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2011年12月16日(金)

多数の英傑が集結することのよさと大変さとは!? 『無双OROCHI2』開発者インタビュー

文:電撃オンライン

――オリジナルキャラについて、デザインする上で気をつけたところ、武器の選択理由、そしてアクションの特徴を教えてもらえますか? まずはかぐやから。

『無双OROCHI2』

 十二単を着て戦っても動きやすく、アクションに支障がないようにデザインしました。武器ですが、かぐやというと月や竹がすぐに思い浮かぶと思います。月に関してはイメージで鏡とリンクしました。竹も折角なので取り入れたいと思ったのですが、そのまま竹を持って戦うのは見栄えも悪いということで、神事などで使われる榊を魔法のステッキみたいに振ると竹が生えるようなものはどうかということになりました。実際見た目もキャラクターとの相性がよかったので、そのまま取り入れました。

 アクションですが、榊を振ることで、鏡からのレーザーや竹を生やして攻撃するといった、今までにないものになっています。タイプアクションでは、竹の上に乗って飛び上がるような動きも見せます。特にジャンプチャージ攻撃やチャージ5の竹が生える攻撃は強力です。

――次は酒呑童子です。

『無双OROCHI2』

 角や牙といった鬼をイメージする荒々しさに加え、人間とは違う特殊な存在として、肌の質感などにも気をつけてデザインしました。酒呑童子といえば、“鬼=金棒”がイメージしやすいのかもしれませんが、これもナタと同じように、ありきたりではおもしろくなかったので、お酒というイメージから瓢箪(ひょうたん)を採用しました。

 酒呑童子は、瓢箪を使ったトリッキーな攻撃を行います。特にチャージ攻撃は、瓢箪から出る風で敵を引き寄せたり、水弾を飛ばしたりといった攻撃が可能です。無双奥義は特殊で、自らを巨大化して攻撃を行います。

――先ほども話に上がったナタは?

 機械のパーツで構成されているキャラクターであり、機械らしさと人間的なフォルムを両立させたかったので、単に鎧を着たキャラクターに見えないように注意しました。三面六臂をイメージした部分など、今までのキャラとは違う雰囲気を大事にしました。

 武器ですが、ナタはさまざまな武器(宝貝)を持っているので、どれを使うか悩みました。ただ、普通によくある武器よりも少し変わったものを持たせたいということもあって、乾坤圏をモチーフに両手両足に装着した“四象圏”を持たせました。

 両手両足にある四象圏を使用して、動きのすばやいアクションを行います。チャージ攻撃時のロケットパンチや体当たり、背中の突起物から放たれるレーザーなど、さまざまな攻撃方法を持っているのが特徴です。また、無双乱舞の息つく暇のない連続攻撃が強力です。

――最後に素戔嗚を。

『無双OROCHI2』

 仙界の長であり、豪快さや威厳に溢れるキャラクターなので、このイメージを損なわないように、シルエットや色味、顔や装飾品などに気をつけました。武器ですが、素戔嗚というと“天叢雲剣(別名:草薙剣)”でヤマタノオロチを倒すという有名な設定がありましたので、これを採用しました。

 基本となるアクションは、武器や足技を使う攻撃です。チャージ攻撃では、風、雨、雷などの天変地異を起こして攻撃を行います。タイプアクションは空間を切り裂く強烈なアクションを行います。

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