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2011年6月7日(火)

Kinectが示すゲームの未来、そして数百万のコンテンツ配信を目指すXbox LIVE

文:電撃オンライン

 ロサンゼルスで、米国現地時間6月6日に行われたマイクロソフトメディアブリーフィング。先ほどの記事では発表されたタイトルを中心にまとめたが、こちらの記事ではKinect関連やXbox LIVEに関する新情報をお伝えする。

■Xbox LIVEが生み出す新たなエンターテインメント

 今回のブリーフィングでは数多くのKinect対応タイトルが紹介されたが、それと同時にオンラインサービス・Xbox LIVEに関する新情報も発表されている。

 海外のXbox LIVEでは今後、映画やTV番組、音楽、スポーツ番組、もちろんゲームを含め、コンテンツを制作するパートナーの数を10倍まで増やしていくという。これにより、今まで数万だったコンテンツ数を数百万単位に増やすことが可能とのこと。さらに動画配信サービス・YouTubeとのコラボレーションにより、さらなるコンテンツの拡充が見込まれると説明していた。

Kinect Kinect

 また、Xbox LIVEのKinect対応強化も同時に伝えられた。たとえばXbox LIVEをKinectで操作する場合、音声でのコンテンツ検索も可能になる。タイトルやジャンルなど、いくつかの単語をしゃべるだけで、コントローラの操作なしでコンテンツにたどり着けるようだ。またXbox LIVE TVで、さまざまな国のTV番組を視聴可能になるとのこと。このサービスは、北米では今秋にサービス開始予定。今後Kinectでは、音声認識機能も積極的に取り入れていくことが伝えられた。

Kinect Kinect
Kinect Kinect
▲コンテンツ検索では、実際に声のみによる検索が行われた。とてもスムーズにコンテンツを検索することができていた。

 さらに、総合格闘技・UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)との連携についても発表。海外では今秋より、Xbox LIVEのゴールドメンバーは、UFCに加入することで、有料視聴試合のライブ放送や過去の名勝負、インタビューなどを楽しめるようになるとのこと。

Kinect Kinect
▲総合格闘技の総本山とも言われるほど激しいUFC。Xbox LIVEでは、独占情報なども配信する予定だ。

■Kinectの新たなイノベーション

 また、ゲームソフトのKinect対応に加えて、Kinect自体の新たな技術についても発表されたのでお伝えする。

 これらの新技術は『Kinect Fun Labs』というコンテンツに集約され、現地時間6月6日より、日本を含むXbox LIVEのメンバー全員に公開される。プレイヤーの全身キャプチャによるアバター作成、対象物のスキャンをTV内で動かす、指の動きを3Dでトラッキングして取り込んだ画像に絵を描くなど、今までになかったテクノロジーを搭載し、魔法のような体験が可能になるとのこと。これらの技術が今後、ゲームに対してどのようにフィードバックされていくのか楽しみだ。

Kinect Kinect
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▲全身スキャンでは、髪型や服装もアバターとして再現可能。
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▲最初にスキャンした自分の画像に、指で線を描くデモが行われた。身体のスキャンに対して描かれた線が、奥行きのある描写になっている。これは、身体スキャンも指の動きも、Kinectが立体的にトラッキングしているからこそできる技術だ。
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▲女性が持ったぬいぐるみをスキャンすると、そのぬいぐるみが画面の中で動きだすという技術。

 またKinect関連では、『Kinect スポーツ:シーズン 2』や、日本でも先日発売された『Dance Central』の続編『Dance Central 2』が発表された。どちらも日本では2011年内の発売が予定されている。

Kinect Kinect Kinect
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▲『Kinect スポーツ:シーズン 2』では、より人気の高いスポーツが楽しめるようになるようだ。
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▲『Dance Central 2』では、進化したマルチプレイや新しいダンスムーブを実装。多くの豪華アーティストの楽曲でダンスが楽しめるとのこと。

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