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2011年11月16日(水)

シリーズ最高傑作がついに発売! 『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』のプレイインプレッションをお届け!

文:電撃オンライン

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●モードが拡充され、幅広い人にオススメできるマルチプレイ

 『CoD MW』のみならず、『CoD』シリーズ全体の魅力にあげられるのが、オンライン上で世界中のプレイヤーと対戦するマルチプレイモードです。『CoD MW3』では、連続キルによって偵察機や爆撃機などの報酬が得られる“キルストリーク”が“ストライクパッケージ”に変更。3タイプの異なる報酬を選択できるようになったのが大きな特徴です。

 “アサルト”“サポート”“スペシャル”のうち、“アサルト”と“サポート”は装備などのカスタマイズができるレベル4から、“スペシャル”はレベル20から選択可能になります。アサルトは、やられると条件がリセットされる従来型のタイプで、報酬内容は攻撃ヘリや爆撃機を呼ぶなどの攻撃的な内容がメイン。サポートは、やられても条件が継続するもので、内容は偵察機や迎撃用のタレットを設置できるなど援護的なものが中心となっています。スペシャルは、条件を満たすと自分が装備していないパーク(特殊能力)が追加されるというもので、やられると条件とともに獲得したパークを失います。こう書くと、「サポートで高レベルの報酬呼び放題じゃん」と思いがちですが、サポートの報酬は事前に設定した3つをすべて獲得すると条件が1からリセットされるので、条件の低い報酬を設定して何度も獲得するというやり方もアリなので結構あなどれないです。

 また、武器の使い込みによってこれまでのアタッチメント(スコープやグリップなどの装備品)に加え、使い勝手をよくするスキルのようなものが獲得できるのも特徴。私はアサルトライフルをメインに使っているのですが、レッドドットサイトとキック(発射時の反動を軽減するスキル)はそれほど時間をかけずに獲得できたので、“使い込まないとどの武器も全然ダメ”ということはまったくないです。また、今回はレベル上限が80と従来のシリーズに比べて高めですが、武器やグレネードなどの装備品、パークの使用などなど、あらゆるアクションにチャレンジ(この武器で○キルするとクリア!的なシステム)が設定されていてクリアごとに経験値がもらえるので、レベルアップそのものはかなり早い印象を受けました。

 さらに、昨年発売された『CoD ブラックオプス』で初めて採用されたリプレイ機能“シアター”も搭載されています。気に入ったマッチは、オンライン上で8つまで保存できるようになっています。この“シアター”、写真を撮ったりプレイを振り返ったりと仕事的にも非常に役に立つモードだったので、個人的に非常にうれしい仕様だったりします。

 また『CoD MW3』では、協力プレイモード“スペシャルオプス”が拡充され、従来の“ミッション”に加えて“サバイバル”が遊べるようになったのも大きな特徴と言えます。『CoD MW2』ではオンライン上のフレンドを呼ぶか、画面分割で2人で遊ぶのみでしたが、今作ではどちらのモードもオンライン上でランダムにパートナーを探すことが可能になりました。スペシャルオプスには、マルチプレイヤーとは別にキャラクターレベルが設定されていて、レベルアップすると新たな装備などがアンロックされていくのでやりごたえもあります。「対戦プレイはちょっと……」という人は、こちらをメインにプレイしてみるといいかもしれません。

『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』
▲今回は相手をキルする他、ドミネーションの拠点占領や相手偵察機の破壊などでも報酬に必要なポイントを獲得可能。
『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3』
▲シアターモードでは、参加者すべての視点でリプレイできます。カメラも3人称視点やフリー視点に切り替え可能です。

 ハイテンションのまま最後まで怒涛の勢いで突っ走る迫力のキャンペーンと、充実ぶりに目を見張るマルチプレイヤー。「見た目は『CoD MW2』と変わらなくね?」という印象はプレイすればぶっ飛ぶハズ。特にキャンペーンは、これまでのシリーズの集大成的な内容で、最後まで見届けてほしいとしか言いようがないです。シリーズをプレイしたことがない人も、『CoD MW3』を遊んでから、ベスト版になっている過去作を手にするのもアリだと思います。とにかく1人でも多くの人に『CoD MW』シリーズを体験してほしいです。(電撃PlayStation 柏又)

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