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2012年2月14日(火)

インタビュー中に野村哲也氏が間プロデューサーを緊急呼び出し!? 『シアトリズム ファイナルファンタジー』ロングインタビュー!(後編)

文:電撃Nintendo

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◆野村哲也さんからの緊急命令で、こぼれ話や裏話を大サービス♪

 インタビュー中にごめんなさい。ちょっと野村から携帯電話に連絡が入っちゃいまして……。緊急の用件みたいなので、ちょっとだけ席を外します。

(携帯電話を持って、部屋を出ていく間さん)

鈴井 間さんって、いい意味でデタラメなんですよ。たとえば東京ゲームショウの時、『シアトリズム FF』の打ち合わせの時間がとれないということで、ちょっとした隙にホールとホールの間の屋外の通路で円陣を組んで緊急打ち合わせを始めたりして。内部用の企画書なので一般のお客さんに見られちゃったらまずいんですけど、「だから絶対に見られないようにみんなで囲んで隠しながら打ち合わせをしようぜ」なんてノリで(笑)。そこで検討した結果を、早急に野村哲也さんにお伝えしないといけない状況だったんです。とにかくお忙しい人なので、少しでも情報交換ができる機会には、それを最大限生かしたいんでしょうね。

(しばらくして、携帯電話で話しながら部屋に戻ってくる間さん)

 ごめんなさい、電話しながら戻ってきちゃいました。野村から、「みんなマジメすぎてダメだ」というダメ出しが出ました(笑)。

鈴井 ええっ(笑)!?

 (苦笑)。うわ、10分以上も話してたよ。

鈴井 間さんのことが心配なんですよ。親心なんですよ。

 そんなこと言ってる余裕は全然ないって。だって鈴井さんに言ってたよ。「『(ピー)』の仕事、一緒にやろうぜ」って。

鈴井 マジでー(苦笑)。いや、笑ってますけど、本当にこうやって始まることがあるんですよ。どこまでが冗談で、どこまでが本気なのやら……。

 あの人、結構本気だからねえ。3年後とかのインタビューで、「あの時のあの電話がコレだったんですね」なんてなりかねません(苦笑)。それにしても、何をぶっちゃければいいのやら。

鈴井 それじゃあ、ゲームバランスに関するぶっちゃけ話を1つ。最高の難易度である“究極の譜面”については、間さんや僕がクリアできなかったり、いいスコアが出せなかったりするくらい難しいものもあります。“基本の譜面”と“熟練の譜面”までは僕たちも口出しをして、音楽ゲームがそれほど得意でない人でも気持ちよく遊べるように調整をしたんですけど、“究極の譜面”については、音楽ゲームに詳しいスタッフに判断をまかせました。もちろん、丸投げではなく、ちゃんと曲のよさやテンポを生かしたバランスになっているのかはチェックをしましたけど、たとえ僕がクリアできなくてもオッケーとする形にしました。

 『FF』シリーズのファンにも音楽ゲームのファンにも、両方に喜んでほしいですからね。音楽ゲームが好きな方には、自分の腕を磨いて高難易度の曲に挑んでほしいです。そして『FF』が好きな方には、キャラクターを選んでパーティを編成してアビリティを選んで、そういう戦術性をもってチャレンジしてもらえればと思います。

鈴井 あとはこぼれ話として、『シアトリズム』というタイトルの由来についてお話しましょうか。

 これは野村の命名なんですよ。『FF』関連作品として、野村にはいろいろとアドバイスをもらっているんですが、このタイトルもその1つです。

鈴井 とても真剣に考えていただいた名前で、僕も大好きです。

 わかりやすいですよね。THEATER(劇場)+RHYTHM(リズム)でTHEATRHYTHM(シアトリズム)。音と映像と、我々が一番こだわらなきゃと思っていた部分が入っていますし。

鈴井 タイトル自体にテーマが入っていて、言ってみれば「お前ら、ここから外れずに作れよ」という野村哲也さんからのメッセージも込められているような気がします(笑)。

――ちなみに、クリア後に遊べる隠し曲などはあるんでしょうか?

鈴井 もちろん、何曲か用意しています。1つだけサービスとして明かしますと、“妖星乱舞(『FFVI』の最終ボスの曲)”がありますね。この曲は個人的にとても思い出深い曲で、コンサートの際にアンコール曲として演奏されたんですよ。そうしたら、それまでちゃんと座って聴いていたみなさんが、「キャーッ!!」てすごい歓声をあげまして! 僕も好きな曲ですけど、とにかくみんながワクワクしているのが伝わってきて、これはもうヤバイなと。「妖星乱舞」を入れなかったら怒られるなと(笑)。ただ、曲自体が非常に長いので、ほかの曲とのバランスをどうするかすごく悩んだんですけど、結局“妖星乱舞”だけは長い時間にしました。もともと全四楽章で10分以上の曲なので、どうしても楽章を選ばざるをえなかったんですけど、かなりロングバージョンです。

 鈴井さんに「フルで10分以上にしたらどう?」とはさすがに言えませんでした(苦笑)。

鈴井 純粋に容量が足りないんですよ。CDレベルの最高レートの音源でやると、とにかく容量を食うので。10分以上の曲を入れると、2分の曲が何曲も入らなくなってしまうわけで。それに、実際に遊ぶ人もそんなに長時間は耐えられないかもしれません。

 その耐えられない感がおもしろいというか、クリアすること自体がすごいというか。そういうのもいいかなって思ったんですけどね。

鈴井 長いと言えば、『ディシディア デュオデシム』のエンディング曲も長くてステキなんですよ。メドレーになっていて、ものすごい数の曲が入っていて!

