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2011年6月8日(水)

『ピクミン』がついにWii Uで出る!? 任天堂のラウンドテーブルをレポート!!

文:電撃オンライン

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 ラウンドテーブルの最後は、来場者からの質疑応答で締めくくられた。以下に、その主な内容を掲載する。

――3DSのラインナップがどれもゲーマー向けのゲームですが、カジュアルなタイトルはないのですか?

宮本氏 『マリオ』より先に『ニンテンドッグス』を作ってしまいました(笑)。おばあちゃんなどは、あれがあれば3年ぐらい遊べるんじゃないかなと思います。また、そういったカジュアルな遊びは、3DS本体の内蔵ソフトに入れましたので、本体があれば当分遊べると思います。3DSは今までのゲームを3Dにしていこうと思っていて、ゲームらしいゲームを作らねばと考えているんです。もちろんカジュアルなものも準備していますが。

――Wiiのソフトは『スカイウォードソード』が最後になるのですか?

宮本氏 今回発表していない、Wiiのソフトはまだあります。

青沼氏 25周年の作品になるので、Wiiの最後を飾るに相応しい作品にしたいなと思っています。

宮本氏 ちなみにスタッフに、この『ゼルダ』が過去最高のデキじゃなかったら、もう『ゼルダ』は作らないと言いました。『スターフォックス』のスタッフにも、「このソフトでもう一度『スターフォックス』をおもしろいと思ってもらえなかったら、もう『スターフォックス』は作らない」と言いました。なので、みんな真剣に作っていると思います。

――バイタリティ・センサーはどうなったんですか?

宮本氏 えーと……研究中です。まだいろいろな環境で安定した測定結果が出ないんです。ですが、開発は続けています。

――3DSの『スーパーマリオ』はタヌキスーツを着ているのに、なんでずっと飛べないようになったのですか? 『マリオ3』では飛べていたのに……。

小泉氏 それをやってしまうと3Dのゲームでは破綻してしまうので……。じゃあしっぽマリオがいいんじゃないかと言われると思うんですが、耳がつくだけだと3DSの小さな画面ではわかりにくいので、タヌキマリオになりました。

――というか、そもそもなぜ『マリオ3』でタヌキが飛べるという発想に至ったのですか?

小泉氏 その答えは、(『マリオ3』を手掛けた)手塚が知っていると思います……。会場にいますか?(会場に居合わせた任天堂の手塚卓志氏がステージに上がる)

手塚氏 まず『マリオ3』の構想として、マリオにしっぽを付けようというものがありました。これで敵を蹴散らすようにしようということになったんです。そうしたらしっぽがついたので、浮けるようにしよう。でも、浮いたんだったら飛べるようにしよう。となりました。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 こうして、笑いの絶えない質疑応答は終了。最後に宮本氏が、「実は今年は、『ルイージマンション』の10周年。ということは、もう1つ10周年のソフトがあります」と、先ほど自身でクギを指していた『ピクミン』を話題に上げる。

 宮本氏は「……実はWiiでピクミンを作っていて、今年出したかったんです」とカミングアウト。「ところがWii Uの開発を続けていると、どうしてもそちらでピクミンを作りたくなってしまって……。そちらで作ります」と、現在の『ピクミン』の開発状況を説明した。なお宮本氏によれば、「Wiiで途中まで作っているので、(発売は)そんなに先にはならないと思います」とコメント。Wii Uで『ピクミン』を遊べる日もそう遠くはないのだろうか!?

(C)2011 Nintendo.

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