2011年7月21日(木)
ここからは、10月27日に配信開始予定の追加シナリオ“フーカ&デスコ編”(2,000円・税込)の情報を掲載する。配信開始日と同日には、フィギュアとマキシシングルの同梱されたアペンドディスク版と、本編と“フーカ&デスコ編”の両方を楽しめるパッケージ版、2種のパッケージソフトが発売される。詳しくは、7月7日の記事を参照してほしい。
今回の記事では、“フーカ&デスコ編”のあらすじと、この時期におけるキャラクターたちの様子を紹介する。
これはヴァルバトーゼたちが魔界政腐の怠惰を正し、世界を救った日から少し後の物語。
一連の騒動終結後も、地獄で勝手気ままに過ごしていた風祭フーカは、赤い月の輝く夜に、プリニーたちが勤めから解放されて旅立つ姿を目撃する。
罪を犯した人間の魂は、プリニーとしての過酷な労働に勤め、その報酬として手に入れたお金で生前の罪をあがなう義務を背負っている。罪を償い終えたプリニーだけが、赤い月の夜に、月へと送られ転生して次の人生に旅立てるのだ。
本来であれば、フーカも目前のプリニーたちと同じ道をたどるはずだった。しかし、フーカ自身が“死んだこと”と“生前罪を犯したこと”を認めないため、プリニーの枠からはみ出していた。死んだことを棚上げにしたとしても、過酷な労働に取り組む気などサラサラないので、これまではプリニーとして振る舞うことを一切拒否してきたのである。
そんなフーカだったが、プリニーたちの旅立ちに立ち会っていた死神・エミーゼルからプリニーの転生事情を聞いて、ニヤニヤ企み顔に。キレイな魂になって転生する、それはつまり人間界に戻れるということでは……? 以前から、“地獄にいるという悪夢”が終わるのを望んでいたフーカには、魅力的な話である。転生には、罪を償うためのお金が必要だと聞いて、まずはお金を手に入れようと行動を開始する。
かなり強引な言い分により、お金がたくさんあるところから徴収(強奪)することになる。
フーカの願いをかなえるために、デスコも全面協力を申し出る。
さらに、お金の徴収といえば、業欲の天使でしょ! ……ということで、周囲の人物を巻き込みながら、“フーカの悪夢お目覚め大作戦”が開始されるのだった。
本編のメインキャラクターたちは、“フーカ&デスコ編”の物語が始まるころ、何をしていたのか? 以下にそれぞれの背景を紹介する。なお“フーカ&デスコ編”では、彼女たち以外のキャラクターも登場するという。
“フーカ&デスコ編”の主人公。罪を犯して地獄に堕ちてきた中学生で、死んだことや、罪を起こしたことに自覚がない(このため罪を償う気もない)。赤い月の夜、プリニーたちの旅立ちを目撃したことで“転生”に興味を持ち始めるが――。
“フーカ&デスコ編”のもう1人の主人公。ラスボスになるために生まれてきた女の子。本編シナリオ終了後も、ラスボス修行に余念がない。“おねえさま”として慕うフーカの望みをかなえるために奔走する。
ブルカノ(?)改め“アルティナ”。天界に属する天使。一時期は“業欲の天使”として、魔界で金品を強制徴収しまくっていた。徴収活動は休止しているものの、地獄にとどまっている。
前魔界大統領の1人息子。現在は、死神として活躍中。赤い月の夜に、プリニーを導くのも彼の仕事の1つ。
本編シナリオの主人公。かつて“暴君”と恐れられた伝説の吸血鬼。一連の騒動収束後も、プリニー教育係として熱心に働いている。
ヴァルバトーゼの腹心。ヴァルバトーゼにかわらぬ忠誠を誓い、主の覇権拡大のため引き続き活動中。(DLCのキャラクター追加は、彼の功績と言えなくもない)
▲“フーカ&デスコ編”では、拠点での操作キャラクターがフーカになる。新マップや新BGMも用意されるとのことだ。なお、追加シナリオ中も本編のシステムはすべて利用できる。 |
(C)2011 Nippon Ichi Software, Inc.
データ