 あの曲も入れたかったですね。もう、むやみに感動するんですよ。エンディングなのにものすごくテンションが上がる曲なので、いつかはやりたいですね。

鈴井 長い曲を楽章ごとに分けるアイデアなどもあったんですけどね。今回は残念ながら見送りました。あとはぶっちゃけ話として、何か聞きたいことはありますか?

――それではぶっちゃけたところ、『シアトリズム』をシリーズ化する野望などはありますか?

 無邪気に返すと、もちろん、やりたいですね。だからこそ、『シアトリズム ファイナルファンタジー』と、『シアトリズム』を前に持ってきています(笑)。社内でも「『ロマンシング サガ』の音楽でもやりたいよね」なんて声がありましたし。夢が広がりますね!

鈴井 スクウェア・エニックスさんのゲームは名曲ぞろいですからね。仮に別のシリーズタイトルで作るとしたら、それに合わせてインターフェースとかも全部考え直した企画書をどっさりと持っていきますよ(笑)。

――最後に本作に期待するファンへのメッセージをお願いします。

 音楽ゲームとしても『FF』の関連作品としてもしっかりと作っています。プレイした感覚はちゃんと『FF』になっていると思うので、安心して遊んでください。

鈴井 とにかく全力投球しました! 遊んだ人を絶対に裏切らないゲームになったと思います。音楽ゲームのファンも『FF』のファンも、どのお客さんにとっても楽しめるソフトになったと思うので、末永く遊んでもらえるとうれしいですね。


[CHECK]歴代の開発スタッフが登場するスペシャル動画も必見!

 本作の公式サイトの“スペシャル”では、壁紙やスクリーンセーバー、ツイッター用のアイコンなど、さまざまなコンテンツが用意されています。その中でも必見なのが、歴代の『FF』シリーズ開発スタッフが実際に『シアトリズム FF』をプレイしてコメントを寄せるスペシャル動画です。この動画は“NINTENDO3DS CONFERENCE2011”というタイトルが示すとおり、2011年に行われたニンテンドー3DSカンファレンスで使われたもの。マジメに作られているかと思いきや、開発スタッフの方々の遊び心がたっぷりと詰め込まれていて、動画のラストにはしっかりオチもついてます(笑)。ホントに楽しいノリで見られる動画なので、ぜひチェックしてみてください!

▲田中弘道さん、河津秋敏さん、北瀬佳範さんなど、『FF』シリーズに携わった開発スタッフが『シアトリズム FF』をプレイ! ちなみに、撮影やインタビューを行っているのは間プロデューサーですが、途中で本作のクリエイティブプロデューサーの野村哲也さんが乱入するハプニングも!?

[CHECK]期間限定のスペシャルサイトがオープン! キャラを育てて山ちゃんを倒せ!!

 本作の発売を記念して、期間限定(2012年2月10日から3月30日まで)のスペシャルサイト 『ソーシャル・シアトリズム』がオープンしました! ここではお気に入りのキャラクターを育てていくゲームが用意されているんですけど、そこで重要になるのがツイッターやフェイスブックといったSNSでの活動です。キャラクターのパラメータはSNSの利用状況(友だちの数や発言数など)によって決まるので、ついつい普段より頻繁にコメントを書いてしまうことに(笑)。ちなみに、敵と戦って経験値を稼ぎ、レベルアップしてキャラクターを強くすることもできるので、そんなにSNSを利用していない人でもご安心を!

 さて、ゲームのモードは2種類で、友だちと戦って経験値を稼ぐ“トレーニングモード”と、ボムやモルボルといった『FF』シリーズでおなじみのモンスターと戦う“モンスターモード”があります。どちらのモードもオートでのバトルとなるので、ちゃんとキャラクターを育てておくことが大事です。“モンスターモード”の最終ボスは、南海キャンディーズの山ちゃん(山里亮太)となっており、クリアしたごほうびとして、抽選で3名に3DS本体がプレゼントされるキャンペーンも行われています。ちなみに、バトル中の音楽は何種類か用意されているので、何度も遊ぶと意外な名曲に巡りあえるかもしれません!

 ちなみに今後は、テレビCMの動画や驚きのゲストが登場する動画など、スペシャルサイトだけのユニークなコンテンツが公開されるとのこと。バトルでキャラクターを育てつつ、定期的にサイトをチェックするのがオススメです!

▲敵とのバトルはオートで展開。SNS上で仲間を増やしたり、サイト内でバトルをしてレベルアップしたりして、最終ボスの山ちゃんを倒せ! ちくちくとレベルを上げていくのが楽しいですよ!!

(C)2012 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Right Reserved. Developed by indieszero Co.,Ltd.

データ

▼『THEATRHYTHM FINAL FANTASY(シアトリズム ファイナルファンタジー)』
■メーカー:スクウェア・エニックス
■対応機種:3DS
■ジャンル:アクション
■発売日:2012年2月16日
■希望小売価格:5,800円+税

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