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2011年8月30日(火)

パーティ編成での試行錯誤が楽しい! 『グランナイツヒストリー』プレイレポート

文:電撃オンライン

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■いきなり戦場には行けないよ、見習いだもの

 さて、キャラクター作成が終わると、いよいよ冒険の開始。とりあえず街の外へ向かうことにします。街を出ると、スゴロクっぽいマスが書かれたフィールドマップが表示されるので、プレイヤーはこのマップを1マスずつ移動していきます。マップ上のマスには、“EVENT”という文字や、宝箱が書かれたものがあって、ここに止まるとイベントが発生したり、アイテムが手に入ったりします。このあたりもスゴロクと一緒ですね。

 ただスゴロクと違って、マップ内は自由に移動することが可能です。とはいっても際限なく移動できるわけではなく、1マス移動するごとに“Cost”というポイント(初期値は100で、街に帰ると自動的に回復)を消費しなければならず、これがゼロになったら街に帰還しなくてはいけません。寄り道し過ぎたせいで、何度目的地にたどり着けないまま帰還する羽目になったことか……。遊ぶ際は、よく考えてから移動することをオススメします。

『グランナイツヒストリー』 『グランナイツヒストリー』
▲フィールドマップには、イベントなどが発生する場所も表示されています。目的地にカーソルを合わせて○ボタンを押せば、最短距離で向かってくれるので迷うことはないでしょう。

 そんなわけで、「じゃんじゃんバリバリ領地を拡大していくよ!」と思ったら、「レベル上げがてら近場のモンスターでも倒してこい」とか言われました。まぁ、騎士とはいっても見習いですからね。いきなり戦場には連れていってくれないようです。そんなわけで“QUEST”と書かれたマスを目指すことに。

■慣れた頃合いが一番危ないと言いまして……

 移動中にエンカウントするモンスターを倒しつつ、一路“QUEST”マスへ。オート移動でラクチンだぜ……と思っていたら、謎のアイコンと衝突し、やたらと強いモンスターと戦う羽目に!

 本作では、通常エンカウントするモンスターよりも強いモンスターが、コマのようなアイコンで表示されます。なめてかかるとあっさり全滅することになります。というか、なめていなくても全滅直前まで追い詰められましたよ! ノックバック効果のある攻撃で敵の位置を調整しつつ、範囲攻撃でどうにか撃退できましたけど。攻撃から回復まで幅広い運用が可能なウィザードが2人いて助かった!

『グランナイツヒストリー』 『グランナイツヒストリー』
▲本作の範囲攻撃は、横1列や縦1列といったものが多いので、敵の位置調整が非常に重要になります。

■今度こそ本当に出陣!

 2カ月の見習い期間が終了した騎士は、“叙任”させることによってオンライン上の戦場に派遣することができるようになります。戦場は、他のプレイヤーと共有されており、自分の戦果がオンライン上の戦況に反映されます。常時接続する必要はないので、家でネットワークに接続してその時点の戦況をダウンロード、移動中にプレイし、家に帰ってから再度接続して戦績を反映させる、といった楽しみ方も可能です。

 そんなわけで、さっそくネットワークに接続してみました(プレイしたのは発売前なのでテスト環境ですが)。移動にCostが不要になっている他は、基本的に“育成モード”と同様。“戦争モード”では、全滅してもペナルティがない上、通常の半分の経験値やお金がもらえるので、ガンガン戦えます。ああ、早く発売してくれないかなぁ。

『グランナイツヒストリー』 『グランナイツヒストリー』
▲ネットワークモードでは、“BATTLE”と書かれたマスに行くことで、敵国の騎士団との戦闘に入ります。▲戦闘を重ねて自国の領土拡大に貢献すると、報奨としてアイテムなどがもらえることも!
『グランナイツヒストリー』
▲行動を指示するだけでAIが戦いをこなしてくれる“自動進軍”もあるなど、至れり尽くせりです。

 ちなみに、一度“叙任”した騎士は“育成モード”で使用することができないので要注意です! ただし見習い期間後も“叙任”させずに育て続けることは可能。黒船Mk-IIは、まだ育成する予定のキャラクターをうっかり“叙任”させてしまいました……。

■足りぬ足りぬは工夫が足りぬ?

 といったところでまとめです。ゲーム的には序盤といえる部分までしかプレイしていませんが、とにかく役割分担が重要と感じました。たとえばスキルは登録しないと戦闘中に使えないのですが、登録できる数は1キャラクターあたり4つまでとなっています。

 ウィザードなら、AP消費の少ない魔法、範囲魔法、AP消費は大きいが強い魔法、回復、これでもう4つですよ! 支援魔法を入れようとすると、どれかをあきらめないといけません。なので、攻撃力重視の短期決戦パーティで補助系はアイテムで補う、連戦にも耐えられるよう防御や支援効果に重点を置くなど、プレイヤーの方針次第でかなり個性が出るんじゃないかと思います。

『グランナイツヒストリー』 『グランナイツヒストリー』

 試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの理想の騎士団を目指すことになる本作。一方で、“戦争モード”での戦闘はAIにまかせておけるなど、ちょっと合間にも楽しめるような工夫もあるので、あまり腰を落ち着けてプレイできないという人も安心して楽しめると思いますよ。(黒船Mk-II)

(C)2011 Marvelous Entertainment Inc.

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