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2011年11月19日(土)

【聖闘士への道】最新技術で星矢たちがよみがえる! 『聖闘士星矢戦記』三戸プロデューサーの“星矢愛”がインタビューで爆発

文:kbj

★ “星矢愛”が詰まったソフトの完成! ★

――いろいろなスキルがある中で、“スイカ”があることに驚きました。

『聖闘士星矢戦記』

 劇場版の『聖闘士星矢 邪神エリス』でスイカを身代わりにして助かるシーンがあるので、スイカというスキルをつけると、一度やられてもよみがえることができるのです。マニアックなネタの1つですね。

――知らない人は、11月21日発売のBD-BOX『聖闘士星矢 THE MOVIE Blu-ray BOX 1987~2004』を見るといいでしょうね。お聞きする限り、ディンプスさんにもかなり『聖闘士星矢』を好きな人がいらっしゃるんですね。

 いますよ! マニアックすぎてわからないので、ストップをかけたネタもありますから。

――難易度は最初にハードまで出ていますが、その上にもあるのでしょうか?

 あります。その上に、Bronze、Silver、Gold、Godです。それは、難しいモードをやりたい人に向けて用意しているので、開発側からすると「挑戦してください」というモードですね。

――雑兵の中には、いやらしい攻撃を仕掛けてくるものもいますが、難易度を上げていくとどうなるんでしょう?

『聖闘士星矢戦記』

 正直キツいですよ! しっかりとパラメータと、自身の小宇宙を高めてからプレイしてください。

――カシオス乱入や暗黒聖闘士の登場という、オリジナル要素を入れた理由について教えてください。

 ボスとして黄金聖闘士はいるんですが、それ以外が雑兵だけではおもしろくないですから。ステージの途中で何か出したいと思った時に、誰であれば違和感がないかを考えました。あとはファンに人気の暗黒聖闘士を出そうとか、白銀聖闘士(シルバーセイント)を考えた時に「誰を出そう……ミスティ!?」っていう感じだったと思いますね。

――聖衣を脱げる要素はなぜ入れたのでしょう?

 えっ!? 脱ぎたくないですか?(笑)

――脱ぎたいです! 特に紫龍を使ったら脱ぎたいです。まあ、たぶんイベントで脱ぐと思うんですが……。

 そうですね(笑)。でも、やっぱり自分でバーンと脱ぎたいというのもあり、用意しました。僕もそう思いましたし、開発からも「PS2の格闘の時はなかったので、脱がせませんか?」というアイデアが出ました。脱げるメンバーは青銅聖闘士5人に加えて、もう1人います。……実はデスマスクも脱げるんです。

――ええ!? そうだったんですか? ……でも原作では脱いだというよりは、勝手に外れていたように思えるのですが。

 まあ、そうなんですが(笑)。脱いでいたので、黄金聖闘士の中でも彼だけは用意しました。

『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』
▲原作では、バトルのたびに聖衣を脱いでいた紫龍。ファンならば、プレイする時もそれを再現したくなる!?
『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』
『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』
▲黄金聖闘士で、唯一聖衣を脱ぐことができるデスマスク。この状態で、十二宮を突破することができるか?

――その上で、一輝だけは聖衣を復活させられるというのに驚きました。

 そういう小ネタが好きなんです。とにかく“星矢愛”は詰まっています。『聖闘士星矢』だったら、こういうのあったらおもしろいというネタがちりばめられていますよ。

『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』

――バトル中に小宇宙を高めるために舞うというのも、細かいと感じたネタの1つです。

 細かいけれど、おもしろいですよね。そこはプレイしながら、ニヤっとしてほしいと思っています。アイテムを回収できるので、ゲームシステムとしても消化できているはずです。

『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』
『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』 『聖闘士星矢戦記』
▲アイテムも回収できる小宇宙チャージ。なお、一輝だけは歩きながら小宇宙を高め、当たり判定もある。

――小宇宙が高まると、具体的にどういう効果があるのでしょうか?

 小宇宙ゲージの回復が早くなります。聖衣を脱ぐと体力は自然回復しなくなるし、攻撃力と防御力が低下するという欠点があるんですが、小宇宙ゲージの回復が早くなり、必殺技を多用できるという利点があります。

――遊んでいて、キャラがよくしゃべると感じました。

 やっぱりキャラクターゲームなので、たくさんしゃべっている方が感情移入できると思い、たくさんボイスを入れています。収録は1カ月以上かかって大変だったんですが、たくさん用意できました。

――ミッションモードを入れた経緯を教えてもらえますか? やりこんでほしいからでしょうか。

 黄金聖闘士をはじめとする、好きなキャラで遊びたいだろうと考えていました。ただ、ストーリーモードは原作準拠なので、青銅聖闘士を使うことになります。そのため、自由にキャラを使えるミッションモードを用意しました。イベントシーンはないのですが、新規録音によるリアルタイム会話もあるので、楽しめるハズです。

――制作する上でこだわったところは?

 繰り返しになるんですが、原作を好きな人に楽しんでもらえることです。アクションゲームとしての気持ちよさに、『聖闘士星矢』らしい要素をしっかりと用意することには尽力しました。

DLCや今後の展開は4ページ目で!

(C)車田正美/集英社・東映アニメーション
(C)2011 NBGI
※画面は開発中のもの。

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