2011年8月16日(火)
――では次に、今後の展開についてお聞きします。今後、『モンコレTCG』をどのように発展させていきたいと考えていますか?
安田:これはすでに発表されていますが、他のタイトルとのコラボレーションというのがあります。すでに『GOD EATER(ゴッドイーター)』というタイトルとのコラボが決まっています。そして全国大会である“モンコレ甲子園”ですね。それから小説も出ます。今回で言えば《魔剣姫ドラジェ》のキャラクターは非常に魅力的だと思っていますので『モンコレTCG』を、そのゲーム性だけでなく、キャラクターやストーリーといった面でも広げていきたいですね。
――『ゴッドイーター』とのコラボレーションについては、どのような狙いがあったのでしょうか。
稲垣:これまで『モンコレTCG』に触れてこなかった方にアピールしたいと考えて、いま流行しているタイトルで、さらに『モンコレTCG』の世界観とかみ合うものを考えた時、『ゴッドイーター』というタイトルがぴったり来る、ということでコラボレーションさせていただくことにしました。同時に『モンコレTCG』の中で『ゴッドイーター』の世界観を失わせずに楽しむことができる、というのも大きいです。
――つまり『モンコレTCG』の中で『ゴッドイーター』が遊べるような感覚を得られるということですね。
稲垣:はい。ですので『モンコレTCG』ファンの方は『モンコレTCG』を通じて『ゴッドイーター』を、そして『ゴッドイーター』ファンの方は『ゴッドイーター』を通じて『モンコレTCG』を、それぞれ楽しむことができるようになったと思っています。
――もう、開発は終えているのでしょうか。
安田:はい。もう終わっていて、実際に商品になるのを待っている状況です。
――それは楽しみですね。
稲垣:どちらのファンの方にも楽しんでいいただけると思います。またコラボレーション以外でも、せっかく“六門世界”という完成された世界観があるので、カードゲームという枠に捕らわれず、小説であったり、コミックであったり、新たな分野への発展は考えています。もちろんゲームの方もいろいろ考えています。『モンコレTCG』には戦闘以外にも、たとえば地形の配置や進軍ルートを考えるといった要素があります。今回発売される“ブロック1”のカードは、スタンダードな性能のものが多いですが、これからのブロックではガラッとそのシステムを変えて、ユーザーの方に「こんな戦い方もあるんだ」と驚かれるようなものを提供していきたいですね。
加藤:ブロック制にしたことで、ブロックごとにルールを完結させられるようになりました。『モンコレTCG』には昔、“儀式魔法”というのがあったんですが、ブロック2以降では儀式魔法を復活させて……というようなことも考えています。そうやって新鮮な感覚をユーザーさんに提供し続けて、5年10年と遊んでもらえるようにしたいですね。
――ゲーム自体はもちろん、背景世界なども発展、充実させていきたいということですね。では最後に、これから始めようと考えてるユーザーさんにメッセージをお願いします。
安田:まずは『火竜』『剣姫』のどちらかお好きな方を選んで遊んでいただければと思います。どちらも遊びやすいようになっているので、これはもうお好みで。そうして、それからブースターが出たら、カードを足していってもらえれば、すぐに『モンコレTCG』の中に入ってこられますので。
加藤:トライアルデックでも十分に戦えるように作ってありますから、最初はこれだけでも楽しんでもらえると思います。『モンコレTCG』には地形や進軍、ダイスといった他のTCGにはないルールがありますので、他のTCGから一歩、ステップアップして遊んでみたいという方にも触れていただければと思います。
杉浦:作り手としたら、どんなカードにも活躍の場ができるように作っています。なので、お気に入りのカードをぜひ見つけてもらいたいですね。相棒と呼べるような。そういったカードでデックを組んで、楽しんでもらえればと思います。
稲垣:今『モンコレTCG』は“始め時”だと思います。なので、これまで足踏みされてた方も今回の『火竜』『剣姫』というブランニューな環境を機に、ぜひ始めてみてもらいたいですね。さっきも話に出ましたが『モンコレTCG』のユーザーさんは紳士的な方ばかりなので、かみ付いてきたりしません(笑)。とっても入りやすい環境ができているので、本当に今がいいタイミングだと思います。
――ありがとうございました。
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こうして『モンコレTCG』発売祝賀記念イベントは閉会。参加したプレイヤーは、さまざまなデックを使って閉会までフリー対戦に興じていて、『モンコレTCG』への愛情をうかがわせてくれた。
ブランニュー、つまり“まっさら”な環境で新たなスタートを切った『モンコレTCG』。長い歴史を持ち、このTCGを、これまで古いゲームで敷居が高そうと感じていたプレイヤーもいると思われるが、はっきり言ってそんなことはまったくない。その戦略性の高さと、実はシンプルでわかりやすいルール、そしてダイスによるランダム要素が絶妙に絡み合い、勝っても負けても「遊んだ!」という感覚を味わうことができるはずだ。新生『モンコレTCG』とともに、あなたも新『モンコレTCG』プレイヤーとしてぜひデビューしてもらいたい。
なお、インタビュー終了後、PRカードの中から好きなカードを1枚選んで、安田さん、加藤さん、杉浦さんの3人にサインをしてもらった。これらを各1名、さらに金銀キャンペーンの銀券1枚でもらえる組立式デッキケースを、抽選で3名にそれぞれプレゼントする。欲しい人は、希望の賞品と、記事の感想を書いて、以下の応募フォームから応募してほしい(※プレゼントの応募は終了しました)。(カワカミ雁々)
▲安田さんは《火竜ゲオルギウス》、加藤さんは《魔剣姫ドラジェ》、杉浦さんは《アース・ドラゴン》のPRカードにそれぞれサインをしてくれた。 |
▲サインカード3種と、デックケースをそれぞれプレゼント! |
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