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2011年11月9日(水)

“NCSoft G-STAR”PREMIEREレポート、G-STAR 2011開催直前に『リネージュ』最新作が発表!

文:電撃PCゲーム

“NCSoft G-STAR”PREMIEREレポート
▲11月8日にソウル NCSoft本社で行われた“NCSoft G-STAR”PREMIERE。

 11月10日より釜山で行われる韓国のゲームショウ、“G-STAR”開催を目前に控えた11月8日、ソウルのNCSoftは報道陣を招いての“NCSoft G-STAR”PREMIEREを開催。ファン待望の『リネージュ』シリーズ最新作『リネージュ・エターナル』と、まもなくサービスインとなる『ギルドウォーズ2(GUILD WARS2)』の情報が発表された。

 PC用としてリリースされる両タイトルのプレゼンテーションの前に、NCSoft GSTAR総責任者 シン・ミンギュ氏が「NCSoftは長期的な開発システムを整えて、グローバルな作品を紹介しています。今年のG-STARでは、NCSoftならではの独特でクリエイティブな考え方と大胆なチャレンジによる『ギルドウォーズ2』と、今回が初お披露目となる『リネージュ・エターナル』の2タイトルを発表いたします。NCSoftのチャレンジ精神が満喫できるようにベストを尽くしてまいりたいと思います。これからも弊社に多くの声援と関心を持っていただけますようお願い申し上げます」とあいさつを述べ、“NCSoft G-STAR”PREMIEREの幕開けとなった。

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▲今年の発表では、『リネージュエターナル』と『ギルドウォーズ2』の2タイトルに関する発表が行われた。▲NCSoft G-STAR総責任者 シン・ミンギュ氏。
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▲会場内には『リネージュエターナル』と『ギルドウォーズ2』の、大きなタペストリーなどが飾られていた。

■待望のシリーズ最新作『リネージュ・エターナル』とは

 『リネージュ・エターナル』は、今回トレーラームービーの上映のみとなっており、実際のプレイを見ることはできなかったが、開発責任者のジョ・インス氏より『リネージュ・エターナル』のコンセプトや現段階で公表できる情報が発表されたので、お伝えしていきたい。

 ジョ氏は「これまで大規模戦闘のロマンは、集団と集団による競争によって具体化されていますが、(サービス)時間の経過につれて集団全体の経験より、所属している個人の経験を大事にする傾向にありました。そこで、『リネージュ・エターナル』では、集団の中でも個人の自分の経験を大事にできる、自分中心で画面を見られるビューや自分が強調されるヒーローの体系、ストーリーテリングに焦点を当てて開発しました」と説明。続けて「『リネージュ』のバリューだけではなく、新しいゲームとして、新しい戦闘の経験を提供しなくてならないという工夫をこらしました」と述べた。『リネージュ・エターナル』ならではの特徴は以下の通り。

●ドラッグスキル
 操作や戦闘で、新しい経験を提供できる準備を進めていると発表され、その中からドラッグスキルが説明された。これは、マウスの右側をドラックしてスキルを発動させ、その上で実行したい方向にマウスをスクロールさせることで、スキルの発動する方向を決めたり、発動させたい地点の指定、マウスで円をえがくことで、円が描かれた範囲にスキルが発動できたりするもの。

●アクション
 叩いて、防御して、避けるアクションを使った戦略的な戦闘を行うための準備があるとの発表があった。

●演出
 これまでは、プレイヤーの視界は限られた部分の戦闘しか表示されていなかったが、本作からは、画面いっぱいの勇壮な戦闘シーンが表示されるとのこと。

 また、プレイヤーが選べる3つのクラスも会場では発表された。

●ナイト
 近接戦闘系で、近接戦闘で強力な打撃を与える他、盾を使った強固な防御に突出している。

●ウィザード
 遠距離攻撃や範囲攻撃など、多彩な攻撃パターンを持っており、魔法スキルは3つまで駆使できる。

●スピリチュアルアーチャー
 弓矢を扱うクラス。スキルを発動すると、敵の盾を破壊できるなど強力な一撃も持っている。また、円を描くことで矢の雨を降らせることができる。

 『リネージュ・エターナル』は仲間たちと時には協力し、時には争いながら冒険をしていく本格的なMMORPG。このように『リネージュエターナル』は、『リネージュ』のバリューを受け継いだ、新しい戦闘経験を提供するというプロジェクトとのこと。この日に発表された内容は、10日から釜山で行われるG-STAR 2011の会場で上映される映像に盛り込まれている。

