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2011年6月9日(木)

PS3/Xbox 360『マックス アナーキー』は多人数参加型+近接格闘中心の意欲作

文:電撃オンライン

 セガは米国現地時間6月8日、ロサンゼルスで開催中のE3 2011で、PS3/Xbox 360用ソフト『MAX ANARCHY(マックス アナーキー)』のプレゼンテーションを行った。

 『マックス アナーキー』は、稲葉敦志プロデューサーのもとでプラチナゲームズが開発している乱闘アクションゲーム。重厚なシナリオと壮大な世界観をもとに描かれるストーリーモードの他、オンラインモードも収録しており、多人数での乱戦バトルを楽しめる。

 プレゼンテーションでは、セガで開発を担当している下村一誠さんと、本作ゲームデザイナーのプラチナゲームズ・佐藤広野さんが解説した。

 まず最初は、プラチナゲームズとして初めて、多人数参加型の乱闘アクションゲームを開発した目的が語られた。これまで多人数参加型の対戦ゲームは多く発売されているが、FPSやTPSなどの重火器/遠距離攻撃を扱ったものばかりで、近接格闘ものが少ないことについて言及。本作は、そんな“出ているタイトルが少ないジャンル”に挑戦することを目的にしているという。

『マックス アナーキー』 『マックス アナーキー』

 また本作には、ルールがないと語る下村さん。対戦時に勝ち続けている人を他のメンバーと協力して倒すもよし、ひたすら逃げるのもよし。孤高に戦うプレイスタイルでもいいと話し、本作に登場する多数の特徴的なキャラクターを駆使して、アナーキーなプレイを自由に楽しんでほしいとのこと。

 続いて、本作のストーリーモードが紹介された。ストーリーモードは、ジャックとレオの2人を主人公として進行する。この2人の主人公にはそれぞれストーリーが用意されており、両方をプレイすることで物語の全ぼうが明らかとなる。また本作はミッション開放型となっており、ミッションを重ねていくことで物語が進んでいくという。

『マックス アナーキー』

 ストーリーのテイストは、“重さをもったシリアスさ”を重視しているそうだ。オンラインモードはその逆で、ノリのよさを重視し、みんなでワイワイ楽しむことを目的に作られているという。なお、オンラインモードにはデスマッチとサバイバルがある。デスマッチは、4人それぞれが敵となる。サバイバルはプレイヤー3人で協力しながら、つぎつぎと現れる敵を、どこまで倒しきれるかを楽しむモードになるとのこと。またモードは、この他にも用意されているそうだ。

『マックス アナーキー』 『マックス アナーキー』

 プレゼンテーションはここで終了したが、この後プレスによる質疑応答が行われたので、質問内容と回答を以下で紹介する。

Q.『マッドワールド』と世界観の共通点はありますか?

A.世界観のつながりはありません。ジャックは外見・内面ともに魅力のキャラクターに仕上がったので、いつかどこかで使いたいと考えていました。そんな時、本作の企画とジャックのキャラクター性がマッチしていることから、本作の主人公として登場することになりました。

Q.ジャックたちが戦う理由はなんなのでしょう?

A.そのあたりについては、後日情報を公開していきます。ただ、ジャックに関してはすでに情報を公開していて、賞金稼ぎをしているジャックのもとに、とある少女が依頼を持ちこんだところから、ジャックの物語が始まります。

Q.登場キャラクターの中には、ネタキャラ的な持ち味をもったキャラクターはいるのでしょうか?

A.ネタキャラはいます。どんなキャラクターなのかはお教えできませんが、思いっきりネタキャラなので、楽しんでいただきたいですね。

Q.人気のあるキャラクターは誰ですか?

A.E3のショウフロアでは、ジャックとゼロ、マチルダが人気でした。

Q.トラップやステージギミックなどは搭載されていますか?

A.アクショントリガーイベント(ATE)と呼ばれている、自動発生型の突発イベントが発生することがあります。たとえば、1カ所にプレイが集中してしまった時にそれをバラすようなものや、その逆もあります。フィールドに刺激を与えることで、1セッションのプレイにバリエーションを持たせるようにしています。

Q.イベントはどのように発生させているのですか?

A.専用のAIマネージャーを開発し、プログラム上でエリアごとに人が集まっているかいないかを判断させ、爆撃を起こしてキャラを散らしたり、その場所が危険になるようなイベントが起こったりします。

(C)SEGA

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