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2011年11月7日(月)

『SENSEI』という名のゲーミングマウスでゲーマーの先生になれるのか? 動画を交えた使用レビューをお届け

文:電撃オンライン

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■内蔵CPUの力で、PCに負荷をかけずにマクロ処理が実行可能らしいですよセンセー!

 本製品はマウスでありながら、Pentium 75MHzと同等のCPUを搭載している。これは、高CPIの動作やExactAimといった機能をPCのリソースを使うことなく使用するためのもので、高度な計算処理がマウスだけで行われる。そのため、PCのリソースは100%ゲームに使用できる。また、統合型設定ソフトウェア“SteelSeries Engine”は、とんでもなく長いマクロも本体に記録することが可能になっている。マクロにはマウスボタンのクリックとキーボード入力、入力時のウェイトを記録でき、それを複数のプロファイルに保存可能。マクロの登録はリアルタイムにレコーディングする他、後で登録ボタンやウェイトを編集することもできる。

 使い方はゲームのジャンルによっていろいろ考えられる。例えばFPSの場合、一定弾数を撃った後に自動的にリロードし、ハンドガンをマシンガン化させてしまうような使い方ができる。普段遊んでいるゲームで決まった動作を行うことが多いプレイヤーは、重宝するに違いない!

『SteelSeries SENSEI』 『SteelSeries SENSEI』
▲マクロを記録している画面。入力したキーはウィンドウ下部に羅列される。▲入力したマクロは後で編集可能だ。

 ゲームではわかりにくかったので、Photoshopを使って実験してみた。新規画像を作ってフィルターをかける作業を、マクロボタン一発で行った。自力で操作する場合との違いは一目瞭然だ。


■センセー! これは自分専用マウスをアピールできるシャレた機能ですよ

 本製品は底面に128×32ドットのモノクロ液晶パネルが埋め込まれている。SteelSeriesユーザーであればおなじみの装備だが、初めて知った人は驚くかもしれない。この液晶パネルには、任意のビットマップ画像を表示させることができる。ここに自分の名前やロゴ、イラストなどを設定しておけば、ゲームのイベントやLANパーティ(数人がPCを持ち寄って対戦ゲームなどを一緒にプレイする会合のこと)などで、自分のマウスを見つけやすい。

『SteelSeries SENSEI』
▲電撃オンライン専用マウスができた! これで自分のマウスだとひと目でわかる。
『SteelSeries SENSEI』 『SteelSeries SENSEI』
▲bmpデータであれば、どんな画像でも表示可能。▲白黒2階調なので、グラデーションのかかったイラストには不向き。

 さらにSteelSeriesのロゴ部分やホイール部分、そしてCPIインジケーター部分はイルミネーション仕様となっており、自分の好きなカラーで光らせることができる。この3つの部分は、個別に色を設定でき、プロファイルごとに色の設定が可能。これはSteelSeriesユーザーからのリクエストによって実現した機能で、複数のプロファイルを使うユーザーがひと目で現在使っているプロファイルを判別できるといった利点も兼ね備えている。もちろん、イルミネーションをオフにすることもできる。

『SteelSeries SENSEI』
▲イルミネーションをすべて使用した場合、このような光りかたをする。
『SteelSeries SENSEI』 『SteelSeries SENSEI』
▲設定ソフトウェアを使えば、光らせる場所と色を任意に設定可能だ。▲青と緑、赤のハデなデザインにしてみた。

 イルミネーションを変更しているところ。設定した瞬間光りの色が変わる!


■マウスが劣化したときの対応も万全ですよセンセー!

 本製品の底面には、マウスの滑りをよくするために、UPEテフロン製のマウスソールが装備されている。このソールは底面の16%をカバーしており、快適にマウスを操作できる“滑り”を実現している。ただ、使用していくことでマウスソールはすり減ってしまうため、ソール部分は交換パーツとして販売されている。ようするに、いつも購入したばかりの状態で使い続けられるということだ。

■『SENSEI』はゲーマーだけが使うものですかセンセー?

 本製品がゲーマー向けであることはここまでの内容でわかっていただけたと思う。しかし、「自分はゲーマーではないのでいらないなぁ」と思っている読者の皆さん、ちょっと待った! SteelSeriesのマウスは多くのプロゲーマーも使用している実績のあるマウスで、その性能は文句ナシ。

 これはつまり、プロも認めた製品とまったく同じものを、PC初心者の人でも使えるということでもある。マウスは常に手に触れるものであり、いまやPC操作にもっとも重要なハードウェアと言っても過言ではない。使いづらいマウスを無理して使うということは、生産性が悪化するばかりか、少し大げさに言えば身体に悪影響を及ぼすことだってある。数百円のマウスを使い続けたばかりに、けんしょう炎になってしまった……なんて人も、いるのではないだろうか?

 なによりもスゴいのは、よっぽどのことをしない限りはマウスが壊れないというところ。普通に使っている時のマウスは、「カチカチ……カチ……カチカチカチ……(ここまでで15秒)」くらいが一般的。ところがハードコアなゲーマーは、「カチカチカッカチッカッカチカチカチカカカカカカカカカカッ!!!!(これで3秒! わお!!)」くらいは日常的に使っている。これだけクリックをしまくっても壊れないマウス、それがプロ用のゲーミングデバイスなのだ。

 皆さんも、プロゲーマーが何十時間も使用できるように開発された“使いやすさを追求したマウス”を、ぜひ一度使ってみてほしい。

『バトルフィールド 3』
▲11月2日に発売されたPC用ソフト『バトルフィールド 3』を購入した人には、『SENSEI』を使ってみることをオススメしたい。

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データ

▼『SteelSeries SENSEI』
■メーカー:SteelSeries
■発売日:2011年10月28日
■希望小売価格:11,800円(税込)
 
■『SteelSeries SENSEI』の購入はこちら
Amazon.co.jp
▼『バトルフィールド3』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PC(対応OS:Windows)
■ジャンル:ACT
■発売日:2011年11月2日
■価格:オープン
 
■『バトルフィールド3』の購入はこちら
Amazon.co.jp

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