2011年6月30日(木)
セガは、本日6月30日にPS3/Xbox 360用ソフト『パワースマッシュ4』を発売した。価格は各7,140円(税込)。
『パワースマッシュ』は、同社がアーケードやコンシューマなどで展開しているリアルテニスゲーム。その最新作『4』では、“簡単操作でスーパープレイ”というコンセプトはそのままに、新機能を多数加えている。PS3版ではPlayStation Move(以下、PS Move)に、Xbox 360版ではKinectに対応。直感的なプレイを楽しめる。
いよいよ発売を迎えた本作を手に、セガ広報チームのサントウさんが電撃オンラインにやってきた。その模様をお届けする。
毎度のことながら、ゲームメーカーの来訪というのは誰が応対するのか悩むところ……なのだが、今回は簡単に決まった。電撃オンラインの中で、一番テニスのうまいスタッフが対応すればいい。ということで「授業の試合でテニス部を追い詰めたことがある!」という、いささか頼りない実力のkbjが話を聞くことになった。
「どうせ、いつものようにサントウさんと対戦して、ささっと勝って、読者プレゼントをもらうだけでしょ」
そんな甘い気持ちで、セガさんの待つ応接室に入るkbj。そこで彼が見たものとは!?
???「どうも、こんにちは。開発プロデューサーの熊谷美恵です!」
開発プロデューサー!? そう、この男は『サカつくDS ワールドチャレンジ2010』の時に続いて、自ら戦うのではなく、開発スタッフを電撃オンラインと戦わせようとしていたのだ。
サントウ「ちょっとちょっと! なんでそんな感じの悪いナレーションなんですか!! 他のメーカーとは、開発の方と対戦をよくやっているじゃないですか!?」
ごもっとも。というわけで、まずは熊谷プロデューサーから、本作を存分にアピールしていただいた上で、対戦をすることにした。
本作で加わった新たな要素の“マッチモーメンタム”。選手ごとに設定された条件を満たしたショットを打つと画面上部にあるゲージがたまり、それが最大になると能力が上昇する要素だ。たとえば、ラリーを長く続けたり、コートの後方からショットを打ったり、といった具合。プレイスタイルは選手によってさまざまあるので、その条件を満たすように操作していると、その選手に成りきって遊べそうだ。また、この条件を満たしてプレイするか、無視してプレイするかで、格闘ゲームのような駆け引きが発生するという。
▲グラフィックやモーションに加えて、選手のプレイスタイルがシステムに加わり、さらにリアルなテニスの試合が展開する。 |
1人でプレイするワールドツアーモードは、やりこみ要素を強化。すごろくのような世界地図を進んでいきながら、練習や試合を積み、選手の能力や人気を高めていくモードとなっている。顔のパーツは、それぞれをかなり細かく調整可能。見た目にこだわる人にはうれしいポイントだ。
▲プレイヤーエディットで、オリジナル選手を作れる。性別や名前、性格や服装、プレイスタイルなどを自由に設定可能。 |
練習内容は、なぜかテニスコート上にあるサッカーゴールにボールを入れるものから、コートに散らばった卵を集めるものまで、多種用意されていた。
▲世界を転戦してスタープレイヤーを目指すこのモード。試合や練習、休養などをこなしながら、実力と人気を高めていこう。 |
▲強風の中でラリーをする“ウィンドマッチ”は、開発者でもやりごたえがあるという話だ。 |
育成していく中で、プレイスタイルを獲得していけば、自分だけのオリジナル選手が完成するという寸法。また、お金を使えばカスタマイズアイテムを購入できる。ネットワーク対戦時にはプレイヤーの好みが出そうだ。
プラクティスモードは、文字通り練習するモード。段階ごとのメニューをこなしていくことで、プレイ感覚が磨かれていく。昔シリーズ作品をプレイしていたが最近遊んでいないkbjのような人や、未経験者に配慮されている。
パーティーモードは、最大4人まで参加できるモード。ワールドツアーモードでも登場した、一風変わったルールで対戦を行える。中でも、コート上のボタンを押すことで、ネットの一部が高くせり上がり、ボールを打ち返す“ウォールマッチ”ルールは、かなり白熱するとか。
▲左がヒヨコを集める“エッグコレクター”で、右が壁をコントロールする“ウォールマッチ”。 |
そして、ネットワークモード。本作では、世界中のプレイヤーとの対戦が可能になっている。“ランクマッチ”では、マッチングを待っている間もアーケードモードをプレイしていられるため、“待ち時間に何もできない”ということはない。
また、ネットワークモードのもう1つの遊び方である“プレイヤーマッチ”では、ネットワーク上に設置されたクラブハウスに集まったメンバーと、楽しくテニスできる。8人までルームに入れるので、他人の試合を観戦したり、ダブルスをしたり、ミニゲームをしたりと、プレイヤーたちが自由に遊べる。
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