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2011年8月22日(月)

まるで城下町育成ゲーム!? ひと味違うプレイを楽しめる『戦国無双3 Empires』レポ

文:kbj

 コーエーテクモゲームスから、8月25日に発売されるPS3用タクティカルアクション『戦国無双3 Empires』。本作のプレイレポートを、kbjがお届けします。

 マップを見ると頭の中で領地分けして、占領するための戦略を考えてしまうkbjです。少し言い過ぎましたが、かつてコーエーがリリースした歴史ゲームのおかげで、すっかり武将好きになってしまったのは事実です。

 見出しや冒頭からもわかるように、今回プレイしたのは『戦国無双3 Empires』。情報を見た時から、箱庭を用いたビジュアルの政略パートが気になって気になって仕方がなかったので、夏休みを返上する覚悟でいち早く遊ばせてもらいました。というわけで、その政略パートと戦闘パートの2つを中心に紹介していきたいと思います。

『戦国無双3 Empires』
▲データインストールに対応しているので、快適にプレイしたい人は最初に行うことをオススメします。空き容量は3,000MB以上必要です。
『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
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▲墨で描いているような描写が特徴的なオープニングムービー。鮮やかな色使いに、目を奪われます。
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▲『戦国無双3』でもあった“武将編集”は健在。さまざまなパーツを組み合わせて自分好みの武将を作成できます。
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▲女性武将はこんな感じ。各パーツの変更だけでなく、色の変更や武器、ボイスも変えられるので、かなり個性を出せます。

●自分の町が大きくなっていくのがたまらない!

 本作には大きく分けて、勢力ごとに用意されたストーリーに沿っていく“戦史演武”と、開始年代と勢力を選んで全国統一を目指す“争覇演武”の2つが用意されています。最終的な目的や自由度こそ違えど、どちらのモードを選んでも、流れはそこまで大きく変わりません。

 これまでの『Empires』シリーズは、武将が提案してきた戦略を選択して内政を行いつつ、一騎当千の無双アクションで合戦を行うという流れでした。『戦国無双3 Empires』では、その内政の部分が大きく変化しています。

 最初にプレイする大名家を選び、拠点となる城下町を選択。政略パートでは、この城下町をカスタマイズして、町を発展させていくことになるのです。この、町を発展させていく部分がSLGのようで、よくできていました。

『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲城下町は、湖畔・田園・荒野の3つの中から選びます。施設を建てられる場所は支配国を増やせば多くなります。施設の置きやすさを重視するか、見た目の雰囲気で選ぶか、好みで選べばいいかと。

 プレイヤーが1ターンに行動できる回数は決まっているため、その中で開発を行ったり、人材を登用したりすることになります。まずは、開発で施設を作り、城下町を発展させていくことにします。

『戦国無双3 Empires』

 施設は、設置するだけでも効力を発揮しますが、特定の条件を満たすことで成長し、さらなる効力を発揮します。試しに、LV1の同じ施設を3つ並べて設置してみました。この状態でゲーム内の時間が経過すると、3つあった施設のうち、真ん中のものがLV2に発展します。

 さらに、LV2施設の四方(縦横)を同じ施設で囲むと、真ん中の施設がLV3に変化。LV3の施設を4つ、“田”の字のように並べると、大きな特別施設になります。特別施設の効果は、LV3を4つ合わせたものよりも大きくなる上に、見た目もインパクトがあるのですが、とても大きいため配置場所を選ぶ必要がありそうです。

『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
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▲施設は、条件を満たす配置をすることで成長。一度に多数の施設が成長するのは快感で、配置ばかり考えてしまいます。
『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲LV3の施設4つをあわせた効果と比べて、倍以上の効果を発揮する特別施設。慣れてきたら積極的に狙いたいのですが、配置できる数にも限りがあります。
『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲施設の成長条件は、いつでも情報コーナーで確認可能。よく使うものは、メモしておくのもアリですね。

 複雑そうに見えるかもしれませんが、チュートリアルがしっかり用意されていて、かなり細かく教えてくれるのでご安心を。やれることが増えるたびにチュートリアルで教えてくれますし、しかも任務が明確に提示されます。「難しいのでは?」と構えなくて平気です。

『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲美人秘書のように、手取り足取り教えてくれる“さや”。任務が次々と指定されることも多くあります。
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▲丁寧に教えてくれますが、「細かすぎる」と感じたら、チュートリアルを見ないようにすることもできます。
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▲奉行所という施設を建てると、“人材”という項目も選べるようになります。在野武将を登用したり、配置する武将を移動させたり。やれることがさらに増えて、自由度が増します。

 やれることがわかってくると、町作りがとたんに楽しくなります。LV2の施設を増産して、それをどんどんLV3にした後、そこから特別施設にするのか、他の施設と組み合わせて別の施設にするのか。気がついたら、「別に侵攻しなくても、このまま俺の町が大きくなっていけばいいのでは?」と思うほどに、愛着がわいていました。

 ただし施設を配置できる場所は、支配している国の数で変化するため、町をこれ以上大きくするのが難しくなってしまったのです。さらに、戦史演武では「●▲年までに、どこどこを攻略せよ」という期限もあるので、それを越えることはできません。

『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲町は、カメラを移動させてさまざまな場所を見ることが可能。人がちょこちょこ動いているため、つい発展するたびに眺めてしまいました。
『戦国無双3 Empires』
▲織田家でプレイ中に、柴田勝家から「八幡宮を作らないか?」と提案されました。え!? 開発費用が6,000両!? 我が軍の財政的にまだ無理です!
『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲コーエーテクモゲームスからいただいた、城下町のサンプル画像。慣れればこのように、見た目にもこだわることが可能ですが……(下に続く)。
『戦国無双3 Empires』 『戦国無双3 Empires』
▲今はこれが精一杯。でも個人的にはかなり気に入っています、この町が。季節によっても違う表情を見せるので、ついつい見入ってしまいます。

⇒次ページで合戦の様子をお届け!

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