2011年8月4日(木)
日本一ソフトウェアは、9月22日に発売するPSP用S・RPG『ファントム・キングダム PORTABLE』の新情報を公開した。
『ファントム・キングダム PORTABLE』は、2005年に発売されたPS2『ファントム・キングダム』のPSP移植版。移植にあたり、ビジュアル面でのブラッシュアップが行われ、新キャラクターおよび新シナリオの追加も行われる。
今回の記事では、その新キャラクター&新シナリオ“パパは最強魔王編”の情報を中心に紹介。ぜひ最後までチェックしてほしい。
“パパは最強魔王編”で言うところの最強魔王は、多くの読者が察する通り、本作の主人公・ゼタのことを指している。このシナリオは、本編のアナザーストーリーで、ゼタがコンファインの呪文を「コンヒャイン!!」と噛(か)んだことから始まる物語だ。
魔界消滅の危機に立たされた魔王ゼタが、全知全能の書に憑依(ひょうい)する瞬間から、運命は違う方向へと動きはじめます。
「コンヒャイン!!」
ゼタが肝心の呪文を噛んだことで、全知全能の書への憑依が不完全なものに――辛くも完全消滅を免れたものの、力を回復するまでに、膨大な時間を要することになるのでした。
1,000年の時が流れ、何とかゼタが動くことができるようになったころ。周囲の魔王たちの勢力図は、大きな変化を見せていました。かつてゼタと小競り合いを繰り返していた破壊神アレクサンダーが、一帯を制し“大魔王”になっていたのです。アレクは尊大な態度でゼタの前に現れます。
▲美しかったプラムの魔界は、アレクの侵略で荒れ果てた地に変わっている。他の魔王も敗れて、アレクにひざを折った様子だ。 |
旧年のライバルの変ぼうに驚き、あきれるゼタ。アレクは、ゼタの怒りなどかまわぬ様子で、部下にゼタ討伐を命じて去っていきます。どうやらアレクと腹を割って話すには、いくつものマップを越えて、アレクの城に乗り込まねばならないようです。
アレクの命を受けてゼタの前に残されたのは年端もいかない女の子でした。
「おい、お前。親はどうした? 痛い目を見ないうちに帰れ」
ゼタは邪険に追い払おうとしますが、少女の口から飛び出した言葉を耳にして固まることになります。
「……私の名はペタと申します。親は魔王ゼタ……あなたです。」
身に覚えのない“娘”の登場で、ゼタは大混乱。はたしてペタの正体は?
大魔王アレクと最強魔王ゼタの戦いの行方はどうなるのでしょうか?
本作には、さまざまな魔王たちがゲーム中に登場する。今回は、物語を彩る魔王たちと、新キャラクターである“ペタ”を紹介していく。
ペタ CV:水橋かおり | ||
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▲“パパは最強魔王編”に登場する新キャラ。ゼタの娘を名乗る謎の少女で、シナリオ中では大魔王アレクサンダーの部下として現われ、ゼタの前に立ちふさがる。ゼタは「我に子供などおらぬっ!」と否定。彼女に対して困惑しているようだ。 |
▲これぞ、ゼタとのつながりの証か!? ゼタの技“ゼタビーム”にそっくりな“ペタビーム”を放つペタ。 |
日本一さんのゲームでいろいろなキャラクターをやらせていただいてきたので、新たな引き出しを開けるのが大変でした。
残念ながら、ゼタはゼタですね……(笑)。でも、ダメパパというのも愛しい感じでよいと思います!
新キャラクターも加わって、ますますにぎやかになりました。通勤通学、夜のおともによろしくお願いいたします。
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