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2011年9月2日(金)

誰でも楽しめる手軽さが魅力! 『スーパーポケモンスクランブル』プレイレポ

文:電撃オンライン

 ども、カネキングです。8月11日に発売された3DS用ソフト『スーパーポケモンスクランブル』をがっつり遊んでみましたので、そのプレイレポートをお届けしたいと思います! 購入を迷っている人は参考にしてみてください。

 本作は、おもちゃのポケモンを操作してフィールドを進んでいく3Dアクションゲームです。ベースは配信中のWiiウェア『乱戦!ポケモンスクランブル』なのですが、今作はイッシュ地方のポケモンたちが登場するのが大きな特徴です。そしてさらに、その他の地方のポケモンたちも総登場。ゲーム中に登場するタイミングも、地方別に区切られているわけではないので、「最近のポケモンはわからなくて……」という人も、きっと知っているポケモンに出会えるはずです。

■簡単操作でサクサク進むアクションゲーム

 『ポケモン』のゲームではちょっと珍しいアクションゲームですが、アクションがニガテな人でも何も心配することはありません。なぜなら、操作とルールが“超簡単”だからです。スライドパッドで移動して、AまたはBで攻撃! 出てくるポケモンを倒して進めばOK! 複雑なシステムも一切なし。エリアに難しい仕掛けなども一切なし。このお手軽さが魅力です!

『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』

 そしてポケモンを倒しながら進んでいると、たまに倒したポケモンを手に入れることができ、これを新しい手駒として使うことができます。おもちゃによって、覚えている技や強さが違うので、基本的には大量に手に入るポケモンから、強いものを選んでいって入れ替えまくって投入し、進んでいくことになります。このあたりの、“たくさん捕まえて強いものを選ぶ”という感覚は、シリーズを遊んでいる人にはよくなじむかも。ポケモンは1エリアにつき10~20匹ほど手に入るので、どんどんたまっていきます。ザクザクです。だんだん止め時がわからなくなります(笑)。

『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』

 ちなみに、ポケモンに技を覚えさせることはできるのですが、成長要素はなく、強さ自体は変わらないため、基本的には次々と新しいポケモンを使っていくことになります。敵の強さの上がり方も結構早く、1~2エリアをクリアすると、エースで使っていたおもちゃがもう弱い、なんてことになります。なので必然的に、次から次へと新しいポケモンを使わなくてはなりません。

 いわゆる進化形のポケモン(本作のポケモンはおもちゃのため進化しません)は強めに設定されていますが、強さのインフレが早いため、進化前に当たるポケモンでも、優秀な技を覚えているならエース投入も十分にあり得ます。『ポケットモンスターブラック・ホワイト』などであまりバトルで活躍の場がなかったポケモンも、このゲームの中ではものすごい強さを発揮するかもしれません。これがまたおもしろい! むしろエリアによっては、進化前のポケモンの方が小回りが利いていいような気さえします。

■技のアレンジに注目!

 『ポケットモンスターブラック・ホワイト』などと同様に、本作でもポケモンが持つタイプと、技の相性は存在します。自分のタイプと一致する技を使えば威力が上がりますし、弱点を突けばより多くのダメージを与えられます。シリーズを遊んでいる人ならば、すぐ理解できるはず。弱点で攻撃した時はエフェクトがハデになるので、わからない人でも遊んでいる内になんとなく「このポケモンにはこれが効く」というのがわかるかと思います。

 そして注目してほしいのが、“技のアレンジ”。『ポケットモンスターブラック・ホワイト』などで使えたあんな技やこんな技が、うまい具合にアクションゲーム向けにアレンジされているんですよ! これがお見事! アクションゲームとRPGというまったく異なるジャンルにもかかわらず、大体『ポケットモンスターブラック・ホワイト』で使っていたのとあまり変わらない感覚で使えます。

 また、アクションゲームになったことで強くなった技もあるので、それもまたおもしろいポイントです。“あなをほる”は地中を移動するので長い無敵時間を使って一方的に攻撃できますし、たまに攻撃力が上がる“メタルクロー”なども、手数が多いので簡単に攻撃力アップを狙えます。先ほどのポケモンと同じで、今まであまり使わなかった技にお世話になることもあるでしょう。大きく違うのは、“技を2つまでしか覚えられない”点。攻撃技と変化技でバランスよく覚えさせるのか、タイプはどうするのか……。本作ならではの悩みもあります。

■新要素も盛りだくさん!

 『乱戦!ポケモンスクランブル』からたくさんの要素が追加されていますが、その中でも大きな追加要素が“チームバトル”と“とつげきバトル”。チームバトルは、自分が操作するポケモン以外に2匹ポケモンを選び、チームで進んでいくステージです。技やタイプの相性などもあるので、攻撃役やサポート役など、チームの組み方を考えるのが楽しいです。ゲージがたまると強力な“ハイテンションモード”を発動して、三位一体の攻撃もできます。

『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』
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 とつげきバトルは、たくさんのポケモンを選んで、その強さの合計値を使ってボタン連打で戦うモードです。こちらは純粋に強さの合計値が重要なので、難しいルールなどは一切ありませんが、たくさんのポケモンが派手にぶつかり合うのは見ていて楽しいです。これはぜひ3D表示で見たいところ。

『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』 『スーパーポケモンスクランブル』

 この他、すれ違い通信も搭載されており、たくさんすれ違うことでユクシー、エムリット、アグノムといった新しいポケモンがエリアに登場するようになります。3DSはソフトを登録しておけばカードを挿していなくても通信できるので、思った以上にすれ違えますよ!

■気軽に遊べる『ポケモン』ゲーム

 このゲームの魅力は、最初にも書いた“簡単操作”と“簡単なシステム”。たくさんのポケモンが登場するのも見ていて楽しいですし、普段とはちょっと違ったポケモンの活躍や技を見られるのも魅力です。『ポケモン立体図鑑BW』に続く3DS用『ポケモン』ソフトということで、3DSでポケモンを遊んでみたいファンにオススメですよ!(カネキング)

(C)2011 Pokémon. (C)1995-2011 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc. Developed by Ambrella.
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