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2011年6月23日(木)

縦横無尽に撃ちまくれ! PS3/X360『爆烈軍団レネゲード』

文:電撃オンライン

 セガは、PS3/Xbox 360ダウンロード専用ソフト『爆烈軍団レネゲード』を今秋に発売する。価格はPS3版が1,500円(税込)、Xbox 360版が1,200マイクロソフトポイント。

『爆烈軍団レネゲード』
『爆烈軍団レネゲード』 『爆烈軍団レネゲード』 『爆烈軍団レネゲード』

 本作は、『ジャストコーズ』シリーズで知られるAvalanche Studiosが制作している、爽快なアクションシューティング。戦闘車両や兵器を使い、美しいグラフィックで描かれたフィールドを全方位、縦横無尽に走破していくことになる。オンライン協力プレイにも対応しており、最大4人で遊ぶことが可能だ。

【トレーラー映像】


 電撃オンラインでは本作について、セガ オブ アメリカのAndreas Thorsen氏とAxel Lindberg氏に話を伺った。本作について詳しく知りたい人は、じっくりと読んでみてほしい。(インタビューの名前は敬称略)

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『爆烈軍団レネゲード』
▲Axel氏(左)とAndreas氏(右)。

――まずは本作の概要紹介をお願いします。

Andreas 本作では、とにかくユーザーの皆さんに楽しんでいただけるよういろいろと工夫をしています。アイデアとしては、昔のアーケードゲームの感触を大事にしています。たとえば『デザートストライク』などですね。エンジンにはAvalancheで開発していた『ジャストコーズ2』のものをベースとして使用しています。

 また本作には大きなマップがあり、陸地を走ったり空を飛んだり、とにかくユーザーが何も考えなくても楽しめるようなゲームを目指して制作しています。ゲームのプレイに関しては、キャラクターは全部で4人存在し、その中から自由に選択することができます。選んだキャラクターによって得意な乗り物があり、各乗り物に対して必殺技にあたる“スペシャルアビリティ”が備わっています。

 ストーリーモードにあたるキャンペーンモードでは、シングルプレイと2P協力プレイがあります。またオンラインモードでは、最大4人同時に遊ぶことができます。

――どのくらいのステージ数があるのでしょうか?

Andreas 具体的な数はお教えできないのですが、複数のステージを用意しています。同じステージであっても、日中や夜などの明るさのバリエーションに加えて、天候もいくつか用意していますので、違った遊び方ができるようになっています。

Axel ステージに関しては特にバリエーションを重視していて、同じマップでも明るさや天候だけでなく、敵の配置や種類が変わります。また、プレイヤーキャラクターの武器やスキルをアンロックすることで、独自のカスタマイズや戦略性なども重要視し、なるべくプレイヤーに多くの遊びの幅を提供したいと考えています。

『爆烈軍団レネゲード』 『爆烈軍団レネゲード』

――キャラクターはゲーム中に機体を乗り換えることができるのでしょうか?

Axel 乗り換えることができるステージも、当然用意しています。以前に海外で配信したゲームトレーラーのステージでは、まず戦車でゲームを始め、ボス戦になるとヘリコプターに乗り換えて大型のタンカーと戦うことができます。

『爆烈軍団レネゲード』 『爆烈軍団レネゲード』 『爆烈軍団レネゲード』

――機体が破壊されると、すぐにゲームオーバーになってしまうのですか?

Axel すぐにゲームオーバーにはならないですね。ライフが残っていれば、すぐにリスポーンすることができます。

Andreas 難易度は3種類用意しています。カジュアルモードはライフが無制限で、ノーマルモードではライフが3つ与えられえる代わりにコンティニューが無制限となりますが、コンティニューするたびにスコアが下がります。そして最後のハードコアモードでは、コンティニューなしのライフ3のみでプレイすることになります。ただしハードコアモードは一番スコアを稼げるようになっているので、スコアアタックを目指す人の専用モードのような形です。

Axel ハイスコアを稼ぐ方法として、ダメージをつなぐ“コンボシステム”を採用しています。当然、より多くのコンボをつなげればスコアが高くなるので、そのコンボのつなげ方がユーザーのウデの見せどころになるでしょう。ハードコアモードではコンボがつながりにくくなっているので、スコアアタックを狙う人にはぜひ挑戦してほしいですね。

――なるほど。それでは、ハードコアモードのオンライン対戦でナンバーワンのスコアを競うことが、本作最大の注目点なのでしょうか?

Axel ハイスコアは、1つの大きな目安になるとは思います。ただ、カジュアルモードを用意している理由として、私には5歳になる娘がいるのですが、小さな子と一緒に遊んでもしっかり楽しめるところがあります。より多くのユーザーに楽しんでいただきたいので、複数の難易度を用意しているのです。

Andreas また、スコアの対戦ではユーザーをランクごとに分けているので、同じランクのユーザー同士で対戦をしたり、単純にハイスコアだけを狙うのではなく、いろいろな人がさまざまな形で遊べるような仕様を目指しています。

――Co-opだけでなく、対戦モードもあるんですね。

Andreas はい。同時にゲームをスタートし、最終的にどちらのランクがよかったか? というような形式の対戦モードが用意されています。

――本作で、特にこだわった部分はどこですか?

Andreas 本作には“オートログモード”というシステムを実装しています。これは、フレンドのハイスコアに近づいてくると「そろそろフレンドのハイスコアに到達します」という案内が出る機能です。シングルプレイであっても、友だちと一緒に遊んでいるような感覚を味わえるように、という部分はこだわって作っています。

Axel コアゲームメカニクスは非常にこだわっている部分です。デバッグでは10分程度プレイすれば十分なのに、結果的にスタッフが1ステージをすべて遊んでしまいました。それぐらい没頭できるゲームに仕上げられたのは、誇りに思える点です。

――シングルプレイでは、どのようなストーリーが展開するのでしょうか?

Axel ストーリーは、90年代の『G.I.ジョー』などのミリタリーモノを参考にしています。いろいろな都市を爆撃しているような組織・インフェルノという“本当に悪いヤツら”が敵で、主人公のボスが世界中の精鋭を集めて“レネゲード(反乱軍)”という組織を作るところから始まります。プレイヤーはレネゲードの一員となって、インフェルノを倒しに行くという、王道なストーリーです。

――悪役のキャラクターがしゃべるような、ストーリー上の演出はあるのでしょうか?

Axel ストーリーは、コミック調のアニメーションで進行します。もちろんレネゲードとインフェルノの会話などもあるのですが、その中で1つおもしろみのある仕掛けを入れています。まだ公開はできないのですが、期待をしてもらってもいい要素かなと思います。

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

Andreas デュアルスティックを使ったアクション性の高いゲームや、『デザートストライク』や『ジャッカル』などの昔ながらのアーケードゲーム好きなユーザーは、まさに本作が遊ぶべきゲームだと自信を持っています。

Axel 今回、開発チームを結成するにあたって、やれと言われてやっている人が1人もおらず、本当にやりたい人たちだけが集まった、心のこもったプロジェクトです。スタッフみんなが楽しんで開発しているので、その思いが皆さんに伝わればと思います。

(C)SEGA

データ

▼『爆烈軍団レネゲード』
■メーカー:セガ
■対応機種:PS3/Xbox 360(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■発売日:2011年秋
■価格:PS3 1,500円(税込)、Xbox 360 1,200マイクロソフトポイント

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