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2011年4月7日(木)

『エンジェル戦記』4月7日に大型アップデート“オリアの聖樹”を実装!

文:電撃オンライン

『エンジェル戦記』

 キューエンタテイメントはPC/PS3用MMORPG『エンジェル戦記』の第4弾大型アップデート“オリアの聖樹”を4月7日に実装する。第3弾の“巨神の塔”が実装されたのが昨年の8月なので、実に約8ヶ月ぶりの大型アップデートとなる。

 今回の大型アップデートでは新たなフィールド“オリア”や、それにともなうストーリーとクエストの追加、レベルキャップを100から120まで引き上げるなど既存コンテンツの拡大的が中心になっている。さらに新システム、レジェンドエクストリームデュエル、シタデルガーディアンといった搭載される。

 メインストーリー第5話“オリアの聖樹”は異変が起こり始めた土地・オリアを舞台に繰り広げられる。オリンポスの神々の力が及ばない大地、オリアはエメラルド平原を中心に9つのフィールドやペット訓練所が配置されている。

■平和の地・オリアに突如発生した異変は災厄の前触れか?

 オリンポス山を越えた遥か先に存在するオリア大地にはエメラルド平原という平和な地があった。しかしある夜、静けさを破る轟音が響き渡る。それからというもの、山の奥に潜んでいた山賊が人に襲いかかったり、地底の司祭が不気味な儀式を始めたりと、人為的とも、災厄の兆しともとれる事件が起こり始める……。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
▲新フィールドマップ、オリア。ここで起こった異変から、メインストーリーが展開する。プレイヤーたちの拠点となるエメラルド平原には、低レベル帯のキャラクターでも来ることはできる。
『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
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▲新NPC・ヘルメス。メインストーリーで重要な役割を果たす。なかなかの美男子で女性人気が出そうな感じだ。▲同じく新NPCの女神。オリアで起こった異変で困っているだろう。

■新フィールドは中級~高レベル帯に対応

 新エリアは対象レベルが51~114とかなり幅広く、高レベル帯だけでなく中級レベル帯のプレイヤーにも対応している。マップは全体的に広く、今までインスタンスマップ内ではボスキャラを倒すと町に強制的に戻されるシステムだったが、オリアでは探険スコアボードをクリックするまでは町に戻らない。ボスを倒した後も町に戻らず、続けてクエストをこなせるのだ。

 レベルキャップ解放に合わせて、レベルごとの必要経験値にも若干の変更が加えられている。レベル63以上の必要経験値がやや減少したため、アップデート実装後にログインすると、何もしていないのにいきなりレベルアップするキャラクターもいるかもしれない。さらに新しい40種類のアクティブスキルが習得可能となった。

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▲町の雰囲気はオリンポスの物とは違い、都市的に発展している感じではなく、市場のような印象だ。▲街道マップにもNPCが存在する。
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▲街道マップにある地底集落と、盗賊のアジトは対立中。プレイヤーの活躍で仲良くさせられるだろうか?▲異変以降、赤く染まった泉。赤い霧のエフェクトなどは、今までの『エンジェル戦記』にはなかった演出だ。▲オリアにある古竜の谷では、その名にふさわしく巨大な竜のNPCが大量にいる。

 新フィールドに追加されたモンスターは150種類以上(形、色違い含む)、クエストは60種類以上が追加となっている。更に、スキルキャップが120まで開放されたことにより、対応する武器・防具もレベル105~110の物が追加となっている。

 さまざまな課題をクリアすることで称号を得られる「トロフィーシステム」でも、49個のトロフィーが追加されている。ルアンブラに新NPC・トロフィー鑑定家が登場し、特定の条件を満たした状態で話しかけると、トロフィーやアイテムを獲得することができるのだ。

『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』 『エンジェル戦記』
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▲動物っぽいモンスターから凶悪そうな骨竜まで、約150体のモンスターが追加された。既存のモンスターをベースに、よりHPが高くタフになっているようだ。
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▲新たに追加されたレベル105~110の武器と防具。この他にも、中レベル帯向けの装備も新たに追加されている。

■“レジェンドエクストリームデュエル”で英雄となって戦う

 『エンジェル戦記』プロデューサーの君塚靖征氏によれば、「ここまでの要素はおなじみのアップデート」とのこと。今回の目玉となるのが、これから紹介する2つの新システムだ。

 まずは新しいPvPシステム“レジェンドエクストリームデュエル(LED)”から見ていこう。LEDは通常のキャラクターではなく、アテナ、アポロン、ゼウスなどの神々や英雄を操って戦闘を行う。プレイヤーキャラクターのステータスの20%が操る英雄に反映され、使用可能な英雄は一定期間ごとに入れ替わる。敵味方の陣営にわかれて対戦し、敵陣地にあるクリスタルを先に破壊した方が勝利となるルールだ。1対1の練習モードと5対5のモードがあり、5対5のモードでは戦闘終了後に経験値や報酬がもらえる。

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▲LEDの全体マップ。敵軍、味方軍のNPCの他にどちらの味方でもないモンスターも点在する。その中立モンスターを狩って金貨などを得て、自軍を強くしていくのも戦略の1つ。

 操作可能な英雄にはそれぞれ固有のスキルが設定されており、レベルアップすると上級スキルが開放/強化されていく。自軍本営には装備商人、よろずや、逸品商人などのNPCが配置されており、時間経過か敵を倒すことで得られる金貨で装備品や消費アイテムを購入可能だ。敵を自動的に攻撃する砲台や、一定間隔で味方NPCが出撃する兵営といった、敵の進軍を食い止める施設も陣地には設定されている。

