬢が花のような笑顔で出迎えてくれました。楽園ですね、ここは。

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▲正面入り口のすぐ奥には、緊張の原因となった総合受付カウンターがあります。▲NHN Japanの受付で、さらに緊張してしまうおハナ。かなり挙動不審だったはず。
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▲待合ロビーには半身が壁に埋もれた忍者、韓国NHN本社の検索サービス“NAVER”の検索窓を模した緑のテーブルなど、珍しいインテリアがありました。▲受付から少し視線を横にずらすと、サアっと明るい光が降り注ぐ空間が。さて、ここは?

 最初に案内していただいたのは、社員専用のカフェテリアです。ここが広い、明るい、キレイ、そしてオシャレ! 大きな窓からは自然光がたっぷりと降り注ぎ、木製のテーブルと椅子のインテリアは、いわゆる“社員食堂”のような無機質なイメージを無くしています。ふかふかのソファ席もあって、くつろぐにはピッタリの場所。お世辞抜きで本当に素敵な空間でした。

 24時間サービスを提供し続けるオンラインゲーム会社は、ランチタイムも全員が一斉にとることはあまりありません。部署ごとにずらしていることが多く、この日のカフェテリアは14:00近くになっても混雑していました。

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▲実は一般プレイヤーさんを招いてのちょっとした発表会などは、このカフェテリアを利用して行われます。そのため、スクリーンや照明、ネット環境なども整っています。
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▲カフェラテやミルクティー、アイスクリームなどの軽食を販売。おにぎりがわざわざ、“Rice Ball”と表記されてます。“ONIGIRI”じゃあダメなんですかね?
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▲インスタントラーメン『辛ラーメン』が普通に売られてるのは、さすが韓国系企業ですね。カフェテリア中央にあるオレンジ色の壁は掲示板代わりにもなります。

 カフェテリアを奥に進むと、電動マッサージチェアと専門スタッフが来てくれる予約制の手もみマッサージエリア、ダーツなども置いてありました。

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■え、いつもの服装ですけど……なにか?

 仕事を忘れてカフェテリアでのんびりくつろぐおハナの元に、なにやらイケメンと美人が接近。ファッションチェックに出演してくださるお二人でしたー。しかも顔出しOK!

 特に女性スタッフさんは綺麗に巻いた縦ロールヘア、パールのロングネックレス、かかとにリボン飾りがついたブーティという、女子度レベル最高値を誇る(当社比)ファッション。つい「今日のために、特別オシャレしてくださったんですか?」と間抜けな質問をしてしまい、「いえ、いつも通りの服装ですけど?」と不思議そうにお返事されました。そうですよね……。

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▲「サテンリボンが後ろについた靴が、こだわりポイント」と言うHG事業本部 飯原冴子さん。▲職場づくり応援チームの筒井将弘さんのお気に入りは、四葉のクローバーの一枚が、ライオンの顔になってるTシャツ。

 カフェテリアを一通り見て回った後は、いよいよお仕事エリアに進入です。てっきりエレベーターを使うと思っていたのに、「こちらへどうぞ」と案内されたのは螺旋階段。運が悪いと数分待ちぼうけのエレベーターよりも、1つ下のフロアに直結している螺旋階段を、皆さん積極的に使っている様子でした。

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▲カフェテリアのオレンジ色の壁の裏が、実は螺旋階段になっています。おハナもここを通るのは初めて。
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▲PRチームのエリアにある見本誌棚に『電撃マ王』と『週刊/月刊アスキー』を発見。▲お正月の書初めでしょうか? “スーパーポジティブ” “おもてなし”の張り紙が謎めいてます。
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 お仕事関係のエリアで「すごいなー」と思った物が2つありました。ひとつは会議室とは別にある“トレーニングルーム”、つまりお勉強部屋です。小さな部屋ですが、一人一台デスクトップPC備え付けで、まるで大学の授業を受けているような光景が見られました。もうひとつは大会議室に通訳専用の小ブースがあったこと! 韓国の本社とはテレビ会議も頻繁に行われるそうですが、他の韓国系オンラインゲームメーカーでも通訳ブースまで備えている会社はそうそうありません。

 ちなみにおハナお得意の脱線トークになりますが、外国語の通訳には同時通訳と逐次通訳の2種類があります。同時通訳は相手がしゃべるのとほぼ同時に訳していきますが、逐次通訳は区切りのよいところで一旦話を止め、順次訳していくタイプ。両方にメリットとデメリットがあるのですが、詳しく知りたい方は『英語にさようなら』(著:鳥飼久美子)、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』(著:米原万理)という2冊をの本オススメします。通訳と翻訳の違いなど、プロの通訳経験者がおもしろく語っている本です。

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▲トレーニングルームは学校の教室みたいで、なんだか懐かしい雰囲気でした。
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▲取材で通訳さんのお世話になることはあっても、通訳ブースに足を踏み入れるチャンスはこれまでありませんでした。

 それでは最後に、NHN Japan代表取締役社長 森川さんのお部屋を覗いて、今回の“世界の社窓から”を終わりとさせていただきます。

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▲思ったよりシンプルな森川社長のお部屋。『ドラゴンネスト』のパッケージ、ぬいぐるみ、チョコレートが飾られてました。

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