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2011年11月25日(金)

エヌ・シー・ジャパンのカジュアル系A・RPG『ブルーティアーズ』開発者を直撃インタビュー

文:電撃オンライン

 エヌ・シー・ジャパンのPC用オンラインA・RPG『ブルーティアーズ(Blue Tears)』。その開発元NEXTPLAYのプロデューサーに話を聞いた。

 11月17日~23日にかけてクローズドベータテストが実施された『ブルーティアーズ』。横スクロール型のシンプルなゲーム性で、オンラインゲーム初心者でも気軽に楽しむことができるタイトルだ。韓国では2010年7月より『Punch Monster』の名前でサービスが開始されている。

 日本での正式サービス開始を目前に控え、NEXTPLAYのプロデューサーAiden Lim氏とShin Pyoserb氏の2人に、日本でのサービス開始に向けた取り組みなどのお話を伺ってきた。

『ブルーティアーズ』
▲『ブルーティアーズ』日本開発担当マネージャーのShin Pyoserb氏(左)と開発プロデューサーAiden Lim氏(右)。

――まずは『ブルーティアーズ』とはどんなゲームなのかを教えてください。

 『ブルーティアーズ』は、敵を引きつけ、一撃で複数の敵を倒す“ドミノ狩り”ができる、爽快なアクションRPGです。冒険の舞台は、11のエリアから構成される1つの大陸で、現在のところ8つのエリアが公開されています。大陸は8つの村と、200のフィールドマップから構成されており、ボスがいるダンジョンは、エリアごとに必ず1つ用意されていて、合計で20のボスダンジョンが存在します。

 メインストーリーのダンジョン以外にも外伝ダンジョンが6つあり、大陸各地にに散らばっています。この大きな大陸で、勇者たちが倒さないと行けない敵は200種類以上、クエストも2,200種類あるんです。また、広大な世界でNPCや特定エリアを見つけられないプレイヤーを助けるための“GPSシステム”搭載も、本作の特徴と言えるでしょう。

『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』
『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』

――韓国のサービス状況について教えてください。

 韓国では2010年7月にサービスを開始して、現在のレベルキャップは60レベル。職業は初期クラスのウォーリアー、アーチャー、マジシャンの3つがあり、2次転職までが可能なため、登場している職業は合計6つとなります。

――日本のベータテストでプレイできるのはどこまでですか?

 クローズドベータテストでは、3つの初期クラスすべてを遊ぶことができます。レベルキャップは40レベルまでを予定しています。

――日本での正式なサービス開始時期の予定が決まっていたら教えてください。

 詳細な日程については、まだお伝えできませんが、今年の冬ごろには正式サービスを開始したいと思っています。

――日本でのサービスを開始するにあたり、変更や追加したことがあれば教えてください。

 日本のマンガやアニメを参考にして、日本のプレイヤーの皆さんが親しみやすいアバターを作りました。また、ベータテストなどを通じて、日本の皆さんからいただいたご意見をゲームに反映していくための用意を整えています。

――カジュアルゲームのようですが、ターゲットとしているプレイヤー層はどのあたりですか?

 15歳~25歳のRPG好きな方がターゲットです。韓国ではプレイヤーの男女比率はだいたい6:4で、女性プレイヤーも多いです。ゲーム内容も、アーケードの横スクロールアクションが持つ、直感的にプレイできる要素を兼ね備えているため、ライトなプレイヤーでも楽しめます。

――ライトゲーマーが対象のようですが、特に配慮した部分などがあれば教えてください。

 新しいアイテムや装備を使った時に、数値がいくつ上がったとか、効果がわかりにくい形で表すのではなく、見た目ですぐわかるような変化が出るようにしている点でしょうか。例えば、ファイヤーボールを1つしか発射できなかったのが2つに増えるなど、自分が強くなったことを直感的にわかるようにしています。

 しかし、ゲーム慣れしたコアプレイヤーが楽しめないというわけではなく、ダンジョン別に異なる難易度で挑戦できたり、ダンジョンを占領するのに制限時間を設定したり、誰がいち早くダンジョンを占領できるか時間を競うといった、上級プレイヤーにも満足していただけるプレイスタイルを用意してあります。

『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』

――まったくのオンラインゲーム初心者でも気軽に遊べるのでしょうか?

 コンシューマゲームのプレイ経験があれば、誰でも楽しめると自信を持って言えます。韓国では、キーボードを使ってプレイするユーザーが99%ですが、ゲームパッドのユーティリティでキーコンフィグに対応していれば、ゲームパッドでも遊べるように対応をしていく予定です。

――韓国のオンラインゲームといえば対人戦コンテンツというイメージが強いですが、そういった要素はありますか?

 通常のフィールドではPvPはできませんが、1対1の練習モードと4対4での決闘場があります。4対4の決闘場で勝利すると、経験値やポイントコイン、ギルドポイントが手に入ります。

――大規模PvPシステム実装の予定はありますか?

 マップは1つしかないのですが、今後はマップを増やして大規模PvPを導入したいと思っています。このマップは、ただ単にマップを追加するのではなく、弱い人は大砲を打てるなど、強い人も弱い人も楽しめる要素を入れていきたいと考えています。

――貴重なお時間をありがとうございます。最後に、日本のプレイヤーに向けてのメッセージをお願いいたします。

 『ブルーティアーズ』は日本のプレイヤーに適したゲームだと考えています。また、11月23日に終了したクローズドベータテストにも多大な関心を寄せていただき感謝しております。正式なサービス、その後も全力を尽くして楽しいゲームを作っていくことを約束します。

――ありがとうございました。

『ブルーティアーズ』 『ブルーティアーズ』

Blue Tears TM is a trademark of Nextplay Co. Ltd. Copyright(C)2011 Nextplay Co. Ltd. NC Japan K.K. was granted by Nextplay Co. Ltd. the right to publish, distribute, and transmit Blue Tears in Japan. All Rights Reserved.

データ

▼『ブルーティアーズ』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■開発:NEXTPLAY
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:未定

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