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2011年4月18日(月)

A・AVG『ギアーズ オブ ウォー 3』メディア向けマルチプレイ体験会レポート

文:電撃オンライン

 9月22日に日本マイクロソフトから発売予定のXbox 360用A・AVG『ギアーズ オブ ウォー 3』。日本での発売に先駆けて、4月14日に日本マイクロソフトのオフィスで開催されたメディア向けマルチプレイ体験会に参加してきたので、その様子をレポートする。

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▲マルチプレイについて説明してくださった日本マイクロソフトの村山さんは、前作のマーケティングも担当。

 近未来の惑星セラを舞台に、人類と地底に巣食う“ローカスト”というモンスターとの生存を賭けた戦いが描かれるXbox 360の大人気タイトル『ギアーズ オブ ウォー』シリーズ。前作『ギアーズ オブ ウォー 2』に引き続き、この『ギアーズ オブ ウォー 3』でも重厚なストーリーモードの他にオンラインでのマルチプレイが楽しめる。残念ながら今回は北米版での体験会だったが、内容的には日本発売版と大差はないとのことなので、購入を考えている人はご安心いただきたい。

 今回の体験会でプレイできたマルチプレイのモードは、“チーム デスマッチ”“キャプチャー ザ リーダー”“キング オブ ザ ヒル”の3種類。どれも5対5のチーム戦で行われ、設定次第では人数が足りない場合NPCが入ってのマッチングを行うことが可能だ。

■各モード説明と前作からの変更点

 “チーム デスマッチ”は、各チームごとに復活可能数が15回までと制限された中で戦うモード。つまり、4人上手なプレイヤーがいても、1人がやられまくると形勢が不利になるという内容だ。オンライン対戦では基本的な、とにかく敵を倒すというシンプルなルールでバトルが楽しめる。

 “キャプチャー ザ リーダー”は、その名の通り相手チームのリーダーを捕まえることで勝敗が決まるモード。本作には攻撃で弱らせた敵を盾として利用する“ミートシールド”システムがあるが、これを使って相手リーダーを一定時間以上確保すれば、勝利となる。リーダーを守りながらどう立ち回るかがポイントとなる。

 “キング オブ ザ ヒル”は、マップに設定されたサークル(拠点)を制圧することで勝敗を決めるモード。とにかく拠点を制圧する役割と、それを援護する役割をどのようにこなすかが重要となるモードだ。

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 今回上記3つのモードをプレイしてみて感じたのは、前作『ギアーズ オブ ウォー 2』のよい部分を引継ぎつつも、うまくルールなどを整理統合してシステムを改良し、遊びやすくしたという点。中でも、対戦前に自分がよく使用する武器を設定しておくことができるようになったのはうれしいところだ。対戦のたびに使用する武器を選び直さなくていいというのは、目立たないがプレイヤーへのストレスを軽減するよい改良だと感じた。また、コントローラの感度についても前作よりも細かく設定できるようになったので、こちらをしっかりと行えばさらに快適なプレイができるだろう。

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■『ギアーズ オブ ウォー 3』のマルチプレイ雑感

 まず、前作をプレイした人にとっては間違いなく同様のプレイ感覚か、それ以上の快適さが感じられるだろう。マップも新たに増え、意外なことに全体的に色彩が鮮やかになったことで、今までのシリーズで全面に押し出された退廃的な雰囲気がいい意味で減り、よりカジュアルな仕上がりになっていると感じられた。さらにマップにはさまざまな仕掛けがあり、上部に釣り下げられた物体などを銃撃により落下させるなどといったギミックも見受けられた。こういったギミックにより対戦の途中でカバーアクションのポイントが増えるなど、マップに変化が起きるのはプレイのいい刺激になり、ダレることなくバトルが楽しめた。

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 さらに、今回は対戦中の全体マップに落ちている武器のアイコンを表示させることができるようになり、どこに何があるのかが対戦開始時から把握できる。このシステムのおかげで、新しいマップでもサクサク対戦が進められたが、強力な武器の取り合いのために開幕ダッシュが激しくなったようにも感じられた。

 また、本作では攻撃を受けるとダウン状態になるのだが、そこからAボタンを連打することで自力での復活が可能となったのも大きい。このシステムのおかげで、ある程度無茶な戦い方をしても戦略的にダウンと復活を行なえるため、こういった部分でもカジュアル度が増したともいえるし、逆に戦略性が上がったとも言えるだろう。

 新登場の武器としては、“レトロランサー”がおもしろい。シリーズおなじみの“ランサー・アサルト・ライフル(チェーンソー付きライフル)”と違い、こちらは銃剣が銃の先端に取り付けられている。最初はチェーンソーよりも弱そうに感じられたが、この武器の最大の特徴は、銃剣での突撃攻撃ができるということだ。突撃はチェーンソー同様に当たれば一撃即死のため、使いどころによっては非常に強力な攻撃となるし、とにかく“突撃感”がスゴイ。直線的な動きの上、途中で曲がることができないため正直使いこなすのは難しいのだが、一度ブッスリと敵に銃剣を突き刺した快感を味わってしまうと病み付きになってしまうだろう。

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 さて、簡単に『ギアーズ オブ ウォー 3』のマルチプレイについてお伝えしたが、個人的には発売を楽しみにさせてくれるには十分な内容だったと言える。前作からのさまざまな改良点に気付いたからこそ感じられたおもしろさや期待感もあるとは思うが、逆に言えば前作を知らない人にとってはこの快適さが最初から体験できるわけだ。また、今回は女性キャラも登場するようなので、そういった面からもぜひ今後の情報に期待していきたい。(洋ゲーライター・A)

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