News

2011年4月11日(月)

CPUならぬプレイヤーが雇い主! 『アーマード・コア V』の“傭兵システム”を紹介

文:電撃オンライン

 フロム・ソフトウェアは、2011年に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『アーマード・コア V(以下、ACV)』の新たなゲーム情報を公開した。

 『ACV』は、自由度の高い機体カスタマイズ、愛機を自由に動かせる操作感などが人気を博すメカACT『アーマード・コア』シリーズの最新作。今作では従来作品の遊びに加えて、“チームによる領地争い”という新たなシステムを導入し、それを軸としたさまざまな新要素が採り入れられる。

●これまでの記事
→新しくなった『ACV』の概要の紹介記事
→領地争いとオペレーターモードなどの紹介記事
→鍋島プロデューサーへのインタビュー(2月21日掲載分)
→鍋島プロデューサーへのインタビュー(3月31日掲載分)

 今回の記事では、シングルプレイ中心のミッションや、チームにとらわれず他のプレイヤーと一緒に遊べる傭兵システムなどの情報を掲載する。

■目まぐるしく展開が変化するストーリーミッション

 『ACV』では、シングルプレイ中心のミッションも、従来とは少し形を変更。目まぐるしく状況が変わる大規模ミッションの“ストーリーミッション”と、1プレイが短時間で済む“オーダーミッション”の2つに分かれる。ここで描かれるストーリーは時間軸が異なるものの、互いにかかわりあって展開していくという。

 ストーリーミッションでは、荒廃した1つの都市を舞台に、1人の傭兵の戦いにスポットを当てたストーリーラインが描かれる。長いミッションはクリアまでに1時間を超えるようなものもあり、ミッション中で次々と目標が変化しながら物語が進んでいくのが特徴だ。さらに、マップ中のガレージポイントと呼ばれる特定の場所では、機体のアセンブル(カスタマイズ)も行える。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲ストーリーに最も深くかかわるキャラクター“主任”。他にも、多くのキャラクターとACが登場するという。画像は主任の機体(左)とエンブレム(右)。
『アーマード・コア V』
▲今作では、登場キャラクターのひとりひとりが深くストーリーにかかわってくるという。イベントシーンの演出にもこだわっているとのことだ。

 ここからは、“低層区”と呼ばれるマップを舞台にしたミッションを例に、ストーリーミッションの流れを紹介する。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲ストーリーミッションは、クリア時間の長い壮大なミッションが多い。その分、マップもかなり広大となるようだ。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲ミッション開始時の目標は、低層区内の敵の撃破。マップは広大なだけでなく立体的なので、地形の構造を生かして敵を効率よく仕留めよう。▲敵やマップの情報を読み取る“スキャンモード”を使った場面。スキャンモード時は情報が取得できる代わりに、いくつかの制限が設けられる。通常の状態(戦闘モード)と切り替えながら、ミッションを進めていくことになりそうだ。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲最初の目的をクリアして、イベントシーンへ。敵スナイパー部隊が、上空から降下してくる。▲敵のスナイパー部隊投下により、戦局が変わる。ミッションの目的もスナイパー部隊の撃破に更新された。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲敵のスナイパー機は、レーザーサイト付きのスナイパーキャノンでプレイヤーを狙い、強力な一撃を放ってくる。正面からの攻撃ではリスクが大きいので、地形や建物を利用して被弾を減らそう。▲増援を倒すと、次はトンネルへの移動を指示される。ミッション中の目標は、このようにどんどん変化していき、さまざまなシチュエーションに身を置くことができる。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲トンネルへの進路を阻む敵との戦闘。ぶ厚い装甲をまとった敵を、レーザーブレードの一閃で撃破する。▲入り口に到着すると次の指示が出される。ここからは、身動きの取りづらいトンネル内での戦いへ。
『アーマード・コア V』
▲そして坑道内に敵ACが登場! 目標は敵ACの撃破に更新される。MTやスナイパー部隊よりも、はるかに手ごわい敵となりそうだ。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲ストーリーミッション中のみ、ガレージポイントから補給ヘリを呼べる。次なる目的に合わせて機体を組み直したり、長いミッションに備えて修理や弾薬の補充をしたりできる。▲スキャンモード中に“ガレージポイント”が映った場面。ガレージポイントの周りの敵を一掃すれば、費用を払って補給ヘリを呼べるようになる。

■もう1つのストーリーが展開するオーダーミッション

 オーダーミッションのプレイ時間は、1つにつき5分~10分程度。ただし、全部で70以上のミッションが用意される。バリエーションも、従来でいうアリーナのような1対1のバトルや、1対多数のAC戦、特定のクリア目標を達成するものなどがあり、ストーリーミッションとは異なるストーリーも存在するという。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲オーダーミッションでは、ストーリーミッションと違う時間軸のストーリーを体験できる。登場するキャラクターや組織なども、ストーリーミッションとは異なるそうだ。1ミッションあたりのプレイ時間が短いので、繰り返し遊ぶのに適しているのではないだろうか。

■すべてのストーリー&オーダーミッションで2人プレイが可能

 ストーリーミッションおよびオーダーミッションは、すべてのミッションについて2人協力プレイが行える。同じチームのメンバーと一緒に遊ぶこともできれば、他のチームのプレイヤーを“雇う”こともできる。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲1人では難しくてクリアできない時、あるいは同じミッションを他にもやりたい人がいる時など、協力プレイでミッションに挑んでみては?

→フリーランスとして名を馳せることができるか? 傭兵システム紹介(2ページ目へ)

(C)2011 NBGI (C)1997-2011 FromSoftware, Inc. All rights reserved.

1 2

データ

関連サイト