【日本ファルコム30周年記念企画 Vol.6：記念本制作秘話（3）】懐かしのイラストが満載の“イラストギャラリー”＆“広告ギャラリー”

文：電撃オンライン

■近藤社長でさえ見たことがない貴重な広告も掲載!?

そみん　イラストの次は広告ギャラリーを見てみましょう。『ドラゴンスレイヤー』や『ザナドゥ』といった、1980年代の貴重な広告も掲載しているので、オールドファンの方にとってはかなり懐かしいんじゃないでしょうか。

編集Y　懐かしい広告もあれば、見たことがない広告も混じっている（笑）。オレだって、さすがに全部の広告を見たわけじゃないからなあ。

おぬ　記念本の最後のページ（P.640）には日本ファルコムの近藤社長の寄稿文が掲載されているんですが、近藤社長でさえ見たことがないレアなイラストや広告もあったそうです。さすがに30年という歴史は長いですね。

編集Y　こうして見直してみると、『イース』や『ドラゴンスレイヤー』といった初期の作品の広告は、やっぱりキャッチコピーが秀逸だった気がする。

おぬ　『イースII』の「優しさから、感動へ。」とか、僕でも聞いたことがあるくらいですしね。

編集Y　『白き魔女』の「詩（うた）うRPG」というキャッチコピーも懐かしいなあ。

そみん　広告のキャッチコピーにはユニークなものが多いので、設定用語集のコーナーでもいくつかピックアップしています。『ダイナソアリザレクション』の「あんびり～ばぼ～っっ」とか。

編集Y　なんだ、そりゃ（笑）。

そみん　あまりの豪華特典に魔物が驚いている内容の広告です（笑）。

おぬ　『スタートレーダー』の「STG革命」も載っています。“革命”は“レボリューション”と読むのが通ですね。

編集Y　マニアックなところを拾うなあ。ということは、『ブランディッシュ』のマウスがらみのキャッチコピーも拾ってる？　たしか、川柳風の変なキャッチコピーがあったはず。

そみん　『ブランディッシュ3』の広告ですね。「ブラ3 終わってみれば マウスの達人」というキャッチコピーが使われています。

▲マウスでの操作が特徴的な『ブランディッシュ』シリーズ。広告では、その特徴を示すキャッチコピーが使われた。

編集Y　これこれ（笑）。『ブランディッシュ3』の頃はゲーム用のマウスがあったけど、最初の『ブランディッシュ1』が発売されたころはまだ普通のマウスしかなかったからさ。ガチャガチャと酷使しすぎて、マウスを壊しちゃったこともあったなあ。

そみん　設定用語集のコーナーには、広告のキャッチコピーやキャラクターの名言といった小ネタも掲載しているので、おヒマな時にじっくり読んでいただけるとニヤリとしていただけると思います。

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