2011年8月11日(木)
▲東京で開催された特別先行体験会&馬場プロデューサートークショー時の模様。 |
7月30日より、PS3『テイルズ オブ エクシリア(以下、TOX)』の先行体験会が順次開催! ということで私も『TOX』の体験版を、バンダイナムコゲームスさんに借りてプレイさせていただきました。申し送れましたが、RPGと歴史とロボットが好きな電撃オンラインのキャナ☆メンです。
『TOX』について軽く説明すると、人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの15周年を記念して9月8日に発売されるタイトルで、キャラデザインに藤島康介氏といのまたむつみ氏の2人が、同時に起用されているのが特徴です。両氏がそれぞれデザインしたジュードとミラが物語の主人公となり、ゲーム開始時には主人公の選択もできます。もっと詳しいことが知りたい方は、これまでのゲーム紹介記事をご覧になってください。
さて、“主人公が選べる”というのが『TOX』の特徴であることは、上でも触れた通りですし、ゲーム紹介で繰り返し述べてきました。ただ、「操作キャラが自由に選べる『TOX』で、それはどんな意味を持つの?」と思う人もいるかもしれません。でも体験版をプレイしただけでも、主人公による違いを楽しめました。それは、ボス戦の手前で発生したイベントシーンでのこと。ジュードとミラでは視点の違いから、見られるシーンが違うんですね!
イベント自体は、ピンチのミラをジュードとアルヴィンが助けるという内容で、同じです。ですがミラ視点だと、ミラの会話が主で、何やらアルヴィンに危機を救ってもらったような見え方でした。ミラ視点を先にプレイした私は「さすがアルヴィン!」と思ったものですが、ジュード視点でイベントを見た時、本当にミラを助けたのはジュードであることがわかってびっくり! イベント1つだけならともかく、ゲーム中でずっとこれが続くと、片方の視点では見えない真実もたくさんあるのでは? と思いました。というか、むしろその発見が楽しみ!
▲製品版だと、このような施設内でもカメラをぐるぐると回し、アイテムを探すことができるようです。 |
体験版でプレイできたのは、キジル海瀑という場所の1マップ。今作ではカメラアングルを上下左右にぐるぐる回せるようになったので、スタート地点の浜辺から周囲を見回すと、アルヴィンの言葉を借りれば「海から槍みたいに岩が生えてる」光景が広がっています。さらに遠くには、“海瀑”という名前の由来であろう大きな滝のような風景。ゲームの中に、壮大な自然を感じました。
とりあえずミラで浜辺を歩いてみると、カメラアングルを自由に動かせるようになったおかげで、「ここにアイテムがある!」とサングラスを発見したり、「あの高い場所にある宝箱、どうやって取りに行けばいいんだろう?」と考えたり、自然の中を“探検している感”があります。ちなみにサングラスは、キャラクターに装備させると見た目が変わる“アタッチメント”。今回のプレイでは、ミラに装備させてみました。ミラは金のような髪色なので、なんだか外国のビーチを歩いている気分です。でも、アルヴィンがサングラスをかけると似合うのは、体験会でわかっていたからっ!
▲マップを探索中、上の画面のような表示が出たら、登ったり降りたりできます。マップが立体構造になっているほうが、“冒険してる感”は味わえていいですね。 |
そうこうしてさらに歩き回っていると、「ここから登れそうだな」と段差の前でつぶやくミラの声が。なるほど、これがショートチャットね! 「お先にどうぞ」と勧めるアルヴィンさん、さすがです。ショートチャットは、いろいろな場所で発生して、しかもゲームを止めずに会話を聞けるのがいいですね。ちなみに、セレクトボタンを押すと、キャラのフェイスグラフィック同士がおしゃべりを始めるロングチャットもちゃんとありますので。
ミラの言葉に従って段差を登っていくと、見晴らしのいい高台へと出ました。つい海瀑のほうへと誘われて進むと、眼下には見覚えのある浜辺が。「あそこって、さっきサングラス拾った場所じゃん!」と気付きました。何となく他に寄り道した場所も見たくなって歩いていると、明らかにガケっぷちで○ボタン表示。『TOX』では、上り下りできる段差などで○ボタンが表示されるわけですが……でもガケじゃん? とりあえず降りてみたら、ジュードがミラに「スカートおさえたほうがいいよ」とショートチャット。アルヴィンとは何と対照的な……! でも、短いやり取りの中でもキャラの側面や、性格の違いが描写されているのは楽しい。ショートチャットも、おもしろいじゃないですかっ! この感じだと、ショートチャットも探さないと聞けないような会話がありそうですね。
▲特定の状況でセレクトボタンを押すと見られるロングチャットは、シリーズでおなじみのチャットとほぼ同じ。一時的にゲーム進行が止まり、より突っ込んだエピソードが楽しめます。 |
→戦闘で感じた“テンポのよさ”と“考えるおもしろさ”(2ページ目へ)
(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2011 NAMCO BANDAI Games Inc.
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