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2011年9月3日(土)

いよいよ発売を待つのみの『ダークソウル』! 宮崎英高さんに聞くゲームの魅力

文:電撃オンライン

■気になる“素性”の全容と、謎パラメータ“人間性”のヒミツ

『ダークソウル』

――今回、プレイヤーキャラの初期素性が公開されましたが、宮崎さんオススメの素性はありますか?

 私は“奇跡”が好きなので、当然“聖職者”ですね。そのほかでは、素性それぞれに異なる初期装備のなかに、女性用のかわいいモノがいくつかありますので、それをオススメしたいかな、と。

――能力じゃなくて見た目ですか(笑)。確かに長く付き合う自分の分身ですから、見た目は重要ですが。

 あとは素性じゃないんですが、個人的に太った体型がオススメです。装備によってはいい感じに貫禄(かんろく)がでるんですよ。思い入れしやすい……。

――それもやっぱり見た目じゃないですか(笑)。遊んだ感じでは、最初から魔法を使えるか否かで難易度に差が出るような気がしています。

 我々としては、序盤の素性ないし贈り物による難易度の差異は、程度の問題ではありますが、比較的優先度の低い項目として考えています。序盤のバランスを重視して、たとえば素性のバリエーションを制限したり、あるいは序盤の魔法を(たとええば近接魔法のようなものに)制限したりということもやろうと思えばもちろんできますが、それでは素性を選ぶワクワク感とか、あるいはいろいろな素性を試してみる楽しみ……そういったものを削いでしまうと考えているからです。

――なるほど。ちなみに魔法などは、どの素性でスタートしても覚えることは可能なのでしょうか?

 はい。可能です。

『ダークソウル』

――『デモンズソウル』では、“生まれ”はあくまで最初の指針であり、その後のパラメータ調整でどんなキャラにも育成可能でした。そのあたりは本作にも踏襲されているのでしょうか?

 最初に素性を選んだ後は、まったくの自由です。自由に成長させ、装備を選び、魔法や誓約を選び、自分だけのキャラクターを作ってください。関連する話になりますが、素性でも、あるいは性別や贈り物についても、ゲームを進めるに従って“何かが絶対にできなくなる”というようなことはありません。ロールプレイを重視して、気楽にと言うのも変ですが本当に好きに選んでもらえたら、と思います。

――その自由度の高さはうれしいです。パラメータで特に気になっているのが“人間性”というパラメータです。どのようにしてためるものなのでしょう?

 アイテムとして拾ったり、人間や、もともと人間だった敵を倒したときに入手することができます。

――人間……ですか。人間性を上げることで、どのようなメリットが出てくるのでしょうか?

 人間性は基本的に“消費する”もので上げることは難しく、またリスクも高いです。それでも人間性をため込むことができれば、敵を倒したときにアイテムを発見する確率や、あるいは恐ろしい“呪い”への抵抗力が上がったり、一部の特別な武器や魔法の効果が上がったりもします。

――かなり有利に戦えるようになりそうですね。プレイヤーは“亡者”であるとのことですが、亡者から人間にはどうやって復活するのでしょう?

 人間に復活するためには、人間性を篝火に捧げる必要があります。

――亡者の状態と生者の状態で、顔の変化以外にどのような差異が?

 亡者のデメリットは、おもなところでは人間性を捧げて篝火を育てる“注ぎ火”ができないことと、マルチプレイのホストになれない(味方を召喚できない)といった制限があることですね。

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