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▲『リネージュ・エターナル』のLとEをつなげる部分は、エターナル、永遠をイメージしている。▲『リネージュ・エターナル』開発責任者のジョ・インス氏。
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▲G-STAR 2011では、クローズドシアターでの『リネージュエターナル』PVが上映が予定されている。今後の発表にも注目していきたい。

■前作700万本を出荷したタイトルの続編『ギルドウォーズ2』

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▲対人戦を好むプレイヤーにとっては、サービスインが待たれる『GUILD WAR2』。

 続いては『ギルドウォーズ2』の発表が行われた。まず、『ギルドウォーズ2』開発総括マイク・オブライアン氏より同社の歴史や前作『GUILD WARS』についての簡単な紹介が行われ、続いて、『ギルドウォーズ2』について説明が行われた。

 オブライアン氏は「『ギルドウォーズ2』について知っていただくために、過去のオンラインゲームの世界を知って頂く必要があります。私のオンラインの世界はイメージは、友達と一緒に世界に入り、未来を開拓していくものだと考えました。また、周りの世界を変化させることができると考えてしました。実際はそんなことはありませんでした。オンライン上でなにが起きたのか、自分が英雄であれば、なぜ自分の望むように世界を変えることができないのか? といった疑問が生まれました。そして伝統的なMMORPGは、プレイヤーのために、クエストが繰り返させるスタティックなワールドになっています。それぞれのプレイヤーがクエストを成功させなければならず、それはソーシャルな形ではありません」

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▲開発総括マイク・オブライアン氏

「しかし、我々がゲームに求めるものはソーシャル性です。たとえば、一つの都市があります。その都市がドラゴンに襲われてるとして、助ければ都市は助かります。助けないと都市は壊滅します。そこでプレイヤーは、今後もその都市でNPCの手を借りるために都市を救うか、そのまま見殺しにするか選択できるということです。そういった選択が『ギルドウォーズ2』では可能です。そして、この選択はプレイヤーだけではなく、他のプレイヤーに影響を及ぼします。ちなみに『ギルドウォーズ2』には、クエストは一切なく、先にあげた例のようなイベントが多数用意されています。未来がまったく予測できない世界になっています。『ギルドウォーズ2』のもう1つの特徴はストーリーテリングです。プレイヤーの選択によってプレイヤーごとに違うストーリーが展開する。自分ならではのストーリーが展開するMMORPGの最高峰です」と語った。

■『ギルドウォーズ2』の舞台は、250年後の世界

 オブライアン氏の説明に続いてプレイムービーが上映され、そのムービーの中で発表された『ギルドウォーズ2』の新要素について、紹介していこう。

・『ギルドウォーズ2』の舞台は、前作から250年後の世界。
・プレイヤーが選べる種族は、前作のヒューマンから一気に4種類増えて、全部で5種類。
・公開されているクラスは現在7種類。
・キャラクターメイクでは髪や装備の色を選ぶことで、外見で自分らしさを出せる。
・浮浪者から貴族まで出自など、自分のプロフィールを選択可能。選択したプロフィールにって、15のストーリが用意されている。
・すべてのイベントはマルチプレイ。パーティに参加していないプレイヤーでもイベントに参加でき、報酬はイベントに参加したプレイヤー全員に等しく与えられる。
・活動エリアに水中が追加。水中では移動のみでなはく、戦闘なども自由に行える。

 “NCSoft GSTAR”PREMIEREでの『ギルドウォーズ2』発表は以上となっている。最後にオブライアン氏より、この日に発表できなかったPvP情報があり、それはG-STARの会場でライブ発表を行うとの話があった。続報をお待ちいただきたい。

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▲キャラクターメイキングでは顔や体型といった外見の他、出自や性格といった内面的なプロフィールの設定も用意されているとのこと。
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▲この日の発表ではリアルタイムでのデモプレイも公開された。▲敵をいちいちターゲッティングしなくても攻撃可能。また移動中でも発動可能な戦闘スキルが用意されている。
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▲クエストがない代わりに、各種イベントが用意されており、それらのイベントはパーティーを組んでいないプレイヤーでも参加できる。▲イベントに参加したプレイヤーは全員に同じ報酬が等しく与えられるとのこと。

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