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2011年9月15日(木)

もうポーンには足を向けては寝られない! 『ドラゴンズ ドグマ』の共闘を体験

文:電撃オンライン

 いよいよ始まった東京ゲームショウ2011(以下、TGS2011)。よりどりみどりの試遊台が並ぶ中、開催初日の今日は、カプコンブースにお邪魔して『ドラゴンズ ドグマ』をプレイしてきました! 申し遅れましたが、私、電撃オンラインスタッフのキャナ☆メンです。歴史系とロボ系とRPGを普段は好んでいますが、ファンタジーの世界をオープンワールドで表現した本作の世界観にひかれて、ついついコントローラを手にしていました。

『ドラゴンズ ドグマ』 『ドラゴンズ ドグマ』 『ドラゴンズ ドグマ』

『ドラゴンズ ドグマ』

 本作をカンタンに説明しておくと、ファンタジーの世界観を持ったオープンワールドを舞台にリアルな冒険を楽しむ、というゲームです。ポーンと呼ばれるAIのキャラクターたちと一緒に冒険できるのが特徴で、彼らはモンスターとの戦いにおいても、状況に応じてプレイヤーを助けてくれます。後述しますが、このポーンたちがけっこうすごい……! ちなみにTGS2011でプレイできるのは、9月12日の記事でもお伝えしていますが、グリフィンと戦う“フィールドクエスト”と、キメラと戦える“ダンジョンクエスト”という2種のクエストです。

 ちなみに2つのクエストのうち、ゲームの流れがよりわかりやすいのは、“ダンジョンクエスト”だと思います。クエストがスタートしてすぐにアイテムで明かりを灯すように言われたり、途中でポーンを召喚できたり。詳しく語るのは避けますが、エピソードも盛り込まれているので人を含めた世界観も感じやすいかと。フィールドクエストは、青空の下、開放感のある場所で制限なくアクションを楽しめるのが特徴、といった感じでしょうか。

■グリフィンにしがみついて短剣を突き刺して爽快!

『ドラゴンズ ドグマ』

 私は飛んでいるグリフィンとの戦いをまず体験したかったので、“フィールドクエスト”からプレイしました。使えるのは、ストライダーという弓と短剣を使う職業限定。ただ、ボスのグリフィンは飛んでいるので、飛び道具を使えるストライダーは相性はいいです。とはいえ、こっちは初プレイの初心者なわけで、なかなかうまく立ち回ることもできず。そんな時、頼りになるのが仲間のポーンたちでした。

 戦闘中でもばりばり喋って、状況に応じて敵を引きつけてくれたり、飛んでる敵を攻撃して叩き落としてくれたりする彼ら。特に魔法を使うポーンは、グリフィンの弱点である翼を何度も燃やして地に叩き落してくれる活躍ぶり。丘に上がった魚のごとく、地上で元気をなくしたグリフィン。ぐったりする巨体につかまり、グッサリグッサリと短剣を突き立てます。そのまま飛び上がろうとしてもグッサリ! ほどなくして振り落とされましたが、グリフィンの首にまたがって短剣を突き立てた瞬間は気持ちよかったですね~これがやりたかった!!

 ポーンの協力を得られれば、彼らの背を踏み台にジャンプして飛ぶグリフィンにしがみつくこともできるらしいので、次はそれをやってみたかったのですが、残念ながらグリフィンにそこまでの辛抱はなく倒れました。というかポーンがかなり積極的に戦ってくれるし、自分も助けてくれるので、今回の体験版だと「自分が何もしなくても勝てるんじゃないの……?」と思うほどに、縦横無尽の活躍でしたよ。ちょっと足を向けて寝られない感じ。今回の体験版は、アクションゲームが苦手な人でも勝ちの美酒を味わいやすいと思います。

■ポーンとの協力を実感できたプレイ

『ドラゴンズ ドグマ』
▲ダンジョンクエストでは、ドラゴンも出てきます。ブレスを食らってはひとたまりもないと、見た瞬間に隠れましたが、かなりの迫力でした。

 その次にやったダンジョンクエストは、操作にも若干慣れてきたので、ポーンにおんぶに抱っこ……の状態から、ポーンにおんぶくらいには戦えました。ダンジョンクエストで操作できる職業はファイター限定。小攻撃ボタンと大攻撃ボタンが攻撃の基本となる本作ですが、L1(LB)ボタンやR1(RB)ボタンを組み合わせると、強力なスキル攻撃を放てるんですね。これが強いもんで、どんどん使っては、ザコ敵を蹴散らしてウハウハしていたんですよ!

『ドラゴンズ ドグマ』

 でも、有頂天になってボスのキメラにもスキル攻撃ばかりしていたら、キメラは尻尾が切れたけれど、私は息が切れました。『ドラゴンズ ドグマ』にはスタミナの概念があるので、ダッシュやスキルを使いすぎると、ゲージどんどん減っていくのですね……忘れていました。でもそんな時も、頼りになるのはポーン。動けない私のところに駆け寄って、助けてくれました。ちなみにポーンを助けるボタンもあるんですけど、1回も助けてないです。ごめん……。そんなキメラ戦で一番楽しかったのは、キメラが横倒れになった時、背中の上にある羊の頭をみんなで一斉に攻撃したこと。なんか、ポーンと心が1つになったような気分になりました。

 ただダンジョンクエストで1つ困ったのは、通れる場所がわかりにくかったり、狭い場所で戦った後など、どの方向がダンジョンの奥なのかわかりにくかったりするところ。体験版の短いプレイの中でも、何度も道に迷ってしまいました……。ポーンが注意を喚起してくれることもあるのですが、もうちょっと進む先がわかりやすいとありがたかったです。話は変わりますが、ダンジョン内にはタル爆弾のようなものが転がってる場所がありまして、これをR2(RT)ボタンで持ち上げて敵に投げつけると、爆発で敵を吹き飛ばせるのが楽しいです。高みから敵の集団へ投げ込める場所があるので、おすすめ。

■遊んでみて感じたこと

『ドラゴンズ ドグマ』

 試遊して感じたのは、何度も繰り返してますがポーンが強いということ。それぞれのポーンが、職業ならではの役割をきっちりとこなしてくれました。ただ実際のゲームでは、冒険を経てポーンがモンスターやダンジョンの知識を蓄えていく成長要素があるので、最初からあんなに頼れるわけではないのかもしれません。ただ逆に、冒険を繰り返していけば、あんなに成長させられるのかな? と想像すると、けっこうポーンとの冒険が楽しみで、早く来年になってほしいなという気分です。

 最後にTGS2011にあわせて公開されたムービーを掲載しますので、まずはこれを見て、ぜひ試遊コーナーに足を運んでみてください。


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■東京ゲームショウ2011 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2011年9月15日~16日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2011年9月17日~18日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込) ※小学生以下は無料

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