2011年4月30日(土)
――ちなみに、男の娘のるかと厨×2できるんですか?
たきもと:できます。それは林くんもこだわっていましたから。
安本:本編の発売当時、るかの性別に関してはいろいろ言われたようで、林くんからは「男のままでお願いします」と強く言われています。
たきもと:強い要望でしたね。
――確かに、本編の発売後に林さんは「失敗した」と言っていました。
たきもと:当時はまさに「失敗した失敗した失敗した失敗した」という感じだったらしいですよ(笑)。
▲こちらは2009年に発売された本編の画像 |
――では、天王寺綯ちゃんとも厨×2できたり……?
安本:綯は……あんまり出てこないんですよ。
たきもと:綯については、僕は心残りがあるんです。今回は入れられなかったんですが、本当は彼女が幸せになるルートを書きたかったんです。
安本:きっと林くんが補完してくれますよ。
たきもと:林くんが書いたらもっとひどいことされるよ、綯ちゃん。だって“HENTAI紳士”だもん
――でも、林さんは綯ちゃんが一番好きだと言っていましたが?
たきもと:林くんは、ああいう子が○○するのが大好きだと言い張ってますからね。あのエピソードも、林くんが自分から「入れたい」と言って、入ったエピソードらしいですよ。
安本:どうみてもHENTAIです本当にありがとうございます(笑)。先ほどあまり出てこないと言いましたが、萌郁ルートでだけは、わりと天王寺親子が出てきます。
――天王寺親子ファンは、萌郁ルートに要注目というわけですね。少し話が脱線してしまいましたが、サブタイトルの『比翼恋理のだーりん』はどのような意図で付けたのですか?
安本:サブタイトルは松原(プロデューサーの松原達也さん)が付けたのですが、“だーりん”という言葉が実は作中でキーワードになっています。
たきもと:“ダーリンのバカぁ”という名前の新しい未来ガジェットを開発したことをきっかけに、いろいろなことが起こる物語になっています。
安本:“比翼恋理”は、仲むつまじいさまを表す“比翼連理”をさらに印象づけるため、恋の字に置き換えたものですね。
――今回は恋愛要素がメインの物語ですが、新しい未来ガジェットが出てくるということは科学要素も含まれているのでしょうか?
安本:ルートによりますが、“科学”とまではいかないかもしれません。どちらかというと、“バカ科学”に近いというか。
たきもと:『STEINS;GATE』って、“99%の科学と1%のファンタジー”というコンセプトだったじゃないですか? 今回はその逆だと思ってもらえればいいかと思います。
安本:一応、新しい未来ガジェットなどが出てきたりするので、多少の科学らしい要素はあります。でも、理屈で説明しようと思えばできるのですが、あえて書かないようにしました。
たきもと:理屈の部分やテクノロジーに関しては、かなり調べてみんなで会議したんです。でもそれを全部説明してしまうと、相当な長さになってしまうし、話のテンポも悪くなってしまうのでやめました。なので、そこはユーザーさん自身に補完していただければと思います。
――ちょうどボリュームの話が出てきたのでお聞きしますが、本作のボリュームはどれくらいなのでしょう?
たきもと:本編ほどの長さではないですが、中編くらいのボリュームになっています。当初の予定よりはかなり長くなりましたね。
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