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2011年11月22日(火)

【まり探】『スーパーダンガンロンパ2』の極秘情報をゲット!? 『ダンガンロンパ』開発スタッフインタビュー

文:電撃オンライン

■『ダンガンロンパ』グッズ展開の最終目標はキッチン用品です!

――2010年の冬と2011年の夏のコミックマーケット(コミケ)に出展されていましたが、出ようと思われたきっかけはなんですか?

寺澤:これまでスパイクは、コミケのようなグッズを販売するイベントにほとんど参加してこなかったんですね。でも、ユーザーさんから『ダンガンロンパ』のグッズが欲しいという声をたくさんいただきまして。何かできないかなと考えた結果、じゃあコミケに出展してみようと。ただ自信がなかったので、最初の冬コミは小規模な出展になりました。

――冬コミで販売されたモノクマぬいぐるみとトートバッグのセット、瞬殺でしたよね。私は買えませんでした……。

小高:僕も持っていませんよ(笑)。

齊藤:数が限られていましたからね。持っている人は、あの会場で買えた人だけです。

寺澤:3日間で100セットを用意したんですが、正直どれだけ売れるかまったく予想がつきませんでした。

小高:夏コミで販売した等身大モノクマぬいぐるみは300体用意したんですが、これは売れないだろうと思っていました。この大きさのぬいぐるみを持って会場を移動するのはかなり困難なので。でも完売したと聞きビックリしました。こっちのモノクマは僕も買いましたよ!

――開発者自ら買われたんですね。

小高:僕は『ダンガンロンパ』グッズにすごくお金をかけていますから。だいたいのグッズは買っています。

齊藤:小高は社内一の『ダンガンロンパ』ファンですからね(笑)。

――コミケに参加されていかがでしたか?

寺澤:ユーザーさんの熱気を実感しました。

齊藤:普段ゲームを作っていると、ネット上などではユーザーさんの意見を見ることはあっても、直接会ったり熱気を感じたりすることはあまりないんですね。でも、コミケの会場までグッズを買いに来てくださった方は、本当に『ダンガンロンパ』のことが好きで来てくださったワケですから、そういう方たちに直接会えたというのは得るものが大きかったですね。

寺澤齊藤:初日には、キャラクターのコスプレをした人も来てくださったんですよ。ありがとうございます。

小高:僕、コスプレイヤーさんに会えなかったんですよね。残念……。

【まり探】 【まり探】
▲中央の一番大きいモノクマが、2010年の冬コミで販売されたぬいぐるみ。▲2011年の夏コミでは、さらに大きい等身大ぬいぐるみが販売され、完売した。

――かなり積極的に『ダンガンロンパ』のグッズ展開をなさっていますが、お気に入りのグッズはありますか?

小高:夏コミで販売したマグカップが気に入っています。買えなくて持っていないんですけどね……。

寺澤:Tシャツですね。モノクマTシャツ! まあ、僕も買えなかったんですが。でも、1着でも多くユーザーさんにお届けできたならいいかなって。

齊藤:僕もTシャツですね。デザインにもいろいろと口出しました。まあ、僕も持ってないですけど(笑)。

――今後どのようなグッズを作りたいですか?

小高:最終的にキッチングッズを販売したいですね。キッチンまで進出したら、キャラクター商品として本物だと思っています!

■CEDECでは企画段階の資料をちょっと出しすぎました(笑)

――寺澤さんと小高さんに伺います。今年のCEDECで講演を行っていましたが、CEDECに参加することになった経緯を教えてください。

寺澤:ありがたいことに『ダンガンロンパ』が話題になっているということで、CEDECの事務局から講演をしてほしいとオファーをいただきました。

小高:ゲーム業界の方に会うたびに、よくこんな作品作ったねって言われていたんですよ。CEDECの事務局の方も、そういうところが気になって誘ってくださったのかもしれません。

――実際に会場で講演を聞いたんですが、お二人の息がピッタリでしたね。すごくおもしろかったです。

寺澤:前日の終電までリハーサルしていました。ギリギリまで打ち合わせをしていたよね。

小高:PowerPointの資料を編集したりね。原稿も用意したんですが、原稿をそのまま読むとおもしろくなくなってしまいそうだったので、結局最後はフリートークをすることになりました。

寺澤:あまり参考になる話をできると思っていなかったので、来てくださった方に楽しんでもらえるような内容を心掛けましたね。

――講演では企画段階のメールのやりとりや、発売前の資料などを公開されていましたね。

寺澤:普通は出しませんよね。

小高:ちょっと出しすぎましたね(笑)。

寺澤:こういう資料などが見られる機会ってあまりないと思うので、楽しんでいただけるとは思っていました。終わった後にいろいろな方から感想をいただきましたが、結構「役に立った」と言っていただいてうれしかったですね。

【まり探】 【まり探】
▲CEDECには、寺澤さんと小高さんが参加。貴重な企画資料が多数公開された。

――次は、齊藤さんにお伺いします。“ゲームの電撃チャンネル”で行われた、ニコニコ生放送“志倉千代丸×富澤祐介×齊藤祐一郎 超最前線クリエイター生トーク!”のオファーが来た時、どう思われましたか?

齊藤:実は、最初にオファーをいただいたのはプロデューサーの寺澤だったんです。でも仕事の都合で難しいということだったので、「だったら僕が!」と立候補しました。一緒に出演される方が、MAGES.の志倉千代丸さんとバンダイナムコゲームスの富澤祐介さんという一線で活躍されているクリエイターさんだったので、その方たちとご一緒できる機会をムダにはできないと思いまして。

――実際に、他のメーカーのクリエイターと生放送でトークをしてみて、いかがでしたか? やはり緊張されたのでしょうか。

齊藤:ニコ生ということで、ユーザーさんの反応がリアルタイムでダイレクトに返ってくるのが、すごくおもしろかったですね。ユーザーさんの反応を見ながら、次に話すことを考えたりしていました。僕はTVカメラの前で宣伝などの告知をするのがすごく苦手だったんですが、生放送では不思議と緊張しませんでした。志倉さんや富澤さんのような、場慣れした方たちがいたのも大きかったんじゃないでしょうか。

――では、緊張せずに楽しめたと。

齊藤:そうですね、緊張しなかったせいで告知しないといけないことを忘れてしまいましたが……。

小高:小説『ダンガンロンパ/ゼロ』の告知を忘れちゃったんですよね(笑)。

――なんと(笑)。次があったら、また参加していただけますか?

齊藤:はい、ぜひまたお願いします!

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▲“志倉千代丸×富澤祐介×齊藤祐一郎 超最前線クリエイター生トーク!”に出演した齊藤さん。

→次のページでは、発売直前の廉価版&小説『ダンガンロンパ/ゼロ』について
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