【G-netプレイレポート】『STEINS；GATE』iOS版のプレイ動画＆ショートプレイインプレッションをお届け

文：ごえモン

　MAGES.のブランド・5pb.から、8月25日に配信開始されるiPhone/iPod touch用アプリ『STEINS；GATE（シュタインズ・ゲート）』とiPad用アプリ『STEINS；GATE HD』のプレイ動画を、ごえモンがお届けします。

　動画では、iOS用に最適化された“フォーントリガーシステム”や、操作方法・操作感などをお伝えしていきます。本作がどこまで再現されているか気になる人は、ぜひ以下の動画をチェックしてみてください。なお、アプリの容量はiPhone/iPod touch版が2GBで、iPad版が2.1GBでした。なので、お使いの端末がアプリや音楽データでいっぱいの人は、事前にデータを整理しておきましょう。

　

▲iPhone版をプレイしていると、思わず「俺だ」とやりたくなってしまいますね。

　実際にプレイしてみて感じたことは、コンシューマ版と比べてほとんどそん色がないということ。なので、TVアニメは観ているけど、プレイできるコンシューマ機を持っていない……という人には、ぜひiOS版をオススメしたいです。画面の大きさや、Xbox 360版と比べると音の部分で若干不利ですが、動作は非常に快適ですし、iOS用に最適化された“フォーントリガーシステム”も直感的でおもしろいです。

　本作は、現在TVアニメが放送されていてかなり好評を得ていますが、シナリオと密接に関わるフォーントリガーシステムを搭載したゲーム版も、ぜひ体験してみてほしいです。なぜかというと、本作の主人公・岡部倫太郎が何度も何度も非常に重大な決断を迫られた時に、プレイヤーも一緒になって苦しんで、そして悩むことになるから。

　たった1つのボタンを押すことで、世界を変えるかどうかの分岐点に立った時、ゲームだと変えるも変えないもプレイヤーの自由となります。悩みに悩んで、苦しさも受け入れ、世界を変えるという重大な決断をして先に進んだ時、きっとプレイヤーとオカリンの心情は、他のゲームではありえないほどシンクロしているはずです。このフォーントリガーというシステムとワンボタンの重さが、臨場感・没入感を高めてくれているのです。

　iOS版では、フォーントリガー時にスマートフォンを縦持ちにするという、よりオカリンの状況に近づけることで、その臨場感・没入感をパワーアップさせています。もともと『STEINS；GATE』は、フォーントリガー時に実際のケータイ端末を使用するよう計画されていました。諸事情により、その仕様は実際のゲームには盛り込まれませんでしたが、このiOS版では開発スタッフが意図した仕様に、より近い形のものでプレイできるというわけです。価格が3,000円と、アプリの中ではかなり高額な設定となっていますが、『STEINS；GATE』としてみると適正価格です。最高のシナリオとシナリオの完成度を高める秀逸なシステムを搭載した本作を、ぜひプレイしてみてください。（ごえモン）

(C)2009-2011 5pb./Nitroplus

データ

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