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2011年9月30日(金)

【Spot the 電撃文庫】発言がエロすぎる残念美人との青春を描いた『人見知り部は健全です』の佐野先生を直撃!!

文:電撃オンライン

 電撃文庫の作家陣によるメールインタビューをお届けしていく“Spot the 電撃文庫”。第7回となる今回は、『人見知り部は健全です』の作者・佐野しなの先生のインタビューをお届けしていく。

『人見知り部は健全です』
▲笹井さじ先生が描く『人見知り部は健全です』の表紙イラスト。

 本作は、発言がエロすぎる残念美人・裾ノ花乃花(すそのはな のはな)先輩に振り回される“友だちレス”で無表情な主人公・寿藍人(ことぶきあいと)の姿を描いた不健全系学園ラブコメ。作中のいたるところに登場する下ネタも見どころのひとつとなっている。

 藍人は、自分と同じく友だちレスな幼なじみ・臼潮明(うすしお あき)とともに、“人見知り部”なる謎の部に強制入部させられるハメに。“コミュニケーション能力の向上”を目的とした部活にも関わらず、所属しているのは青春に不適合な人間ばかりで……。

 インタビューでは、そんな本作を書くにあたって苦労したところや、下ネタ部分を守るために奮闘した佐野先生の努力(?)を知ることができる。すでに読んでしまった人もこれから読むという人も、ぜひチェックしてもらいたい!

■ 下ネタは真面目かつエレガントに ■

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 自分自身、人見知りだったわけですが、「人見知りって結構エゴイストだよね」と常々思っていました。相手のことを気遣っていると見せかけて、その実自分の評価のことしか考えてないというか。そういう肥大した自意識の部分をコメディにしたらおもしろいんじゃないかな、とひねくれたことを考えていたような気がします。

――作品の特徴・ウリはどこですか?

 実際に使える“人見知りのためのコミュニケーションテクニック”。……いえ、すみません、使えません。本当はあとがきなり著者近影なりに書こうと思っていてうっかり忘れたのですが、試したらアウトなものがあります。昔、合コン的な場で作中のとあるテクニックを実践していた友人がいるのですが、女の子から汚物を見るみたいな目で見られていました。ええ、友人がね。

 それからヒロイン(?)の乃花さんの発する真面目かつエレガントな下ネタですかね。って今自分で言っていて恥を知れって思いました。なんだエレガントって。真面目は否定しませんが。ノリとしては下ネタというより性教育寄りかもしれません。あとは幼なじみとのいちゃいちゃでしょうか。

――作品を書く上で悩んだところは?

 一般的な人見知り概念とかけ離れているキャラクターがいることでしょうか。これを人見知りと呼んでいいのかと。それと、がらりと空気の変わる章があるので、そこの浮きっぷりをどうしたもんかと思いました。予想以上にその部分が長くなってしまいましたし。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 1、2か月くらいです。……が、今とは全然違う話だった第1稿(当時、作中に人見知り部っていう言葉すらなかったり・大笑)が書きあがったのが去年のことで、少し期間が開いてから修正に修正を重ねて現在の形になってます。だから、実際はもう少し時間がかかってます。

――特にお気に入りのシーンは?

 冒頭シーンです。拳銃といえば典型的な男根シンボルでつまりあれは屈辱的な云々……って言ってみたいですが、別にそんな意図はないです。最後まで読んでからまた戻ってきていただけたら、ちょっとだけ印象の変わるシーンになっていればいいなあ、と思っています。

――主人公やヒロインについて聞かせてください。

 寿藍人は、無表情ゆえに他人に感情が伝わらず、好きな相手へ告白しても冗談だと思われてしまう少年です。好きな相手以外には辛らつで、結構いい性格をしています。主人公です。

 裾ノ花乃花は、セクハラオヤジ系美人です。等身大のバービー人形のような容姿を持ちながらもその下ネタを言う口のせいで人が寄り付きません。表紙や口絵などではものすごく目立つところにいますが、ヒロ……イン……なのか……? 臼潮明は、藍人の幼なじみのあがり症の少女です。作中で一番人見知りっぽい少女です。小動物系です。癒しです。実はヒロインはこっちではないかと思っています。

――小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 こだわ……、こだわり……。こ、こだわり? ど、どうしよう、なにか言わないと「何コイツだっせ! 超だっせぇ!」っていう雰囲気が……。えーと、あ、あ、漢字を開きたがるクセがあります。止めてもらわないと際限なく平仮名だらけになります。平仮名カワイイですよねって、違う、こういうのはこだわりじゃない、ただの趣味だ。えーと、…………ちょっと一旦この質問あずからせてください、家に持ち帰ります(笑)。

 →下ネタを載せるためにあった攻防とは……?(2ページ目へ)

(C)2011 ASCII MEDIA WORKS
表紙イラスト/ 笹井さじ

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データ

▼『人見知り部は健全です』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年9月10日
■定価:599円(税込)
 
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Amazon.co.jp

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