2011年12月29日(木)
フロム・ソフトウェアが2012年1月26日に発売するPS3/Xbox 360用ACT『アーマード・コア V(以下、ACV)』のプロデューサーインタビューを掲載する。
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自由度の高い機体カスタマイズや、自由に愛機を動かせる操作感などが人気を博しているメカACTシリーズ『アーマード・コア』。その最新作となる『ACV』は、操作感やシングルプレイミッションなど従来作の遊びに“チームによる領地争い”という要素が加わり、オンラインでの幅広い遊びが楽しめるようになる。その一端については、これまでの記事でもお伝えした通りだ。
記事では、12月22日に発売された『電撃PlayStation Vol.509』(アスキー・メディアワークス刊)に掲載されたインタビュー企画“おしえて鍋島さん”のロングバージョンを掲載する。『ACV』プロデューサーの鍋島俊文さんが、ベータテストから変更になったマッチング機能についてや、新要素である武器パーツの性能変化や流通など、ゲームの新たな魅力について語っているので、ぜひ目を通してほしい。
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――来月(インタビュー時は12月初旬)には発売を迎えますが、開発の進捗状況はいかがですか?
そうですね。開発の作業はひととおり終わっていて、バグを直している段階です。ただネットワークにつないで遊ぶゲームである以上、実際にサービスインしてみないとわからない部分も正直なところあるので、楽観視はしていないです。ベータテストほどではないですがある程度の規模でのテストは行っています。
――ベータテストではマッチング障害などネットワークの不具合もありましたが、製品版ではすべて大丈夫でしょうか?
ベータテストの段階であがっていたバグに関しては解消しています。マッチングに関してはいろいろ要望もいただいたので、仕様の変更も行いました。『ACV』では、オンラインでの遊びを想定している部分が大きいのですが、従来の『AC』だと、オンライン=対戦という仕組みになっていたので、そこに抵抗のあったユーザーさんがやはり結構いるんですね。
その抵抗感を緩和するために、今回は対人戦になるかどうかを仕組み上曖昧にしています。ただベータテストの状態では、逆に対戦を強く望む人がなかなか対戦できないといった状況があったので、プレイヤーのスタイルに合わせられるよう、マッチングできる幅をある程度選択できるような仕組みを入れています。
――それは、対人戦が起こりやすいようなマッチングを選択できるということですか?
領地へ攻め込んだ時、そこに「人が居るか居ないかわからない」というスタイルは変わっていません。ただ新たな要素として、“領地評価”という基準を入れています。プレイヤーは、マッチング対象とする領地評価の範囲を広くするか狭くするかを選べるんですね。領地評価の低いところにマッチング設定を絞ると、比較的、対人戦の発生率は低くなります。逆に評価の高い領地もマッチング設定の範囲に含めれば、人に当たる確率も上がります。
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――なるほど。その領地評価というのは、領地のランクとは何が違うのでしょうか?
基本的にはその領地がどれだけチームを撃退したかです。ただ他にも影響する要因はあって、総合的に攻略しづらい領地だと評価が高いということになります。領地評価の高いところと戦って勝つと、もらえるポイントにボーナスが付きます。だから領地評価が高いと稼ぎやすいとも言えますが、攻め込んだ時に人がいた場合は、当然領地の攻略が難しくなりますよね。
――領地評価の高いところとマッチングすると、ハイリスクハリターンになるのですね。ちなみに領地評価とは別に、チーム評価というのもあるようですが、これも評価の基準が違うのですか?
基本的にはチームの所有する領地のランクが大きく影響します。なので上位ランクの領地を持っている時点で、“強いチーム”ということになりますね。実際、上位ランクの領地を得ることはかなり大変だと思うので。逆に上位ランクの領地を失えば、チーム評価は下がります。あと、所有数も見ているので、低いランクの領地でも膨大に持っていればチーム評価は上がります。
――チーム評価が高いと、どのようなメリットがあるのでしょうか?
まずチーム評価が高くないと、上位の領地に挑戦できません。他に、オンラインボスの巨大兵器などの挑戦権にもチーム評価を設定してあります。オンラインボスは、ランクが低いうちに戦ってもらってもいいのですが、たぶん勝てないと思うので。本気で倒す気で作っていますから(笑)。
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――それは相当練習してからでないと厳しそうですね。もし腕のいい人であれば、オンラインボスは1人で挑戦することも可能ですか?
一応デバッガーの中に、1人で戦って倒したという人はいますね。ただ何体かいるのでその人も「こいつは絶対ムリ!」と言っているボスもいますけど(笑)。
――でもゲームが発売された後は、1人で全機倒す人も出てきそうですね(笑)。
出てきてほしいですね。腕に覚えのある人はぜひ挑戦してほしいです。
――ちなみに以前お聞きした話だと、領地ミッションとは別に、他のプレイヤーと対戦することは可能なんですよね?
はい。どうしても対人戦がしたい人向けに、フリー対戦を用意してあります。それと対戦とは違いますが、チーム内のメンバー同士で練習できる模擬戦のシステムも入れています。その上で、領地ミッションをプレイして、最終的に決戦ミッションを行って、領地を奪い合う、というゲームの流れ自体は、これまで公開してきたものと基本的に同じです。
――模擬戦では、エリアの選択は自由に行えるのでしょうか? また、迎撃システムの配置は、どの程度選択して模擬戦を行うことができるのでしょう?
模擬戦では自由にエリアを選択することができます。また領地を所有している場合は、自分の領地で模擬戦を行うこともできますし、領地のカスタムデータを適用した状態でプレイすることも可能なので自分のチームで領地のカスタマイズのチェックをすることができます。
→いろいろな部分から有名なプレイヤーが生まれてほしい(2ページ目へ)
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データ
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