News

2011年9月12日(月)

【Play it! XBLA 第1回】『Toy Soldiers:Cold War』タワーディフェンスが静かなブーム!?

文:電撃Xbox

 ここ最近「いったいマイクロソフトポイントカードを何枚買わせる気なの?」と言いたくなるほど良作ラッシュ状態が続いているXbox LIVE アーケードなわけですが、今回オススメするタイトルはコレ、『Toy Soldiers:Cold War』です。

 正直、今年に発売されたタイトルだけでもオススメしたいものが多すぎて困ったので、つい先月まで行われていたキャンペーンSummer of arcade 2011の対象タイトルのなかから選ぶことにしたわけですが、なぜこの作品をチョイスしたのかというと「最近、タワーディフェンス型のブームが来てるんじゃね?」ということです。まあ、裏付けとなるデータは何もありませんが。

 といっても、それなりに根拠はありまして、Xbox LIVE アーケードでなら6月に配信された『Trenched』もなかなかの好評でしたし、最近のFPS・TPSのマルチプレイには、当たり前のようにタワーディフェンス的な協力プレイモードが用意されていますよね? これはもう、ブーム到来というか、メジャーなジャンルになりつつあるといっていいのではないでしょうか! ……と、前置きが長くなりましたが、ぼちぼちゲームの紹介をしましょう。

TSCW_ph

求められるのは的確な判断力と腕っぷし!

 前作『Toy Soldiers』が第1次世界大戦をモチーフにしていたのに対し、今作は『Cold War』の名が示すとおり冷戦をモチーフにしています。登場する兵器もかなり近代的なものとなっていますが、根っことなるゲーム性は前作と同じです。全般的な操作の向上、支援攻撃の追加、オン・オフともに2人協力プレイモードへの対応といった具合に、前作のおもしろさはそのままにパワーアップを果たした正当進化と言えるでしょう。

TSCW_ph TSCW_ph TSCW_ph
▲コンボを決めてゲージを溜めると支援攻撃を要請できる。 ▲支援攻撃の1つ、コマンドー。なんというワンマンアーミー! ▲協力プレイはオンだけでなく、画面2分割でオフもOK!

 ここで、タワーディフェンス型とはどんなジャンルのゲームなのかと説明しますと、次から次へと攻め込んでくる敵から防衛拠点を守り切るというものです。ルールがシンプルなだけに、どのようにして防衛するのかという部分がゲームの個性になるわけですね。

 ということで、本作における防衛手段の要は何かといいますと、砲台の設置です。新軍ルートや兵種・兵器を予測して、機銃・対戦車砲・対空砲などなど、有効な兵器をもって敵軍を迎え撃つのです。

TSCW_ph TSCW_ph TSCW_ph
▲バラバラと攻め込んでくる歩兵には、機銃による掃射で対抗。 ▲戦車が通ってきそうな道には、あらかじめ対戦車砲を設置。 ▲設置した砲台の修理・強化も忘れずに!

 砲台が基本中の基本ではあるのですが、本作のキモとなる部分は別にあります。それが、設置した砲台のうち、1つだけはプレイヤー自身が操作できるという点。操作する砲台はいつでも切り替え可能なので、どのタイミングでどの砲台を操作するのかといったことが、重要となってくるのです。さらには、防戦一方だけでなく、戦車やヘリに乗り込み攻めに転じることもできるので、プレイ感覚としてはシューター色が強いかと思います。

 ただし、要となる砲台の数が足りなかったり、強化をおろそかにしていたりすると、どんなにスゴ腕の人でも物量で押し切られることになりますのであしからず。

TSCW_ph TSCW_ph
▲いわゆるタレット。オートに任せておけない砲台は自分で操作しよう。 ▲ヘリは非常に強力な兵器だが、電池が切れると墜落してしまう。

 戦術で敵を食い止めるRTS的な要素を楽しみつつ、プレイヤーの腕前で敵をねじ伏せる快感を味わえるという、ひと粒で二度おいしい的なところが、本作の個性であり魅力です。

 さて、ここまで読んでいただいて、「これって、やることが多くて難しいゲームなんじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。確かに、息をつく間もないほど忙しいゲームですが、操作性のよさもあって、不条理に感じることのないバランスに仕上がっているかと思います。まあ、このあたりの感覚は実際にプレイして判断してもらうしかないところですので、まずは体験版を試してみてはいかがでしょうか?

TSCW_ph

(C)Signal Studios 2011

データ

▼『Toy Soldiers:Cold War』
■メーカー:日本マイクロソフト
■対応機種:Xbox 360(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■配信日:2011年8月17日
■価格:1,200マイクロソフトポイント

関連サイト

電撃Xbox

注目記事