2011年10月15日（土）
【まり探】レイトン教授の息子!? LEVEL5 WORLD 2011で『レイトン教授VS逆転裁判』と『レイトンブラザーズ・ミステリールーム』を遊んできた
●『逆転裁判3』以来のドキドキする法廷が！ 『レイトン教授VS逆転裁判』体験版
日ごろから『逆転裁判』の信者を名乗っているまり蔵ですが、2012年発売予定の3DS『レイトン教授VS逆転裁判』は、楽しみ半分、不安半分という感じでした。巧 舟（たくみしゅう）さんが書く成歩堂龍一（ナルホドくん）の新しい物語は楽しみだ、それは間違いない。でもグラフィックが3Dになっていたり、アニメシーンやボイスが入っていたりと、これまでの『逆転裁判』とは様子が異なる部分は、やはり不安。そんな複雑な気持ちを抱えたまま、体験版をプレイしてみました。
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体験版は、金髪の美少女が怪しげな2人組の男に襲われそうになる映像からスタート。少女が襲われそうになったその時、男たちが炎に包まれます。ここで場面が転換し、懐かしい雰囲気のする控え室へ。そこには、綾里真宵ちゃんがいました。3Dグラフィックになってるけど……それほど気にならないかな。ちょっとホッとしました。どうやらプレイヤーはナルホドくんとなって、これから始まる“裁判”で依頼人の弁護をするようです。
今回の依頼人は、マホーネと名乗る少女。TGS2011の『レイトン教授VS逆転裁判』スペシャルステージで発表されたキャラクターですね。冒頭の映像でガラの悪い男2人が火だるまになっていましたが、どうやら彼女にはその殺害容疑がかかっているみたいです。
「体験版とはいえ、久しぶりの法廷が中世なのはどうかと思うよ」というナルホドくんの言葉の通り、本作の舞台は中世ですが、なぜナルホドくんと真宵ちゃんがこの世界にいるかは明かされませんでした。でも2人のすっとぼけたやりとりは健在で、マホーネを指して「ナルホドくんのイトコ？」と聞く真宵ちゃんに対し、「さすがにイトコがキンパツっていうのは、ムリがあると思うよ」とナルホドくんが突っ込むシーンは、なんかいろいろ懐かしくて胸が熱くなりました。
まぁ、いつまでも懐かしさに浸っているワケにもいかないので、さっさと“火刑大法廷の間”での裁判パートに移ります。ちなみにナルホドくんいわく、「こんなにドキドキする裁判は『逆転裁判3』以来だよ」とのこと。大丈夫か？ と一瞬心配になりましたが、「どんな法廷でも依頼人を信じて闘う」というナルホドくんのセリフを聞いて、再び胸が熱くなりました。
裁判では、どこかで見たことのあるサイバンチョの姿が！ サ、サイバンチョー！ ナルホドくんのライバルは、検察士のジーケン・バーンロッド卿。彼もマホーネと同じくTGS2011のステージで発表されていましたね。右手に持った剣をガンガン振り回してくる、有能そうなイケメンです。
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裁判パートの流れは、これまでの『逆転裁判』シリーズと変わりません。まずは証人から話を聞いて、それをもとに“尋問”。気になった証言には「待った！」をかけて“ゆさぶる”、そして「異議あり！」でムジュンを“つきつける”。ただし、これまで1人だった証人が今作では複数人となり、“群集尋問”を行うことになります。1人1人じっくり尋問なんて悠長な暇はありません。体験版でも、4人の証人から次から次へとマホーネに不利な証言が飛び出します。
群集尋問以外にも、“といつめる”というコマンドが新たに加わりました。これは、誰かが証言している最中に別の証人があやしいそぶりをしていると、「ちょっと！」と止めて問い詰めることができるシステムです。これによって、証言を引き出したり、証拠品を手に入れたりできます。ナルホドくんも新たな証拠を手に入れていましたが、これが自分の首を絞めることに……。
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ここでようやく、マホーネにかけられている容疑が“殺人”ではなく“魔女である”ということに気づきます。そう、マホーネには“魔法を使って男たちを火だるまにした魔女である”という容疑がかかっていたのです。この裁判は、魔女を裁くための魔女裁判だったんですね。マホーネを魔女と決めつけ、罰を求める聴衆たち。ナルホドくんが追い詰められていると、そこに救世主が……！ レイトン教授が魔女裁判に役立つアイテム“魔法大全”を持って現れました。レイトン教授とルーク少年も弁護士席に加わり、ナルホドくんとレイトン教授のダブル「異議あり！」で体験版は終了します。体験版は15分の時間制限があり、最後までプレイできなくても15分たつと終了してしまうので注意してください。
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懸念していた3Dのグラフィックに関しては、思っていたほどは違和感を感じませんでした。ちょっとナルホドくんの動きがもっさりしていましたが、おそらくプレイしていたら慣れるレベルかと。2Dのアニメシーンも早く見てみたいですなー。
もう1つ気になっていたキャラクターボイスは、裁判パートの音声が「待った！」「異議あり！」「ちょっと！」などのかけ声のみだったこともあり、よいか悪いか判断できないというのが正直なところです。既報の通りナルホドくんのボイスは俳優の成宮寛貴さんが担当していますが、『逆転裁判』の『1』～『3』で巧さんのボイスに慣れている私としては、やはりさみしく感じました。ただ今回は聴けませんでしたが、桐谷美玲さん演じる真宵ちゃんにはすごく期待しています。桐谷さんの大ファンなので！
『レイトン教授VS逆転裁判』の体験版の感想をひと言でいうと、「ものすごく『逆転裁判』だった」です。冒頭部分でナルホドくんが“体験版”と明言しているので、今回の試遊用に作られたバージョンだとは思うんですが、想像していた以上に『逆転裁判』らしくてうれしくなりました。ナルホドくんと真宵ちゃんの会話や、ライバル＆証人に振り回されるナルホドくんの姿など、それはもう懐かしい要素が満載です。
『逆転裁判』シリーズのファンで『レイトン教授VS逆転裁判』が気になっている方は、ぜひLEVEL5 WORLD 2011の会場に足を運んで試遊してみてください。そしてナルホドくんの言う、“『逆転裁判3』以来のドキドキする法廷”をぜひ体験してください。そこには、あなたの大好きな『逆転裁判』がありますよ。
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