 また、敵キャラクターやモンスターを倒すとKP(K.Oポイント)を獲得。このポイントと金貨を使用して援軍を呼び出す援軍要請という機能もある。援軍には攻撃、防御、移動力に特化した3種があり、呼び出した援軍は自動的に敵陣地へ向かって移動する。相手陣地へのルートは上路、中路、下路の3つが存在するが、どこに援軍を呼び出すかもポイントになりそうだ。

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▲どの位置にどの特性の援軍を呼ぶか!? 敵味方の位置は全体マップに表示されるので、うまくポイントを抑えたい。

 LEDには、普通と士気モードの2種類があり、普通モードは時間経過とともに自陣、敵陣のNPCが強くなっていく。士気モードは時間経過に加えて、敵の撃破数によってもNPCが強くなっていくため、より戦略的に敵を倒していく必要がある。どちらかのチームの本陣が破壊されるか、戦闘開始から2時間経過すると戦闘終了。

 今までも『エンジェル戦記』では紅白戦、攻城戦などのPvPシステムがあったが、週に2回決まった時間にしか行われなかった。しかしLEDは、プレイヤーが好きな時間に部屋を開いて参加でき、レベル差の開いたキャラクター同士でも楽しめる。みんなでわいわい遊ぶにはうってつけの新システムと言えそうだ。

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▲LEDの英雄選択画面。チーム内で同じ英雄を重複して選べるか否かの設定をすることも可能だ。

■ギルド専用インスタンス“シタデルガーディアン”

 2つ目の新システムは、ギルドメンバー専用のインスタンスダンジョン“シタデルガーディアン(CG)”だ。ダンジョンにはオリンポスの大地を支える巨大な蔓(つる)があり、そこには蔦の精霊が息づいている。この蔓を破壊しようと3方向から攻めてくるモンスターを、ギルドの仲間と力を合わせて迎撃するのがミッションだ。

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▲CGの全体マップ。3方向から押し寄せてくる敵を分散して各個撃破するか、まとまったところをみんなで一気に叩きつぶすか……。デスペナルティはないが、倒されると城郭入り口まで戻されてしまうので注意。

 最初はレベル50ぐらいのモンスターが登場。倒す度に新しい軍勢が登場し、敵のレベルはだんだんと上がっていく。城郭内の鉱脈で採掘すると入手できる“エネルギーの水晶”、特定モンスターからのドロップアイテム“エネルギーメタルの欠片”といった資源をNPCに渡すと、防御支援用の巨神ボウガンや機甲、ギャラクシーボム、ギャラクシーハンマーといった爆弾・武器を作成できる。同じギルドに所属していれば、レベルに関係なく入場できるので、高レベルのプレイヤーは前線でモンスターを迎え撃ち、低レベルのプレイヤーは採取などで戦闘を補助するなどの役割分担が可能だ。

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▲敵モンスターとの激しい戦闘。今までは同じギルドでもレベル差があると、一緒に遊びにくかったが、CGはレベルの壁を越えて協力できるコンテンツだ。

 一定数の敵を倒すとボスモンスターが出現。CGのボスはフィールドのボスモンスターと違い、倒した後も一定時間その場に残るのだ。倒れているボスをクリックすると経験値がもらえる。また、ボスモンスターを倒した時点でマップにいるキャラクター全員が、装備品や乗り物と交換可能なバッジを入手できる。戦闘に参加せずに補助に回ったプレイヤーでもメリットがあるため、低レベルのキャラクターを育てるチャンスかもしれない。

 CGに入場するには全員がアイテム“蔦の城郭のお守り”を持っていなければならない。お守りは特定のボスモンスターからのドロップ、モールで購入できる“盟約の魔晶石”を10個で入手可能だが、めんどくさいという人のためにモールでも販売される。

 なお、CG内で戦闘不能になってもデスペナルティは発生しない。また、蔦の精霊が倒されて失敗した場合にも、フィールドがリセットされるまでの間は、失敗した時のステージの最初から何度でも再挑戦可能だ。CGは定期メンテナンス毎にリセットされるので、攻略可能期間は最大で1週間継続される。

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▲CGで獲得できるトロフィーやバッジを城郭の軍需官に渡すともらえる報酬。4種類のバッジがあり、それぞれでもらえる報酬が異なる。一番価値の高い乗り物は、「ウラヌスバッジ」500個と交換できるのだ。

 最後に君塚氏よりメッセージを戴いたので紹介しよう。「今回の大型アップデートで登場する新マップは、中級レベル以上が対象になっていますが、コンテンツ的には新システム導入によって、低レベル帯の方でもレベルが上がりやすく、遊びやすくなりました。今まで躊躇されていた方も、新規にプレイを始めてみてください。さらに『なかなかレベルが上がらない』とがっかりされていたレベル帯の方も、今までつらかった部分が緩和されており、みんなで遊べるコンテンツも増えていますので、またもう1回チャレンジしてみようかな、という気持ちでぜひ楽しんで戴ければと思います」

 今年の1月にガイア、クロノスの両サーバの統合が行われたばかりの『エンジェル戦記』だが、“オリアの聖樹”実装と同タイミングで、新ワールド「ウラノス」がオープンとなる。まだ『エンジェル戦記』をプレイしたことがないという人も、みんなが横一線にスタートできるチャンスだ。新マップだけではなく、新たな遊び方も増えた『エンジェル戦記』をぜひプレイしてみよう。

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(C)2009-2011 Q Entertainment Inc.

データ

▼『エンジェル戦記』
■メーカー:キューエンタテインメント
■対応機種:PS3/PC(対応OS:Windows 2000/XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:PC版 2009年7月1日/PS3版 2009年9月16日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

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