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2011年4月25日(月)

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienware M17x”を触ってみた

文:電撃オンライン

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■MMORPG『タワー オブ アイオン』でマシンパワーを検証

 ということで、まずは『タワー オブ アイオン』について簡単に説明する。本作はエヌ・シー・ジャパンによって2009年から日本国内でサービスが開始されたPC用MMORPGで、超美麗グラフィックが楽しめることで有名だ。ただしプレイには、とにかく高スペックなPCが必要とされる。そのためサービス当初は泣く泣くグラフィック描写を設定で制限するなどの対応を行った上でプレイを試みるプレイヤーや、本作のサービス開始を機にPCの新調に踏み切るプレイヤーを多数生んだ作品だ。本作の推奨スペックについては、ぜひ公式サイトでご確認いただきたい。

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた

 そんな背景もあった『タワー オブ アイオン』だが、今回は“Alienware M17x”の実力を試すためにもグラフィックなどの設定をすべて最高品質にし、解像度も一番負荷のかかる全画面表示を選択。

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた
▲設定はこんな感じ。画面エフェクトなどもすべてONにして、なるべく負荷をかけてみる。

 実際にプレイを始めてみると、まず最初に驚いたのが各種エフェクトのスムーズさ。『タワー オブ アイオン』は自分のキャラクターを作成するところからゲームが始まるが、そこでの各キャラの動きやエフェクトがとにかく滑らかなのだ。

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた
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▲キャラクターの固有アクションが確認できるのだが、とにかくエフェクトが軽快。PCの冷却ファンは非常に静かに動いている。

 さて、キャラクターを作成すると本格的にプレイが始まるわけだが、高スペックを要求するゲームで問題となるのがCPUやグラフィックボードのパワー不足で起こる処理落ち。本作は背景にもかなり緻密な描写が成されているため、立っているだけでもパワーが足りないマシンでは画面のカタツキが出ることもあるだろう。

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた 異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた
▲……と思っていたが、どうやら杞憂に終わりそうな勢いで背景に鳥は飛ぶは、キャラは動くは。とりあえず立っているだけならば、まったく持ってストレスがなさそうだ。
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▲本作には天候の要素があるのだが、プレイ時はあいにくの雨模様。画像では見づらいが、画面全体に降り注ぐ雨のエフェクトにも影響されることなく、動作は非常に快適を極める。
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▲その後、走ったり敵と戦ったり、背景密度の濃い場所で始点を360度勢いよくぐるぐると動かしたりといろいろな動作を確認したが、驚くほど快適でほんの少しの処理落ちやラグも感じさせない。

 プレイしていて個人的に驚いたのは、水や発光物の描写だ。こういった描写は非常にマシンパワーを食うため、処理落ちが発生しやすいポイントとなる。しかし、この“Alienware M17x”ならば、本作の特徴であるまるで本物の水面のような反射や、本物の火のような揺らめきがより生き生きとした描写で楽しめるのだ。デスクトップの大きなPCではなく、持ち運べるノートPCでこれだけの性能を体感できるのは、個人的には初めてだったため非常に新鮮だ。

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▲刻々と変化する天候エフェクトの中、水の中に入ったり発光する木々に近づいたりと、いろいろと試してみる。しかし、何をしようとも“Alienware M17x”には障害とならなそうだ。

■“Alienware M17x”総評

 といった感じで『タワー オブ アイオン』の冒頭部分をプレイしたが、はっきり言って“何ひとつ問題がなかった”と言うしかない結果となったことをお伝えしたい。数時間プレイをしたが、冷却ファンが爆音で回り出すこともなく、マシンの発熱もほとんどなし。多少負荷がかかる場面ではファンの回る音がしたが、それもほとんど気にならない程度。これで多少なりとも処理落ちなどが発生すれば、それ見たことかと突っ込む要素となるのだが……結果としては本当に快適で、問題にするべき問題すらない状態だった。

 17インチ仕様ということで、ノートPCとしては多少大きめかつ重めだが、自宅にデスクトップPCを置くスペースのない人にとっては、ノートPCでこの高スペックは渡りに船といった感じだろう。また、キーボードに関しても非常に安定した作りとタッチ感で、ゲームプレイに熱中してついつい強めにタイプしても、耐久力はかなりありそうだ。また、フォルムも非常に近未来的というか、ストレートに言うとカッコいい。この外観も含めて“Alienware”というブランドと言えるのだろう。

 もしこれからPCでのゲームを始めたいと思っているなら、また今まで使用してきたPCにパワー不足を感じているなら、この“Alienware M17x”はいかがだろうか? PCメーカー製ということで、自作PCのようなパーツ間の相性問題もなく、保証が手厚いのもうれしいところ。また、購入時にもろもろグレードアップを施せば、本気でこの先数年はどんなゲームもストレスフリーで遊び倒せる仕様になるので、ぜひ購入の際は思いっきり悩んで、自分にとって最高の“Alienware”にしてもらいたい。(ふー太郎)

異星人的高性能!? デルのゲーム用ノートPC“Alienwre M17x”を触ってみた
▲購入者には、もれなく“Alienware”オリジナルのベースボールキャップがついてくる。その他にも、オリジナルマウスパッドなども特典として付属するので、購入の目安にしてほしい。

(C)2011 Dell
The Tower of AION (R) are registered trademarks of NCsoft Corporation.
(C) 2009 Ncsoft Corporation. NCJapan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute and transmit The Tower of AION(TM) in Japan. All rights reserved.

データ

▼Alienware M17x
■メーカー:デル
■発売日:発売中
■販売価格:179,980円(最小構成・税込)
※購入時のカスタマイズにより差額の発生がある。
▼『タワー オブ アイオン』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2009年7月17日
■プレイ料金:900円(税込)/50時間(30日)

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