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2011年7月28日(木)

『アリス マッドネス リターンズ』クリエイターインタビュー!(焼き鳥つき)

文:サガコ

 こんにちは! どちらかといえばダークなゲームに目がない方のライター・サガコです。今回は、7月21日にエレクトロニック・アーツ(EA)から発売されたPS3/Xbox 360/PC用新作『アリス マッドネス リターンズ(以下、アリス)』を手がけたクリエイターのアメリカン・マッギー氏の来日インタビューをお届けします!

『アリス マッドネス リターンズ』

■『アリス マッドネス リターンズ』とは……?

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 その少女は夢の中で遊ぶのが大好きだった。今晩も夢で、不思議の国の住人たちと楽しいお茶会。ところがその夜、現実世界では家が火に包まれ、少女以外の家族は父母も姉もみな焼け死んでしまう。生き残った罪悪感とショックから、火事の記憶さえ封じた少女の名はアリス。強いトラウマから心を病んだ彼女はそのまま精神病院に入院……18歳になってもまだ恐ろしい幻覚にとらわれ続けていた。

 ある日、担当医の指示で町の薬局へ向かったアリスは、街角の白猫を追ううちに突然不思議の国へと堕(お)ちてしまう。そこはアリスが驚くほど荒廃し、暴力にまみれて変わり果てた世界だった。不思議の国に何があったというのか? そしてアリスの封じられた記憶にはどんな真実が眠るというのか? チェシャ猫の導きを得て、アリスは血にまみれたナイフを手に“記憶”を集め、“真実”を求める新たな旅へと出かけることとなる――。

 とても刺激的な世界設定と芸術的なアートワークで魅せる、オトナの童話。軽快なアクションを楽しみながらアリスと旅をすれば、本作の“かっこよさ”にしびれること請け合いです。単純に血が飛び出す残酷表現や破壊でもって、刺激と爽快感を楽しむ作品ではありません。アリスの精神世界を描いた“病的なまでに美しい狂気”もしくは“狂気ゆえにもたらされる病的な美しさ”に触れて、感じながら冒険するゲームです。

『アリス マッドネス リターンズ』

■そんな『アリス』を生み出したアメリカン・マッギー氏ってどんな人?

 世界中に熱狂的なファンを多く持つアメリカン・マッギー氏。童話の狂気的な面を鮮やかな手法で描き出し、アーティスティックな演出のゲームへと昇華させるそのディレクションに、あのスティーブン・スピルバーグ監督も衝撃を受けたと言われるほどのクリエイターです。

 と同時に、マッギー氏は“風変わりなクリエイター”の印象も強い人。大手メーカーで輝かしい実績を持ちながら、新たな刺激を求めて会社を離れ、さらには本国までも離れて中国・上海に居を移し、自分の会社を構えてしまったのですから。絶え間ない“刺激”の中に身を置くマッギー氏。一体どんな風にして『アリス』は生み出されたのか……興味はありませんか?

→マッギー氏に話を聞いてみました!(2ページ目へ)

(C)2011 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo and Alice: Madness Returns are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

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データ

▼『アリス マッドネス リターンズ』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PC(対応OS:Windows)
■ジャンル:A・AVG
■発売日:2011年7月21日
■価格:オープン

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