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2011年12月22日(木)

宇宙全体を作り上げるほどの緻密なSF設定と複雑な人間ドラマの数々――それが『Mass Effect 3』だ

文:電撃オンライン

 宇宙をまたにかけて戦う重厚なストーリーと、映画のような演出が話題を呼んだRPG『Mass Effect(マスエフェクト)』シリーズ。2009年5月にXbox 360用ソフトとして初代『マスエフェクト』が、2011年1月(※PS3版は6月)に続編である『マスエフェクト 2』が日本国内で発売された。2012年春、シリーズの最新作である『マスエフェクト 3』がいよいよ登場する。

 ちなみに前作『マスエフェクト 2』は、2010年のGame of the Yearにおいて、大賞の“ゲームオブザイヤー”をはじめ、“ベストXbox 360ゲーム”“ベストPCゲーム”“ベストシングルプレイヤー”と多くの賞を総なめにした実績がある。

▲3部作の完結編『マスエフェクト 3』。近距離の格闘戦を強化した新しい戦闘や、初のオンライン協力プレイへの対応など、物語だけでなくシステム面にも気になる要素が盛りだくさん。

 とはいえ、海外では華々しい受賞歴を誇る『マスエフェクト』シリーズだが、日本での知名度はというと、お世辞にも“多数の人に知られている”とはいえないのが現状だ。これだけ“名作”“神ゲー”と太鼓判を押されていても、なかなか手に取ってもらえない現実がある。

 それは海外のSFモノで、なおかつ3人称視点形式の戦闘という点から、とっつきにくさを想像している人が多いからかもしれない。しかし、『マスエフェクト』シリーズの本当の魅力を知れば、その誤解も解けるハズ!

 特に『マスエフェクト』ならではの壮大でブ厚いメインストーリーと、キャラクターを丁寧に掘り下げたサブストーリーは、むしろ日本人好みと言っていい。この物語は良質なSF映画を観た時やSF小説を読んだ時と同じか、それ以上の満足感を与えてくれるだろう。

 ということで電撃オンラインでは、シリーズのファンはもちろん、今まで『マスエフェクト』を知らなかった人にもファンになってもらうべく、本作のウリを特集という形で紹介していく。このシリーズがいかにおもしろい作品なのかを、発売まで数カ月にわたってアピールしていく予定だ。

 目標としては、現在『マスエフェクト』をまったく知らない人が、「タリは意外にかわいい性格だな」とか、「ギャレスはなんとなく戦闘に連れてっちゃうよね」とか、「リアラのフィギュアが気になる」といった会話がナチュラルにできるようになることだ(リアラのフィギュアの発売は、正直いって筆者も驚いた)。

▲仲間の1人・リアラ。“アサリ”という女性型の異星人だが、性別の概念はない。▲仲間の1人・タリ。“クォリアン”という種族で、免疫力が低いために全身を覆うタイプの気密スーツを身に着けている。

 それではまず、『マスエフェクト』シリーズがどんなゲームなのか、簡単におさらいしていこう。

SF映画をプレイしていくような感覚→(2ページ目へ)

(C) 2011 EA International (Studio and Publishing) Ltd. Mass Effect, Mass Effect logo, BioWare and BioWare logo are trademarks of EA International (Studio and Publishing) Ltd. EA and the EA logo are trademarks of Electronic Arts Inc. All other trademarks are the property of their respective owners. 

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