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2011年8月24日(水)

これまでとの違い、これから変わるもの――『アーマード・コア V』インタビュー

文:電撃オンライン

■オペレータの可能性

『アーマード・コア V』

――CBTをプレイして、オペレータについては想像を超える衝撃を受けました。対人戦になった場合、いるといないとでまったく変わってきますよね。

 従来の『AC』の概念から言えば、極端な言い方をするとチートですからね。上から戦場を見て、相手の全体の動きもわかれば、機体の弱点とか残弾なんかもわかってしまう。ACに乗っている人たちには、到底知り得ないことですから。その分、ヘタなオペレータとプレイすると、逆にイライラすることはありますけどね(笑)。

――確かにオペレータとパイロットでは見えるものが違うので、前とか北とか、指示がまったくわからないことがありました(笑)。

 そこが、オペレータとしての初心者を脱却する1段目の階段ではありますね。マーカーを使って指示をするにしても、実際のパイロットの位置や向いてる方向次第では、マーカーが見づらいですし。パイロットからの視点に立って的確な指示をだすことが第一歩です。一応、オペレータは機体が向いている方向もわかるので、「49番、前」みたいに言ってあげれば、その人には通じると思います。ただ、指示の出し方のルールみたいなものをチーム内で決めるのが、スムーズなやり方かなと思います。

――オペレータをやるにはまず、普通のプレイヤーのプレイを把握してからでないと、きちんと指示を出せないですよね。

 そうですね、ある意味オペレータが一番難易度が高いんじゃないかとは思います。理想を言えば、すべてのパーツを把握していて、パッと見ただけで「この敵には、この機体で当たるのがいい」というのが一瞬で判断できればカッコいいですが……それは聞くだけでかなり優秀な感じですよね(笑)。

『アーマード・コア V』

――ただ、オペレータは練習が難しいので、チームの戦術を高めるにはチーム内での模擬戦があったほうが便利かと思うのですが、そのあたりはいかがですか?

 それは要望としても、たくさんいただいていますし、当初から実装を予定しています。CBT版では領地のカスタマイズができないので、あまり注目されていないと思いますが、製品版になったら「自分の領地を攻めると、どんな感じなの?」というのが絶対に気になると思うんですよね。だから領地テストというか、同じチーム同士で戦える模擬戦みたいなものを入れたいとも考えています。

――またボイスチャットを持ってない場合に、まったくコミュニケーションが取れないのですが……簡易チャットなどの機能を実装する予定などはありますか?

 皆さん自宅で遊ぶわけなので、プレイする環境次第ではボイスチャットができない人もいると思うので、テキストによるコミュニケーションについても必要だろうとは考えていました。CBTでも改めて要望がありましたし、チームロビーと戦闘時と両方で使えるものを実装する予定です。

→“対戦ゲーム”ではなく“対戦もできるゲーム”(3ページ目へ)

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