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2012年1月27日(金)

【人類でも理解できる『Mass Effect 2』 第2回】宇宙の英雄はまさしく現代の中間管理職

文:電撃オンライン

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ミッション“イリウム:リアラ ティッソーニ”

 サマラを仲間に加えたシェパードたちは、イリウムの空港にいるコンシェルジュから、かつての仲間で、今は情報ブローカーを営んでいるアサリ族のリアラの伝言を受け取る。

 シェパードはリアラの事務所を訪ね、2年ぶりの再会を喜んだ。その後、リアラに仲間になってほしいと伝えるものの、リアラは銀河最大の権力を持つ情報ブローカー“シャドウブローカー”にさらわれた仕事仲間を捜さなければならないため無理だと言う。

▲懐かしいリアラとの再会。前作で恋仲になっていた場合は、シェパードとの熱い抱擁シーンが見られる。

 リアラはこの捜索のために、イリウムの各所にあるセキュリティを無効化し、サーバからあるデータを入手して、実態のわからないシャドウブローカーを調査する必要があるという。シェパードはその調査を引き受けるが、入手したデータから意外な人物がスパイとして浮かび上がった。スパイを排除したものの、リアラは調査を続行する必要があるため、仲間に加わることはできない。惜しみつつもここで別れることになった。

▲イリウムの各所にあるセキュリティをハッキングしていけば、リアラの頼みをこなせる。

ミッション“報告書:アサシン”

 イリウムで会ったリアラの情報から、イルーシブマンが選出した3人のうちの1人、ドレル族の殺し屋・セインは、イリウムにいるセリナという人物が知っていることが判明した。

 セリナのもとを訪れると、セインはナサーナ・ダンテアスという人物の暗殺を依頼されていることがわかった。大企業のトップであるナサーナは、これまで傭兵を使ってビジネス上のライバルや政府の要人を何人も暗殺してきたらしい。さっそくセリナが運転するエアカーで、セインがいると思われるナサーナのビル・ダンテアスタワーに向かう。

▲ダンテアスタワーへは親切にもセリナが送ってくれる。一度タワーまで行ってしまうとクリアするまで戻れない。

 ビルの内部には暗殺の情報を入手したのか、すでにナサーナの傭兵部隊が待ち構えており、何の罪もない作業員たちを用済みとして殺害していた。傭兵を倒しながら、最上階にいるナサーナのもとにたどり着いたシェパードたち。ナサーナと対峙して会話を続けるも、天井から音もなく侵入してきたセインによって、ナサーナは一瞬で殺されてしまった。

▲会話中に乱入し、警備兵もろとも暗殺したセイン。体が病気に侵されているため、長く生きることができない。

 シェパードは、死期が迫ったためにこの仕事を最後にしようと考えていたというセインを説得し、仲間に加えることに成功する。


ミッション“ジャック:サブジェクトゼロ”

 収容船で仲間にした元囚人のジャックは、仲間になることと引き換えにノルマンディー号のデータベースにアクセスする権限を与えられていた。その調査をもとにジャックは乗船して以来、子どものころにサーベラスによって監禁されて、人体実験をされていた研究所を探していたのだった。

 そして、ついにその研究所を突き止めたジャックは、今も彼女の心に暗い影を落とし続けている研究所を破壊したいとシェパードに申し出てきた。この場所はジャックが子どものころに脱走して以来使われていないということもあり、シェパードはこれを承諾。さっそく研究所跡地へと向かう。

▲研究所の跡地ではさまざまな過去の記憶が残されていた。ここでジャックは薬漬けにされ、繰り返し実験をされていたが、研究所のメンバーを殺害して脱走した。

 廃墟同然の研究所内で、わずかに残されていた通信記録などから、過去を振り返るジャック。だが、そこにはジャックと同じく実験台にされながらも、当時の研究に興味を持つアラッシュが傭兵を連れて来ていた。施設の探索を邪魔されたと思い発砲してきた傭兵を倒し、アラッシュと対峙するジャック。しかし、自分と同じく過去に取り憑かれた男を許し、研究所を爆破することで、ジャックは過去を断ち切るのだった。

▲ジャックと同じように実験台となっていたアラッシュ。

1月27日公開予定の第3回に続く

『マスエフェクト 2』キャラクター&用語説明 その4

【キャラクター】サマラ
 超法規的な権限を持ち犯罪を取り締まる“ジャスティカ”の称号を持つアサリ族の戦士。高い戦闘技術、禁欲主義、冷酷さを備えられるよう、心身ともに厳しく訓練されている。何世紀もの間、犯罪調査や軍事情報活動、戦闘経験を積んでいるため、ジャスティカはスペクター以上の能力があるとも言われている。

【キャラクター】リアラ・ティッソーニ
 プロセアンの歴史を研究していたアサリ族の研究家。アサリの指導者であるメイトリアークの称号を持つ母親がいたが、前作でサレンの陰謀により亡くしている。現在は情報ブローカー業を営んでいる。

【キャラクター】セイン・クリオス
 爆発的な産業の発展と人口爆発、環境汚染の結果、一時は絶滅まで危惧されたドレル族の暗殺者。幼いころにハナー族に育てられて暗殺術を叩き込まれた(ハナー族は自身で暗殺行為を行うことができないため、こういった人材も育てている)。

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 前作と比べて、仲間に関連したミッションがより多くなった印象の今作ですが、次回でいよいよストーリー紹介も最終回です! 予想外の仲間が加入する他、伝説の種族コレクターの正体がついに明かされます。近日公開予定の第3回をお楽しみに!

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